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ミニプロジェクト10連発 | [第10回]: GitHubに作品をアップロード

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1. はじめに:コードを書くだけではもったいない

開発したアプリやツール、ちょっとしたスクリプト。「とりあえず手元に置いておこう」と思ってローカルに眠らせたままになっていませんか?

それ、とてももったいないです。

GitHubに公開することで、

  • 他のエンジニアとの知識共有
  • ポートフォリオとしての活用
  • 他者からのフィードバック
  • 転職や副業のチャンスにもつながる

といった多くのメリットがあります。

本記事では、ローカルで作った作品をGitHubにアップロードし、READMEを整備して、世界に発信するまでの一連の流れを実例付きで詳しく解説します。


2. GitHubとは何か?エンジニアのための“作品発信プラットフォーム”

GitHubは、ソースコードのバージョン管理と共同開発を可能にするGitリポジトリのホスティングサービスです。

  • Git = 履歴管理の仕組み(ローカル)
  • GitHub = それをオンラインで共有できる場所

特に最近は、エンジニアのポートフォリオとしての役割が強く、就職・転職時のアピール材料としても非常に有効です。


3. 実践:ローカルプロジェクトをGitHubにアップロードする手順

今回は以下の簡単なNode.jsのCLIツールを例に説明します。

✅ ステップ1:プロジェクトを用意

mkdir hello-cli
cd hello-cli
npm init -y
touch index.js
// index.js
console.log("Hello, world!");

✅ ステップ2:Gitリポジトリを初期化

git init
git add .
git commit -m "初回コミット"

✅ ステップ3:GitHubで新しいリポジトリを作成

  1. GitHubにログイン
  2. 「New Repository」をクリック
  3. 任意の名前・説明を入力して「Create Repository」

✅ ステップ4:GitHubとローカルを接続

git remote add origin https://github.com/<ユーザー名>/<リポジトリ名>.git
git branch -M main
git push -u origin main

✅ ステップ5:READMEを追加して見栄えを整える

# Hello CLI

シンプルなNode.js CLIツール。`Hello, world!` を出力します。

## 使い方

```bash
node index.js

ライセンス

MIT


---

## 4. よくあるつまずきポイントと実務でのTips

### ❌ pushできない → `main` ブランチが存在しない

```bash
git branch -M main

で解決できます。

❌ remoteが登録されていない

git remote -v

で確認、必要なら

git remote add origin ...

✅ 実務でのポイント

  • .gitignore を活用して node_modules.env を除外する
  • 初期コミットでは README やライセンスファイルも入れておくと印象が良い
  • releasestags を活用すると後で見返しやすい

5. さらに一歩先へ:GitHub PagesやActionsで自動公開

🌐 GitHub PagesでWeb公開

静的サイトなら簡単にホスティングできます。

npm install -g serve
serve .

より本格的に公開するなら、gh-pagesブランチを使ってデプロイ。

⚙️ GitHub ActionsでCI/CDを組む

テストやデプロイを自動化することで、開発体験が劇的に向上します。

# .github/workflows/nodejs.yml
name: Node.js CI

on:
  push:
    branches: [main]

jobs:
  build:
    runs-on: ubuntu-latest
    steps:
    - uses: actions/checkout@v2
    - name: Set up Node.js
      uses: actions/setup-node@v2
      with:
        node-version: '18'
    - run: npm install
    - run: npm test

6. まとめ:GitHubは「見せる」開発の第一歩

✅ メリット

  • 作品を可視化できる
  • フィードバックがもらえる
  • ポートフォリオとして活用可能

⚠️ デメリット

  • ソースコードを公開する不安(→ .gitignore, .env, ライセンス設定などで対策)

🔮 最後に:次のステップ

このシリーズ「ミニプロジェクト10連発」では、実際に動く小さなアプリやツールを通じて、**“やってみたくなる開発”**を紹介していきます。

次回は「エラー対応マスター」を予定しています。
GitHubにアップしたくなるようなプロジェクトを、一緒に作っていきましょう!

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