2/19 追記
Twilio公開ドキュメントの該当ページを記載いたします。
ご参照ください。
https://jp.twilio.com/docs/video/adding-programmable-voice-participants-video-rooms
みなさま、こんにちは。
週明けから寒さが厳しくなってきましたね。
街を行き交う通勤中の人々も、肩をすくめて寒さに耐えています。
とはいえ会社につけば、暖かいオフィスで温かいコーヒーを飲みながら
同僚と「サンタさんって私のとこにもくるかしら?」なんて話しながら楽しく過ごせるわけですが
営業さんともなるとそうもいきません。
どんなに外が寒くても、往訪先に行かなくてはいけないわけです。
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ ってやつですよ。偉い!
※画像はイメージです
でもTwilioでビデオ会議システムを作れば遠隔で打ち合わせができるので寒い思いをしなくてもすみますね!
で、おなじみのTwilio Videoですが、この度、新機能が発表になっていましたのでご紹介させていただきます。
なお、本記事はTwilio Blogをネタ元としております。
**ちゃんとした**記事は、そちらをご覧ください。
#どんな機能?
今までは、Twilio Video GroupRoomを使って構築されたアプリケーション上でのコミュニケーションしかできませんでしたが、GroupRoomにSIPやPSTN(一般電話回線)からの参加者を追加できるようになったようです。
すごい! 便利!
ちなみに対象となるのは、GroupRoom,Small GroupRoomでPeer To Peer Roomでは利用できないようです。
#参加方法は?
参加の仕方はとてもシンプルで、
・GroupRoomと連動させておいたTwilioの電話番号に架電して参加してもらう
・参加対象者の電話番号にTwilioから発信し、受話してもらうとGroupRoomに参加できる
の2パターンになります。
会議の時間になったらあらかじめ登録しておいた対象者に自動で電話がかかる、といったほうが便利かもしれませんね。
#どうやって構築するの?
電話での参加者をTwilio Video GroupRoomに接続するために、新しいTwiML動詞<Connect>が作成されました。
<Connect>に電話参加者を参加させていGroupRoomを指定します。
具体的には以下のようなTwiMLを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF‐8"?>
<Response>
<Connect>
<Room>YourRoomNameHere</Room>
</Connect>
</Response>
シンプル! 素敵!
#どんなシーンで使えそう?
例えばTwilioVideoを使ったビデオ会議システムの参加者のインターネット通信状態が悪かったり
参加するための端末の設定がうまくいかない。
また、業務環境からのインターネット接続が許可されていなかったりなど
必ずしも全ての人がビデオでの接続ができるとは限りません。
そんな時にビデオ会議に電話で参加できたらとっても便利ですよね?
あとは、思いつきアイデアなのですが、コンタクトセンターでビデオを使った手話窓口を作って
手話対応の方が受けた質問を、電話参加しているオペレータさんに伝えて、その回答を手話通訳者さんが手話でお客様に伝える仕組みが作れそうですね。
ポイントはコールセンター側は既存の電話システム(SIP/電話番号)で対応できるってトコ。
お客様 ⇄(手話やりとり)⇄ 手話対応者さん ⇄(音声で伝える)⇄ 既存のコールセンターシステム。
#でも、お高いんでしょう?
いえいえ、この機能の利用には別料金は発生しません。
今まで通りのGroupRoomの利用料金と、Voice利用で発生する発着信の通信料金がかかるだけです。
・Programmable Video料金
https://twilio.kddi-web.com/price/video/
・Programmable Voice料金
https://twilio.kddi-web.com/price/voice/
#最後に
Twilioの魅力は、何と言ってもエンドユーザ様の環境にあったコミュニケーション手段をサービスに実装できる点だと思います。
今回の新機能で、そんなTwilioの魅力がまた一つ増えましたね!
みなさんなら、この機能をどのように使いますか?