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git log をよしなに整形してコミットツリーを可視化する

Last updated at Posted at 2019-07-24

完成図がこちら。
スクリーンショット 2019-07-24 20.22.28.png

はじめに

git logを見やすくする方法としては
git log を見やすくする - Qiita
などでも紹介されていますが、git logのオプション整理と勉強も兼ねて、せっかくなので自分でしっくりくるフォーマットにまとめて見ました。

git log にくっつけるオプションたち

コマンド全体はこちら。

$ git log --all --date-order --date=format:"%Y-%m-%d" --graph --format=" <%h> %ad [%an] %C(green)%d%Creset %s"

使用したオプションたちは以下になります。

--all

全ブランチを表示する。

--date-order

コミット順で表示する。
(デフォルトは親子関係を元に表示順が決定される。)

--date=format:"<format>"

dateを指定フォーマットで表示する。

  • %Y : 西暦4桁
  • %y : 西暦2桁
  • %m : 月2桁
  • %d : 日2桁

その他のプレースホルダーはgit help logでご確認ください(丸投げ)。

--graph

コミット履歴をラインで結んで可視化する。

--format="<format>"

コミットログの各情報の表示/非表示やフォーマットを指定する。

  • %H : コミットハッシュ
  • %h : コミットハッシュ(短縮版)
  • %ad : Authorの日付
  • %an : Authorの名前
  • %d : HEADとブランチ
  • %s : コミットメッセージ(の1行目)
  • %C(<color> <style>) : 表示色のフォーマットを指定する。
    • <color> : normal, black, red, green, yellow, blue, magenta, cyan, white
    • <style> : bold(太字), dim(減光), ul(下線), blink(点滅), reverse(反転)
  • %Creset : 指定した表示色を解除してデフォルトにする。

その他のプレースホルダーはgit help logで略。

aliasに登録

無限回使用するのでaliasに登録しておくと便利です。

git config --global alias.tree 'log --all --date-order --date=format:"%Y-%m-%d" --graph --format=" <%h> %ad [%an] %C(green)%d%Creset %s"'

あとはgit treeとするだけで↑が実行されます。
<format>を極めて僕の/私の考えた最強のtreeコマンドを作ろう!

オチ(蛇足)

そもそも何でこんなこと調べることになったかと言うと、
PC更新にあたってgitのconfigもお引越ししようと思ったのですが、
git config --globalをはじめどこを見てもtreeのaliasが見当たらない、という(しょーもない)ことがキッカケでした。
そもそも息を吸うように使っていたので完全にgit for windowsのデフォルトコマンドだと思い込んでいました。

しかも、確かに冒頭の記事を参考にしたはずなのですが、何故か自分の使用していたフォーマットと微妙に異なる(冒頭の図)。

昔のことすぎて何も思い出せないので、この際一から調べて同じフォーマットを再現しよう、ということになりました。

オチ(隙を生じぬ二段構え)

試しに旧PCでgit help treeと叩いたら

'tree' is aliased to 'log --graph --date-order -C -M --pretty=format:"<%h> %ad [%an] %Cgreen%d%Creset %s" --all --date=short'

と吐き出しました。
一体、いつ、誰が、どこに定義したんだ。。。

諸々調べてた時間とは
改めてmanualページなどをちゃんと読む良い機会になりました。

参考

git help log(manualページ)
git log を見やすくする - Qiita
git logを時間順にソートする
GoogleCloudPlatform/nodejs-docs-samples

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