はじめに
こんにちは、Datadog Japan で Sales Engineer をしている AoTo です。
この投稿は AoTo Advent Calendar 2023 2日目の記事です。
2023年は運営を務める Google Cloud の公式ユーザーグループ「Jagu'e'r(Japan Google Cloud Usergroup for Enterprise)」をはじめ、さまざまな技術コミュニティの活動に参加させていただきました。
年納めとして、本年度の活動を振り返るとともに来年度の抱負をまとめます。
Google Cloud(Jagu'e'r)
Jagu'e'r は日本の Google Cloud 公式ユーザー会として現在は参加企業数:800社以上・参加者数:3000名以上を誇る大規模な技術コミュニティです。Google Cloud に関連する技術・文化・トピックや地域分科会が存在し、現在では合計26の分科会が活動しています。
2023年には GWS Japan User Group や Looker Japan User Group が合流し、公式のユーザー会としては Google Cloud の幅広い技術全体をカバーする様々な活動が魅力です。
2023/11 時点での情報を元に記載しています。
活動
私自身は 2022 年に参加者として Jagu'e'r に参加して以来、LT やパネルディスカッションでの登壇、分科会運営や分科会オーナーとして活動を続けてきました。ここでは聴衆ではなく、登壇者や運営として参加したイベントについてまとめます。
デジタル・クラウド人材育成分科会
デジタル・クラウド人材育成分科会には昨年より運営として携わっており、今年の5月からは運営リード(分科会オーナー)として運営自体の方針決定に関わる立場になりました。
人材育成分科会は30名を超える運営メンバーが所属しており、毎月活発にイベントを開催していますが、運営自体の入れ替わりが激しいのが特徴です。こうした分科会における運営でも、魅力的なイベントを継続的に開催できるよう工夫をこらしてきました。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
2月 | LACO Meet up #9! ~今日から始める!GoogleCloud~ | 運営(裏方) |
2月 | JACO Meet up #11! ~社内で自発的にコミュニティが立ち上がるコツ~ | 運営(裏方) |
4月 | LACO Meet up #10! ~自分を『そそのかす』N個のうまいやりかた~ | 運営(裏方) |
5月 | JACO Meet up #12! ~次世代のエンジニアを育てたい!~ | 運営(裏方) |
5-7月 | コミュニティで学ぼう!Google Cloud Study Jam by Jagu’e’r ~’23 spring~ | 運営(引継) |
6月 | LACO Meet up #11! ~今日から始めるマルチクラウド~ | 運営(メイン)・パネルモデレーター |
8月 | LACO Meet up #12! Study Jam by Jagu'e'r 結果発表会 | 運営(裏方) |
9月 | 人材育成 & AI/ML 分科会 コラボイベント「AI/ML 分野の人材育成 〜AI/ML学習法 | パネルモデレーター |
9月 | 人材育成 × はじめてラウンジ コラボイベント「はじめての LT 大会」 | 運営(裏方) |
10月 | JACO Meet up #13! 「コミュニティ運営を始めよう!~先輩たちの失敗や苦労から学ぼう~」 | 運営(裏方) |
運営(裏方)と記載があるものはイベント運営の主要メンバーではないですが、宣伝も兼ねて記載しています
Observability/SRE 分科会
Observability/SRE 分科会とその運営には Datadog に入社した後に参加しました。イベントの開催頻度は少ないものの、毎回濃い内容のイベントを開催しています。
イベントの運営にはほぼ携われていないですが、運営メンバーの一員として登壇者との調整などを行いました。両イベントには Datadog の先輩である Taka2(@Taka2Noda)さんが登壇されています。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
2月 | Observability/SRE 分科会 【第4回】 | 運営(メンバー) |
7月 | セキュリティ分科会&オブザーバビリティ分科会 コラボイベント | 運営(メンバー) |
クラウドネイティブ分科会
クラウドネイティブ分科会は3,6月に第10,11回目のイベントを開催していました。一時活動が休止していましたが、12月に第12回イベントを開催するということで登壇に挑戦してみることにしました!
今回のテーマは「Cloud Run」についての様々な体験談ということで、ちょうど今年 Qiita で執筆したブログの内容を元に登壇してみることにしました。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
12月 | クラウドネイティブ分科会 第12回 Meet up | 登壇 |
Jagu'e'r 全体イベント
Google Cloud Next ’23 が現地開催となり、Google Cloud Partner Top Engineer 2023 宛にはイベントの無償バウチャーが配布されたため、現地参加を決めました。
初の海外カンファレンスへの参加ということもあり、Jagu'e'r 内での知見を共有していただいたり、同じ境遇の方々にも安心して現地に赴いていただけるよう、Jagu'e'r でも現地参加者イベントを開催しようということになりました。
私は運営リードとして携わり、企画から開催まで1ヶ月弱の中無事ハイブリッド型のイベントを開催し、Google Cloud Next Tokyo ’23 前にも同様にイベントを開催することができました。公式のイベントに関連する Jagu'e'r 内のイベントも、分科会を超えて開催し、来年はさらに大きなイベントに成長させていきたいと考えています。
Jagu'e'r Park は Jagu'e'r 全体の大規模イベントで、年2回開催されます。過去には「Jagu'e'r 総会」という名前で開催されていましたが、2022年の第3回から「Jagu'e'r Park」と名前がリニューアルされ、2023年は Spring が 6月に開催されています。
年末に行われる Jagu'e'r Park Winter では、年次で Jagu'e'r 内で活躍しているメンバーを表彰する Jagu'e'r Award の最終審査であるピッチ大会が開催され、書類審査を勝ち抜けた優秀賞以上の約10名が参加します。今年は出場する権利を獲得したので、このピッチ大会に参加し、Jagu'e'r 愛を語ってきました!1
開催月 | イベント名 | 役割 |
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8月 | Google Cloud Next ’23 San Francisco 現地参加者 Meetup | 運営・登壇 |
10月 | Google Cloud Next ’23 × Jagu'e'r Meetup ~San Francisco to Tokyo~ | 運営・登壇 |
12月 | Jagu'e'r Park '23 Winter | 登壇 |
影響
私自身も Jagu'e'r コミュニティ内で多くの活動に携わりましたが、それ以外にも Jagu'e'r が日本の Google Cloud 関係者に与える影響は日々大きくなっています。
その一例として、特定のテーで開催される Google Cloud Japan の公式イベント、「〇〇 Summit」は Jagu'e'r のメンバーを中心として、「CCoE Summit」や「Generative AI Summit」が開催されました。
私が分科会オーナーを務める人材育成分科会でも、本年度の Partner Award である Google Cloud Partner Top Engineer 2024において、分科会の運営をはじめとする多くの Jagu'e'r メンバーが名を連ねました。
AWS(JAWS-UG, Jr. Champions Meetup)
AWS では言わずと知れた日本のユーザー会である JAWS-UG には、2020年からオンライン勉強会に参加者として多くの学びを得ていました。AWS コミュニティでの活動も視野に入れていた中で、今年は2度登壇の機会をいただきました。
運営にこそ参加できてはいないものの、今後は大好きな AWS に関する自分の興味をアウトプットする場として、登壇の機会を見つけていきたいです。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
8月 | Security-JAWS【第30回】[Security-JAWS DAYS] | 登壇 |
10月 | Storage-JAWS #1 ~Storage-JAWSの夏休み・自由研究!!~ | 登壇 |
さらに今年は、2023 Japan AWS Jr. Champions に選出いただいたため、Jr. Champions が定期的に交流する場としての Jr. Champions Meetup でも多くの経験をさせていただいています。
Meetup は月次で活発に行われており、その他にも Top Engineers や Ambassador の方々をお招きして、勉強会の開催も有志の方の尽力によって開催されています。
NTT DATA 様が主催する AWS Ambassador 向けのクローズドイベントにも Jr. Champions 向けの LT コーナーが設けられ、短い時間ではありますが英語での登壇に挑戦させていただきました。
開催月 | イベント名 | 役割 |
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11月 | NTTデータ様主催 AWS Ambassador Japan Meetup イベント | 登壇(英語) |
Japan AWS Jr.Champions Advent Calendar 2023 では、Jr. Champions の方々による AWS に関連する素晴らしい・面白い記事が投稿されていく予定なので、必見です
Azure(MICUG)
Microsoft のエンジニアさんからお声かけいただき、自身の経験を踏まえて Microsoft Cloud のエンタープライズコミュニティである MICUG においても登壇の機会をいただきました。機械学習 Deep Learning 分科会内でキカガクさんとコラボということで、「リスキリング」をテーマとして個人のスキルアップ方法を焦点に発表とパネルディスカッションをしました。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
6月 | 生成 AI 時代を生き抜く個人のリスキリング戦略 | 登壇 |
今後は、Azure のユーザーコミュニティである JAZUG でも、何か貢献できる機会がないか模索中です。
CloudNative(CloudNative Days, OpenTelemetry, OSS)
一括りで表すのが難しいですが、CNCF(Cloud Native Computing Foundation) 関連の技術を扱う様々なイベントや Meetup にも興味があり、参加者としてはもちろん CfP の挑戦やコミュニティへの貢献を行っていこうと考えています。
今年は CNDF(CloudNative Days Fukuoka) 2023 に CfP を出させていただき、本イベントでの採択は至らなかったものの、東京でのプレイベントでの登壇の機会をいただきました。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
7月 | 【東京開催】CloudNative Days Fukuoka 2023プレイベント in Tokyo | 登壇 |
ちょうど昨日(12/1)に Cloud Native Community Japan のキックオフイベントが開催されましたが、参加登録をしていたものの業務都合で参加できなかったことをここに懺悔します…
他にも10月に OpenTelemetry Meetup が開催され、こちらはオンラインで視聴していましたが、今後は登壇や運営にもご協力できることがあれば…と考えています! OpenTelemetry Advent Calendar 2023 でも関連する様々な方々が多くの知見を共有しているので、必見です。1日目の記事はまさに Meetup の内容でした。
Datadog
最後は私が所属している Datadog の活動です。
Datadog では Datadog が主催する Meetup イベントを不定期に開催しています。コロナ禍もあり、コミュニティイベントやユーザーグループが活発に行われなくなってしまいましたが、今後はユーザーが主導する形でのイベント開催を積極的に支援できればと考えています。
今年は10月に Japan Meetup 2023 Fall という形で、新しくなった Datadog Japan オフィスにユーザーの皆様をお招きしました。様々なユーザーグループを目にしている身としては、ユーザーの方がリードしベンダーのメンバーが支えるという構図で拡大ができれば理想的です。
開催月 | イベント名 | 役割 |
---|---|---|
10月 | Datadog Japan Meetup 2023 Fall | 運営協力 |
Datadog Advent Calendar 2023 は Datadog に関連する様々な内容を Datadog のユーザーとエンジニアが投稿しています。この機会に是非覗いてみてください!
おわりに・抱負
今年に入って、Jagu'e'r はもちろん様々な技術コミュニティへ参加する機会をいただきました。
自身の技術的興味をアウトプットしたり、自社である Datadog の面白い技術を広めることが技術コミュニティを通じて達成できればとても嬉しいです。
こうした活動を機に、Google Cloud Next Tokyo ’23 などの公式イベントにも Datadog を代表してお話しする機会をいただくようになり、ますます活動を頑張っていきたいと思うようになりました。
来年も継続的に無理のない範囲で技術コミュニティと関わり、より多くの方と交流をしていきたいです。そして、本アドカレを契機に、技術ブログでのアウトプットもより積極的に行っていきます
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結果は惜しくも最優秀賞となりませんでしたが、来年も挑戦したいと思います! ↩