3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Healing Agentのガバナンス

Last updated at Posted at 2025-07-08

はじめに

Healing Agent(以下はHAと略称します)の動作の仕方は、UiPathのStudio、OrchestratorとAutomation Opsにて制御できます。それに、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」の設定により、有人実行(以下はARと略称します)、無人実行(以下はURと略称します)は、それぞれHAの動作が異なるため、本記事は、各ケースを組み合わせを検証した結果を共有したいと思います。

HAの制御に関する設定箇所

image.png

上図のように、設定箇所が複数あり、組み合わせが多様なため、今回はAutomation Opsの制御を除外し、Studio、Orchestratorの設定の組み合わせによる動作変化のみ確認します。Automation Opsの制御を除外するというのは、HAの動作にAutomation Opsのポリシーを適用しないことです。

それにしても、StudioのHAモード(3設定)* Studio実行時エラー発生時ユーザーに確認(2設定)*Orchestrator(3設定)*実行方法(UR・AR 2設定)=36があるため、柔軟に設定の組み合わせができます。

Studio、Orchestratorのセットアップ

HAのセットアップに関する資料は、公式サイトにも載ってありますので、ご参考ください。

Studioの設定画面

Healing Agentモード

Healing Agentモードは、UiPath.UIAutomation.Activities 2025.10.2以降、「アプリケーション/ブラウンを使用」とモダンUiAutomationアクティビティのプロパティとして新たに追加されました。

image.png

「アプリケーション/ブラウンを使用」には、「ジョブの設定を継承」「無効」「推奨のみ」という3つの選択肢があります。その他のUiAutomationのアクティビティビは、上記3つに加え「アプリ/ブラウンと同一」という設定があすため、アプリ/ブラウザ全体を同一のモードにすることができます。

実行時エラー発生時ユーザーに確認

「実行時エラー発生時ユーザーに確認」はStudio 24.10の新機能による設定メニューです。プロジェクト設定のUiAutomationモダンタグで設定することができます。

image.png

デフォルトがFALSEですが、実行時の値をTRUEにすると、AR実行時にUI関連のエラーが出たら以下の画面が表示されます。AR実行者は、ご自身のニーズに沿って修復の戦略を選べます。

image.png

一方で、UR実行において、この値をTrueにしても上記画面が表示されません。

Orchestratorの設定画面

プロセスのデプロイ、または「ジョブを開始」の画面で、HAの動作を設定することができます。Healing Agentを有効化のトグル、及び自己修復のチェックボックスがあります。

image.png

「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をFALSEにする場合

「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をFALSEにする場合は、実行時エラーの際に上記画面がでないため、UR・ARの動作は一緒です。この状態で、StudioとOrchestrator設定の組み合わせによる動作変化を確認します。

①StudioのHAモードが無効の場合

image.png

結論を言うと、StudioのHAモードが無効の場合は、Orchestratorの設定を問わず、HAが動作しないことになっています。つまり、Studioのプロパティ設定の優先度は、Orchestratorの設定より高いです。

Studioの設定 Orchestratorの設定 HAの動作
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 動作しない
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 動作しない
無効 Healing Agentを有効化 OFF 動作しない

具体的に、ジョブのログ画面で、HAのタグが出ておらず、ログにもHAが修復した様子もなかったのですね。

image.png

②StudioのHAモードが推奨事項のみの場合

image.png

この場合も、基本的にStudioの設定が優先的に適用されますが、Orchestratorのほうで無効化すれば、HAが動作しないことがわかりました。

Studioの設定 Orchestratorの設定 HAの動作
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 推奨するが、修復しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 推奨するが、修復しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF 推奨しないし、修復もしない

具体的に、ジョブのログ画面は以下のようになります。HAタグでデバッグファイルが出力されます。

image.png

image.png

③StudioのHAモードがジョブの設定を継承する場合

image.png

このモードは、もちろんOrchestratorの動作と一緒です。

Studioの設定 Orchestratorの設定 HAの動作
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化ON・自己修復 ON 修復する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化ON・自己修復 OFF 推奨するが、修復しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF 修復しない

④小結論

AR・URにもかかわらず、StudioにおけるUiAutomationアクティビティのプロパティのHAモードの設定は、Orchestratorの設定より優先的に適用されます。

Studioの設定 Orchestratorの設定 HAの動作
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 動作しない
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 動作しない
無効 Healing Agentを有効化 OFF 動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 推奨するが、修復しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 推奨するが、修復しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF 推奨も修復もしない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化ON・自己修復 ON 修復する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化ON・自己修復 OFF 推奨するが、修復しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF 修復しない

「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をTRUEにする場合

「実行時エラー発生時ユーザーに確認」をTRUEにすると、AR・URの動作が異なります。この設定は、UR実行に影響を及ぼしません。そのため、UR実行の動作は、FALSEの場合と一緒です。一方で、ARの動作は、大幅に違ってくるのです。結論から言うと、この設定をTRUEにする場合は、実行時にエラーが発生したら、Studio及びOrchestratorの設定と関係なく、必ずユーザー確認の画面が表示されます。

①StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定が両方ONの場合

この場合は、実行エラー時に、下記のユーザー確認画面が出てきます。

image.png

すでに気づいたかもしれませんが、Studioの設定が無効なので、有効時のユーザー確認画面と変わりますね。

image.png

①-1「画面上で手動で指定」

これでStudioのHAモードの無効化により、ユーザー確認で「Autopilotの推奨事項を適用」がでないので修復されないかと思いきや、「画面上で手動で指定」を選択したら、ジョブが成功し、下記のジョブログ画面が出てきました。

image.png

「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました」というログが出ており、HAのタグも表示されました。HAタグにおいて、デバッグファイルが出力されましたし、修復方法も「ユーザーによるターゲット指定(Target Indicated by User)」と書いてあります。

image.png

つまり、StudioのHAモードを無効にしても、ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択すると、HAが動作することがわかりました。

①-2「無視」

では、「無視」にしたらどうですか?

image.png

結果は、HAが動作しません。

image.png

②StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定が両方OFFの場合

②-1「画面上で手動で指定」

やはり、StudioとOrchestratorのHAに関する設定をすべて無効化したとしても、AR実行でユーザー確認画面が表示されます。「画面上で手動で指定」すると、ジョブのログ画面が以下のようになります。HAタグが表示されず、デバッグファイルもないにもかかわらず、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というログが出力されました。

image.png

②-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

image.png

ジョブのログ画面で、HAタグが表示されませんし、ログメッセージもHAに関する記述がなかったため、この設定でHAが動作しないことがわかりました。

③StudioのHAモードが無効、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合

直接結論を言います。ユーザー確認画面が出て、「画面上で手動で指定」を選択すると、HAは動作します。「無視」すると、HAは動作しません。

④小結論

Studioの設定 Orchestratorの設定 ユーザー確認画面 HAの動作
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
無効 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
無効 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない

⑤StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定が両方ONの場合

この設定では、「Autopilotの推奨事項を適用」のユーザー選択肢がでてきるので、状況はさらに複雑になります。

image.png

⑤-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合

HAは動作します。

まず、HAが動作したというメッセージがありました。

image.png

次に、HAタグが表示され、デバッグファイルが出力されました。

image.png

⑤-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。

image.png

⑤-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑥StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定が両方OFFの場合

この場合は、下記のユーザー確認画面がでます。

image.png

「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢はありません。

⑥-1ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

ログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージはありましたが、HAタグとデバッグファイルはありません。

image.png

⑥-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑦StudioのHAモードが推奨事項のみ、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合

この場合は、以下のユーザー確認画面がでます。「Autopilotの推奨事項を適用」は出現しますね。

image.png

⑦-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自動修復です。

image.png

⑦-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。

image.png

image.png

⑦-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑧小結論

Studioの設定 Orchestratorの設定 ユーザー確認画面 HAの動作
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON Autopilotの推奨事項を適用   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF Autopilotの推奨事項を適用   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない

⑨StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定が両方ONの場合

この場合、以下のユーザー確認画面がでます。

image.png

⑨-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自動修復です。

image.png

⑨-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。

image.png

⑨-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑩StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定が両方OFFの場合

この場合は、以下のユーザー確認画面が表示されます。「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢はありません。

image.png

⑩-1ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

「画面上で手動で指定」すると、ジョブのログ画面が以下のようになります。HAタグが表示されず、デバッグファイルもないにもかかわらず、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というログが出力されました。

image.png

⑩-2ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑪StudioのHAモードが「ジョブの設定を継承」、Orchestratorの設定がHA有効化ON・自己修復OFFの場合

この場合は、以下のユーザー確認画面がでます。「Autopilotの推奨事項を適用」は出現します。

image.png

⑪-1ユーザー確認画面で「Autopilotの推奨事項を適用」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、自己修復です。

image.png

⑪-2ユーザー確認画面で「画面上で手動で指定」を選択する場合

ジョブログに、「Healing Agent によりアクティビティが正常に回復されました。」というメッセージもあれば、HAタグとデバッグファイルもあるため、HAは動作したと結論をつけましょう。なお、修復方法は、ユーザーによるターゲット指定です。

image.png

⑪-3ユーザー確認画面で「無視」を選択する場合

HAは動作しません。

⑫小結論

Studioの設定 Orchestratorの設定 ユーザー確認画面 HAの動作
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON Autopilotの推奨事項を適用   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF Autopilotの推奨事項を適用   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない

終わりに

本記事は、以下の結論に至りました。

まず、StudioにおけるHAモードの設定は、Orchestratorの設定より優先順位が高いです。

次に、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」のオンオフにより、AR・URの動作は異なります。URは、この設定に影響されません。一方で、ARは、「実行時エラー発生時ユーザーに確認」の実行時の値をTRUEにすることで、ユーザー確認画面が表示されます。なお、ユーザー確認画面は、HAの設定と関係なく、必ず表示されます。ただし、表示の内容は、HAの設定により変わります。

最後に、AR実行に関して、各設定の組み合わせで得た結論は以下の通りです。

Studioの設定 Orchestratorの設定 ユーザー確認画面 HAの動作
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
無効 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
無効 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
無効 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON Autopilotの推奨事項を適用   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF Autopilotの推奨事項を適用   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
推奨事項のみ Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON Autopilotの推奨事項を適用   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 画面上で手動で指定   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 ON 無視   動作しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   ログは出力されるが、HAタグは表示されない(デバッグファイルなし)
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 OFF ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF Autopilotの推奨事項を適用   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 画面上で手動で指定   動作する
ジョブの設定を継承 Healing Agentを有効化 ON ・ 自己修復 OFF 無視   動作しない

つまり、StudioのHAモードと、OrchestratorのHA設定と、どちら1つを無効にする場合、「Autopilotの推奨事項を適用」という選択肢は出ません。ただし、この状態では、「画面上で手動で指定」を選択すれば、HAは動作します。 

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?