はじめに
Healing Agent(以下はHAと略称します)の動作の仕方は、UiPathのStudio、OrchestratorとAutomation Opsにて制御できます。それに、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」の設定により、有人実行(以下はARと略称します)、無人実行(以下はURと略称します)は、それぞれHAの動作が異なるため、本記事は、各ケースを組み合わせを検証した結果を共有したいと思います。
HAの制御に関する設定箇所
上図のように、設定箇所が複数あり、組み合わせが多様なため、今回はAutomation Opsの制御を除外し、Studio、Orchestratorの設定の組み合わせによる動作変化のみ確認します。Automation Opsの制御を除外するというのは、HAの動作にAutomation Opsのポリシーを適用しないことです。
それにしても、StudioのHAモード(3設定)* Studio実行時エラー発生時ユーザーに確認(2設定)*Orchestrator(3設定)*実行方法(UR・AR 2設定)=36があるため、柔軟に設定の組み合わせができます。
Studio、Orchestratorのセットアップ
HAのセットアップに関する資料は、公式サイトにも載ってありますので、ご参考ください。
Studioの設定画面
Healing Agentモード
Healing Agentモードは、UiPath.UIAutomation.Activities 2025.10.2以降、「アプリケーション/ブラウンを使用」とモダンUiAutomationアクティビティのプロパティとして新たに追加されました。
「アプリケーション/ブラウンを使用」には、「ジョブの設定を継承」「無効」「推奨のみ」という3つの選択肢があります。その他のUiAutomationのアクティビティビは、上記3つに加え「アプリ/ブラウンと同一」という設定があすため、アプリ/ブラウザ全体を同一のモードにすることができます。
実行時エラー発生時ユーザーに確認
「実行時エラー発生時ユーザーに確認」はStudio 24.10の新機能による設定メニューです。プロジェクト設定のUiAutomationモダンタグで設定することができます。
デフォルトがFALSEですが、実行時の値をTRUEにすると、AR実行時にUI関連のエラーが出たら以下の画面が表示されます。AR実行者は、ご自身のニーズに沿って修復の戦略を選べます。
一方で、UR実行において、この値をTrueにしても上記画面が表示されません。
Orchestratorの設定画面
プロセスのデプロイ、または「ジョブを開始」の画面で、HAの動作を設定することができます。Healing Agentを有効化のトグル、及び自己修復のチェックボックスがあります。
「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をFALSEにする場合
「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をFALSEにする場合は、実行時エラーの際に上記画面がでないため、UR・ARの動作は一緒です。この状態で、StudioとOrchestrator設定の組み合わせによる動作変化を確認します。
①StudioのHAモードが無効の場合
結論を言うと、StudioのHAモードが無効の場合は、Orchestratorの設定を問わず、HAが動作しないことになっています。つまり、Studioのプロパティ設定の優先度は、Orchestratorの設定より高いです。
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | HAの動作 |
---|---|---|
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF | 動作しない |
具体的に、ジョブのログ画面で、HAのタグが出ておらず、ログにもHAが修復した様子もなかったのですね。
②StudioのHAモードが推奨事項のみの場合
この場合も、基本的にStudioの設定が優先的に適用されますが、Orchestratorのほうで無効化すれば、HAが動作しないことがわかりました。
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | HAの動作 |
---|---|---|
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 推奨するが、修復しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 推奨するが、修復しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF | 推奨しないし、修復もしない |
具体的に、ジョブのログ画面は以下のようになります。HAタグでデバッグファイルが出力されます。
③StudioのHAモードがジョブの設定を継承する場合
このモードは、もちろんOrchestratorの動作と一緒です。
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | HAの動作 |
---|---|---|
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化ON・自己修復 ON | 修復する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化ON・自己修復 OFF | 推奨するが、修復しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF | 修復しない |
④小結論
AR・URにもかかわらず、StudioにおけるUiAutomationアクティビティのプロパティのHAモードの設定は、Orchestratorの設定より優先的に適用されます。
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | HAの動作 |
---|---|---|
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 推奨するが、修復しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 推奨するが、修復しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF | 推奨も修復もしない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化ON・自己修復 ON | 修復する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化ON・自己修復 OFF | 推奨するが、修復しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF | 修復しない |
「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をTRUEにする場合
「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をTRUEにすると、AR・URの動作が異なります。この設定は、UR実行に影響を及ぼしません。そのため、UR実行の動作は、FALSEの場合と一緒です。一方で、ARの動作は、大幅に違ってくるのです。結論から言うと、この設定をTRUEにする場合は、実行時にエラーが発生したら、Studio及びOrchestratorの設定と関係なく、必ずユーザー確認の画面が表示されます。
①StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定が両方ONの場合
この場合は、実行エラー時に、下記のユーザー確認画面が出てきます。
すでに気づいたかもしれませんが、Studioの設定が無効なので、有効時のユーザー確認画面と変わりますね。
①-1「画面上で手動で指定」
これでStudioのHAモードの無効化により、ユーザー確認で「Autopilotの推奨事項を適用」がでないので修復されないかと思いきや、「画面上で手動で指定」を選択したら、ジョブが成功し、下記のジョブログ画面が出てきました。
「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました」というログが出ており、HAのタグも表示されました。HAタグにおいて、デバッグファイルが出力されましたし、修復方法も「ユーザーによるターゲット指定(Target Indicated by User)」と書いてあります。
つまり、StudioのHAモードを無効にしても、ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択すると、HAが動作することがわかりました。
①-2「無視」
では、「無視」にしたらどうですか?
結果は、HAが動作しません。
②StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定が両方OFFの場合
②-1「画面上で手動で指定」
やはり、StudioとOrchestratorのHAに関する設定をすべて無効化したとしても、AR実行でユーザー確認画面が表示されます。「画面上で手動で指定」すると、ジョブのログ画面が以下のようになります。HAタグが表示されず、デバッグファイルもないにもかかわらず、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というログが出力されました。
②-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
ジョブのログ画面で、HAタグが表示されませんし、ログメッセージもHAに関する記述がなかったため、この設定でHAが動作しないことがわかりました。
③StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合
直接結論を言います。ユーザー確認画面が出て、「画面上で手動で指定」を選択すると、HAは動作します。「無視」すると、HAは動作しません。
④小結論
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | ユーザー確認画面 | HAの動作 |
---|---|---|---|
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
⑤StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定が両方ONの場合
この設定では、「Autopilotの推奨事項を適用」のユーザー選択肢がでてきるので、状況はさらに複雑になります。
⑤-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合
HAは動作します。
まず、HAが動作したというメッセージがありました。
次に、HAタグが表示され、デバッグファイルが出力されました。
⑤-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。
⑤-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑥StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定が両方OFFの場合
この場合は、下記のユーザー確認画面がでます。
「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢はありません。
⑥-1ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
ログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージはありましたが、HAタグとデバッグファイルはありません。
⑥-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑦StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合
この場合は、以下のユーザー確認画面がでます。「Autopilotの推奨事項を適用」は出現しますね。
⑦-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自動修復です。
⑦-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。
⑦-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑧小結論
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | ユーザー確認画面 | HAの動作 |
---|---|---|---|
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
⑨StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定が両方ONの場合
この場合、以下のユーザー確認画面がでます。
⑨-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自動修復です。
⑨-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。
⑨-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑩StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定が両方OFFの場合
この場合は、以下のユーザー確認画面が表示されます。「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢はありません。
⑩-1ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
「画面上で手動で指定」すると、ジョブのログ画面が以下のようになります。HAタグが表示されず、デバッグファイルもないにもかかわらず、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というログが出力されました。
⑩-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑪StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合
この場合は、以下のユーザー確認画面がでます。「Autopilotの推奨事項を適用」は出現します。
⑪-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自己修復です。
⑪-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合
ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。
⑪-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合
HAは動作しません。
⑫小結論
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | ユーザー確認画面 | HAの動作 |
---|---|---|---|
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
終わりに
本記事は、以下の結論に至りました。
まず、StudioにおけるHAモードの設定は、Orchestratorの設定より優先順位が高いです。
次に、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」のオンオフにより、AR・URの動作は異なります。URは、この設定に影響されません。一方で、ARは、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」の実行時の値をTRUEにすることで、ユーザー確認画面が表示されます。なお、ユーザー確認画面は、HAの設定と関係なく、必ず表示されます。ただし、表示の内容は、HAの設定により変わります。
最後に、AR実行に関して、各設定の組み合わせで得た結論は以下の通りです。
Studioの設定 | Orchestratorの設定 | ユーザー確認画面 | HAの動作 |
---|---|---|---|
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
無効 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
無効 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
推奨事項のみ | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 画面上で手動で指定 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON | 無視 | 動作しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし) |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | Autopilotの推奨事項を適用 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 画面上で手動で指定 | 動作する |
ジョブの設定を継承 | Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF | 無視 | 動作しない |
つまり、StudioのHAモードと、OrchestratorのHA設定と、どちら1つを無効にする場合、「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢は出ません。ただし、この状態では、「画面上で手動で指定」を選択すれば、HAは動作します。