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【初級編】Alteryxクロスタブツールの基本的な使い方や設定方法についてわかりやすく解説してみた

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はじめに

読者の皆様はExcelで大量のデータ集計をする場合、
以下の点に悩まされた事はありませんか?

・ファイルサイズ
・データソース間のデータ収集、および結合
・処理のエラーハンドリング
・データ更新タイミングでの再集計
・集計結果の外部ツール連携

データソースの種類が多岐に渡ることで集計処理に時間が掛かるという課題を抱えている方は多いようです。

こういったケースの場合、
Alteryx Designer に置き換える事で作業の効率化・省力化を図る事が可能になります。

この記事では、
クロスタブツールについて勉強していきます。

クロスタブツール

image.png
この「クロスタブ」ツールは、Excelのピボットと同様の機能となっており、
以下のいずれかの方法でワークフローに追加が可能となっています。

・ツール一覧から変換カテゴリにあるクロスタブツールを選択し、キャンバスにドラッグする。
・キャンバス上で右クリックし、"挿入"を選択。その後、変換カテゴリにあるクロスタブツールを選択する。
・右上の検索画面にて"cross"と入力し、クロスタブツールを選択する。

それでは、設定についてみていきましょう。

ツールの設定

追加情報
クロスタブツールでは、
下記「ツールの設定」にて選択されなかった項目は、出力データから除外されます。

以降の処理にて除外した項目が必要となる場合は、
結合ツールなどを使用して対象の項目を追加する必要があります。

グループ化

クロスタブツールを使用する場合、グループ化の対象項目を選択する必要があります。
ここで選択した項目が、ピボットする際のキー項目となります。


列の変更

「列ヘッダーの変更」と「新しい列の値」にて、水平軸に移動する項目とその値となる項目を指定します。

・列ヘッダーの変更:ここで指定した項目の値で新しい列を作成
・新しい列の値  :ここで指定した項目の値を集計し、追加された列の値として使用

image.png


集計方法

「新しい列の値」で指定した項目のデータ型によって、指定可能な方法が異なります。

 ■ 数値型の場合

  

合計:値を合計します。
平均:値の平均値を算出します。
カウント(Null を除外):Null値を除く値の数をカウントします。
カウント(Null を含む):Null値を含む値の数をカウントします。
行パーセンテージ:全体(行)での割合を計算します。
列パーセンテージ:全体(列)でのの割合を計算します。
列の合計:列の総計値を算出し、総計列が作成されます。
行の合計:行の総計値を算出し、総計行が作成されます。
最初:対象データ内で最初に見つかった値を表示します。
最後:対象データ内で最後に見つかった値を表示します。

 ■ 文字列型、日付の場合

  

連結:区切りフィールドで指定された 記号を使用して値を区切ります。
最初:対象データ内で最初に見つかった値を表示します。
最後:対象データ内で最後に見つかった値を表示します。

注意事項:連結
フィールドサイズは、文字列を連結する際の最大サイズになります。

もし、連結した文字列が指定したサイズ(フィールドサイズ)より大きい場合、
結果ウィンドウに警告が表示され、サイズ以降の文字は切り捨てられますので注意ください。

ワークフロー作成(イメージ)

実際にAlteryx Designer上で対象ツールを使用したワークフローを作成していきたいと思います。

①配置
変換カテゴリからクロスタブツールを選択し、キャンバスエリアにドラッグし配置します。

image.png

②設定
クロスタブツールの設定をします。
※設定方法については、前段の「ツール設定」を参照

image.png

③実行
「実行」ボタンを押下することで作成したワークフローが実行され、
ツールに設定した内容で出力されていることを結果ウィンドウにて確認できます。

image.png

おわりに

ここでは、データソースからのデータ収集をAlteryx Designer ではどのように設定するかについて説明しました。

今回の内容は以下のタグでツール毎に紹介していますので、よければ他のツールについてもご参照いただければ幸いです。

仲間募集

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NTTデータとTableauについて ビジュアル分析プラットフォームのTableauと2014年にパートナー契約を締結し、自社の経営ダッシュボード基盤への採用や独自のコンピテンシーセンターの設置などの取り組みを進めてきました。さらに2019年度にはSalesforceとワンストップでのサービスを提供開始するなど、積極的にビジネスを展開しています。

これまでPartner of the Year, Japanを4年連続で受賞しており、2021年にはアジア太平洋地域で最もビジネスに貢献したパートナーとして表彰されました。
また、2020年度からは、Tableauを活用したデータ活用促進のコンサルティングや導入サービスの他、AI活用やデータマネジメント整備など、お客さまの企業全体のデータ活用民主化を成功させるためのノウハウ・方法論を体系化した「デジタルサクセス」プログラムを提供開始しています。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tableau

NTTデータとAlteryxについて Alteryxは、業務ユーザーからIT部門まで誰でも使えるセルフサービス分析プラットフォームです。 Alteryx導入の豊富な実績を持つNTTデータは、最高位にあたるAlteryx Premiumパートナーとしてお客さまをご支援します。

導入時のプロフェッショナル支援など独自メニューを整備し、特定の業種によらない多くのお客さまに、Alteryxを活用したサービスの強化・拡充を提供します。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/alteryx

NTTデータとDataRobotについて DataRobotは、包括的なAIライフサイクルプラットフォームです。 NTTデータはDataRobot社と戦略的資本業務提携を行い、経験豊富なデータサイエンティストがAI・データ活用を起点にお客様のビジネスにおける価値創出をご支援します。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/datarobot

NTTデータとInformaticaについて データ連携や処理方式を専門領域として10年以上取り組んできたプロ集団であるNTTデータは、データマネジメント領域でグローバルでの高い評価を得ているInformatica社とパートナーシップを結び、サービス強化を推進しています。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/informatica

NTTデータとSnowflakeについて NTTデータでは、Snowflake Inc.とソリューションパートナー契約を締結し、クラウド・データプラットフォーム「Snowflake」の導入・構築、および活用支援を開始しています。 NTTデータではこれまでも、独自ノウハウに基づき、ビッグデータ・AIなど領域に係る市場競争力のあるさまざまなソリューションパートナーとともにエコシステムを形成し、お客さまのビジネス変革を導いてきました。 Snowflakeは、これら先端テクノロジーとのエコシステムの形成に強みがあり、NTTデータはこれらを組み合わせることでお客さまに最適なインテグレーションをご提供いたします。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/snowflake

タグ:Alteryx

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