はじめに
本稿は社会人学生Advent Calender 2024の17日目の記事としてお送りします!
こんばんは。孔明(Twitter)です。同アドカレ1日目のアロアさんからお誘いを受け、せっかくの機会なので今年から社会人Dにチャレンジした進路についてご紹介(と懺悔)を記しておこうと思います。
しっかり技術系の記事ではないのですが、僕がスマホから記事を書けるよきプラットフォームがないのと、ITエンジニアのキャリアの一例として…という建て付けを思いついたのでQiita記事として書いています!ご容赦!!
ざっくり経歴
思い返せば昔からロボットが好きで、ロボ作りに特化したような進路でした。
- 高専本科: 高専ロボコンでメカから外装までほぼ全ジャンルを広く浅く作ってました。
- 高専専攻科: 研究室でつくばチャレンジに出て、主にLiDARを使って路面を見分けるための研究をしてました。
- 大学院(修士): 専攻科のあとに就職と悩んだのですが、楽しそうだからの理由でヘビ型ロボットの研究室に進みました。
- ITエンジニア: 新卒でIT企業に就職し、IT系のエンジニアとしてごはんを食べています。IT屋さんを選んだのは単に「業界…というか会社の雰囲気が良かったから」でした。メカもエレキも好きです。
- そしてITエンジニア(フルタイム) 兼 社会人D←いまここ
なぜ社会人Dに?
上に書いた大学院入学がちょうどコロナ流行りはじめのタイミングでした。入学式の直前に東京ロックダウン、みたいなあたりのタイムリーさです。これにより、在学期間中はほとんどラボに通わず、リモートで研究をしていました(後半の頃は通おうと思えば行けるくらいには緩和されてましたが、諸々の安心最優先で結局リモートしてました…ちょっと悔やまれます)。
そんな暮らしのまま無事に今の会社で拾ってもらい就活を終えて新卒入社したわけですが、もっと色々作りたかったなーというぼんやりした思いがあり、趣味でヘビ型ロボットをフルスクラッチしてTwitterにあげる暮らしをしていました。
そんなあるとき、修士の頃にお世話になっていた研究室の先生から「君が昔やってた研究の関連で新しい引き合いがあるんだけど、D進で戻ってくるの興味ない?」との連絡を受けます。昔できなかった研究生活のリベンジをしたいきもちと、それなら会社やめるか…?いやでも生活費は…?などの思いが錯綜した結果、「社会人Dとしてでも受け入れていただけるのであれば!」の結論に落ち着きました。そして入試や社内への相談などなどを経て今に至ります。
やってみて…
良くなかったこと
先に良くなかったことを挙げてしまうのですが、無限に時間と体力が足りない!! 全てこれに尽きます。20代後半に差し掛かり自分で引くほど可処分時間と体力が減りました。比較的平和に労働しているはずなのですが、夜になると思ったように頭も体も回りません🫠🫠
昔のように徹夜ができない…程度ならまだしもちょこっとスケジュール詰めただけでさくっと力尽きて色々な計画が破綻します。日中の忙しさも昔よりクリティカルに体力に効きますね。研究、一向に進捗が出ません。歯痒い…来年こそは生活を見直して立て直したいです…(でもこれ毎月ずっと言ってるんですよね🫠)
日中のおしごと、今よりもっと穏やかになったら嬉しいな
良かったこと
最先端のロボット研究!たのしい!!ロマンがある! やっぱりロボットの研究は楽しいです。ITのお仕事と違って物理的な実態があって色んな要素が絡みます。
ヘビロボでやりたいこと、ヘビロボならではのやれることも無数にあります。たのしい。まだ世の中にないものを切り拓くロマンでしか摂れない栄養がありますよね。来年こそもっとラボに安定して通える暮らしを手に入れるんだーーーーーー
あとこれは「ストレートなD進と比べて」良かったことですが、金銭的な心配も薄いです。フルタイムで働いているのでそれはそう、の声もありそうですが、社会人Dとしての進学を許していただいた弊社各位には頭が上がりません。
特に直属の上司は色々と奔走していただいたそうで…ありがとうございました…
当然ですが就職の心配もありません。働いてるので。この先どうなるんだ生きていけるのか的な不安がないのは精神衛生的にとても良いことだと思います(ロボ系のDは他分野と比較して就職有利とも聞くので元から心配少ないかも、ですけどね)
懺悔
色々な研究アドバイスや諸々のお膳立てなど、研究室の先生には非常ーーーーーーーーに世話にお世話になっております。遅々として進まない現状でも根気強くご指導いただき頭が上がらない現状、己の力不足を日々痛感しています、申し訳ありません…徐々にでも進めていけるように、口先だけにならないように頑張りたい気持ちです。
おわりに
いかがでしたか?万人に薦められるキャリア、とは全く思いませんが、もし似たような境遇で悩んでいる方に向けて、何かの一助になれば幸いです。
最後に研究室および弊社にてお世話になっている各位へのお礼で本稿は終わりたいと思います。ありがとうございました!!!!!