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Git・GitHub完全入門 | [第3回]: GitHubアカウントを作成しよう

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1️⃣ はじめに:GitHubはなぜ全エンジニアに必要か?

最近、私のチームに新しくジョインした若手エンジニアからこんな質問がありました。

「GitHubってポートフォリオだけに使うものじゃないんですか?」

たしかに、学生時代にはポートフォリオの公開としてのイメージが強いかもしれません。ですが、実務レベルになると、**GitHubは開発・レビュー・自動化・運用までを担う、まさに"エンジニアの作業場そのもの"**となります。

  • ✅ バージョン管理ツール(Git)と連携
  • ✅ Pull Requestでコードレビュー
  • ✅ CI/CDの自動化(GitHub Actions)
  • ✅ ドキュメント管理、課題管理(Issue, Project Board)

本記事では、「ただのアカウント作成」ではなく、現場で即戦力として使えるGitHubの第一歩を徹底解説します。


2️⃣ GitHubとは?エンジニアの目線で理解する

■ Git vs GitHubの違いを明確に

項目 Git GitHub
役割 ローカルのバージョン管理 クラウドでのコード共有・管理
動作場所 各開発者のPC内 インターネット上のWebサービス
主な操作 git add, git commitなど リポジトリ作成、Issue登録、PR送信など

Gitが筆記用具だとすれば、GitHubはそれを使って執筆・編集・共有する「共同作業の場」と言えます。

■ GitHubの主な機能

  • 🌐 Public/Privateリポジトリ
  • 🔍 コード検索・ナビゲーション(ブレイムや履歴など)
  • 🛠 コードレビュー機能(Pull Request)
  • 📈 アクティビティの可視化(Insights, Graph)
  • ⚙️ CI/CD自動化(Actions)
  • 📋 Issue・Wiki・Project機能でタスクやドキュメント管理

これらが一つのUIに統合されており、DevOpsやチーム開発において圧倒的に便利です。


3️⃣ GitHubアカウントを実際に作成してみよう

ここからは、GitHubのアカウントをゼロから作成し、最初のリポジトリまで操作する流れを、画面イメージ・Tips付きで詳しく解説します。

🔸 ステップ①:GitHubのサイトにアクセス

公式URL: https://github.com

右上の「Sign up」ボタンをクリック。

🔸 ステップ②:ユーザー情報の入力

項目 補足
Username 他の人と重複不可。今後のURLに使われるため、慎重に決めるのがおすすめ(例:suzuki-dev
Email Gitのコミットログや通知先にも使われる。
Password 12文字以上+記号入りの強力なパスワードを推奨。

Tips:
あとで2FA(二段階認証)を有効にしておくと、セキュリティ強化につながります。

🔸 ステップ③:ロボットでない確認&メール認証

登録直後、GitHubから確認メールが届きます。リンクをクリックして認証を完了しましょう。


4️⃣ 現場で使える:最初のリポジトリ作成とPush体験

🔹 ステップ①:新しいリポジトリを作る

ログイン後、右上の「+」 →「New repository」

項目 推奨設定
Repository name my-first-repo
Description "GitHub初体験用リポジトリ" など
Public/Private 個人であればどちらでもOK(後から変更可)
Initialize with README ✅ チェックを推奨

📌 Point:
READMEを初期化しておくと、クローン時にファイルが入っているため操作がスムーズです。


🔹 ステップ②:ローカルで操作してPushする

1. クローンして中に入る

git clone https://github.com/<ユーザー名>/my-first-repo.git
cd my-first-repo

2. ファイルを追加してコミット

echo "Hello GitHub!" > hello.txt
git add hello.txt
git commit -m "初めてのファイル追加"

3. リモートにPush

git push origin main

🎉 これでGitHubに初めてのコードがPushされました!


5️⃣ 現場Tips:よくあるエラー&その対処法

エラー 状況 対処方法
Permission denied (publickey) SSH未設定 ssh-keygen → 公開鍵をGitHubに追加
fatal: Authentication failed パスワード入力ミス Tokenベース認証 or GitHub CLIを使う
403 error 権限エラー リポジトリのPublic/Private確認・コラボレーター設定

✅ GitHub CLI(gh auth login)を使うと、ブラウザ連携でよりスムーズに認証できます。


6️⃣ GitHubをもっと活用したい人へ:発展的な使い方

🌟 GitHub Pagesでポートフォリオサイトを公開

Markdownで書いたREADMEや静的HTMLをWebサイトとして公開可能。

gh repo create my-site --public --source=. --push

🔁 GitHub ActionsでCI/CDを自動化

# .github/workflows/ci.yml
name: Node.js CI
on: [push]
jobs:
  build:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
    - uses: actions/checkout@v3
    - uses: actions/setup-node@v3
      with:
        node-version: '18'
    - run: npm install
    - run: npm test

✅ テスト・デプロイをPushに合わせて自動で実行!

🗂️ Issueテンプレートで開発の質を向上

.github/ISSUE_TEMPLATE/bug_report.md などを整備すると、チームでの報告が標準化されます。


7️⃣ まとめ:GitHubは「ただのリポジトリ」ではない

GitHubは「コードの置き場」ではなく、開発サイクルを支える中核です。

メリット デメリット
✔ 豊富な機能とオープン性 UIが多機能すぎて最初は戸惑う
✔ 世界中のOSSと連携可能 英語ベースなので慣れが必要

とはいえ、**「触ればわかる」**のがGitHubの良さ。まずはアカウントを作成して、Push体験してみましょう!


🎁 おまけ資料・リンク集


📣 あなたの「最初のPush」を応援します。

不明点やエラーが出た方は、ぜひコメントでご相談ください!

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