前書き
GooglePlayで最近人力での審査が入るようになったり、8月にポリシーが更新されたことなどからか、
アプリの公開に数時間かかったり、気づいたらリジェクトされていたりという話をちらほら聞きます。
「アプリの公開はなるべく早くしてほしい!」
「公開日に突然リジェクトされるのは困る!」
そんな時は時間指定公開を利用しましょう
ただこの機能、利用するには非常に戸惑うポイントが何箇所かありまして、
難解な公式ドキュメントを読み漁り、試行錯誤した結果を同じように戸惑っている方の一助になればと思いここに記します。
時間指定公開を有効にするには
「ストアの掲載情報」のページ下部にある時間指定公開をオンにすることで有効化されます。
時間指定公開が有効な場合、GooglePlayConsoleの各画面上部に「時間指定公開」の表示が出ます。
ストア掲載情報の変更などを行うと、ページ下部にある「アップロードを送信」ボタンが有効になります。
アップロード送信完了後、ページ上部の公開ボタンが有効になりこのボタンを押下するとストアに反映されます。
アップデートの送信後、公開可能になるまで多少時間がかかる様ですが
「アプリ内サービス」の管理対象のアイテムの更新などは即時更新となっています。
「管理対象のアイテム」画面上部にこの様な表示がでます。
時間指定公開というネーミングの罠
時間指定公開設定は「時間」を「指定」して「公開」できる機能ではありません。
通常の公開はアップロード→公開が一連の流れで行われ、このアップロードの段階で審査が行われているようです。
なので、標準公開では公開までに時間がかかったり、リジェクトされたりするわけですね。
一方、時間指定公開はアップロードだけを事前に行い公開は任意のタイミングで行えるようにする機能です。
感覚的にはAppStoreへの申請のイメージに近いかと思います。
変更ログの罠(2019/11/27更新)
内部テストの作成、内部テストからクローズテスト、クローズテストから製品版への移行などリリースに関わる操作は一切変更ログには残りません。
リリースページの上部にはしっかりと「時間指定公開」の状態になっているのに、
変更ログには一切残らない為とても不安になりますがページ上部にある公開ボタンを押さない限り公開される事はありません。
リリースの作成や移行などが変更ログに記載されるようになっていました!
安心してリリースを作成してください。
怖すぎる文言の罠
製品版リリースを作成した際、最終確認のボタンがの文言が通常通り「確認して公開」のままになっています。(とても怖い)
が、ページ上部にある公開ボタンを押さない限り公開されません。
安心して確認と公開を行ってください(公開されません)
余談ですが、「これは日本語訳がおかしいのだろう🤔」と思い
英語版のGppglePlayConsoleを確認してみたら「Production rollout(製品版の展開)」でした😇
アップデートの送信が押せない罠
リリースの公開を行った場合はページ下部の「アップデートを送信」ボタンは特に有効にならないようです。
リリースの公開=アップデートの送信ということでしょうか。
試しに「ストアの掲載情報」からアプリの説明文を変更した場合は「アップデートを送信」ボタンが有効化されていました。
時間指定設定をオンにした状態で何らかの変更を行うと、時間指定公開をOFFできないので注意が必要です
リリース公開後、アップデートを送信が押せないことに戸惑っていたら15分程してから公開ボタンが有効になり押せるようになっていました。
通常のアプリ公開でもGooglePlayの反映は大体5分〜15分程(当社調べ)なので
今回は審査の対象にならなかったのかもしれません(謎)
まとめ
文言など戸惑うポイントはあるかと思いますが基本的に
ページ上部に「時間指定公開」と表示されている。(時間指定公開が有効になっている)
「公開」ボタンを押さない限り公開されない。(他のボタンに公開と書いてあっても)
以上のことを頭に入れておけば問題ないかと思います。
今回のアプリはそもそも公開で何日も待たさせるという事がなかったので、
アップロードから公開可能になるまでの時間がかかるパターンが検証できませんでしたが
上のドキュメントのスクショにもある通り3日以上の余裕を持ってアップロードの送信を行ってくださいとのことです。
今後はAndroid向けアプリも余裕を持ったリリーススケジュールで行っていきましょう!(3敗)
ちょっとした不安点
変更ログのダイアログの右下も公開なのは怖いからやめてほしい(間違えて押しそう)
一度時間指定公開にした場合は次回も時間指定公開をデフォルトにしてほしい(時間指定公開にしてると勘違いして通常公開にしてしまいそう)