はじめに
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及し、外付けモニタが需要増になっているとのこと。でも、何も買わずに作業効率を高める方法だってあるんじゃないかと思っている。(貧乏性)
概要
リモートワークになったことで、オフィスで2画面でやっていたことを、ノートPCのモニタ1画面のみでやらざるをえなくなった。狭いモニタで効率よく作業するために、特に表示関係のショートカットを多用するようになったので、同じ境遇の方に共有したい。
紹介
Windowsショートカットキー
表示レイアウト変更
Ctrl + Shift + 1~8
基本的に「6:詳細」を使っていたが、1画面に表示されるファイル数が減ったので、「5:一覧」も併用するようになった。画像系フォルダの場合は「2:大アイコン」も使う。数字が大きくなるほど、表示は細かくなる。
今までは左のCtrl・Shiftばかり使っていたが、この配置の同時押しのために、右のCtrl・Shiftも使うようになった。
リボン表示切替
Ctrl + F1
これもファイル数を多く表示させることが目的。どうせ表示させていてもほとんど使わない。たまに使う「パスのコピー」は、Alt → H → C → P
で。
ウィンドウを左右に寄せる
Windows + [←] [→]
2画面でやっていたものを、1画面を左右に分割して使うことで代用。このショートカットで、左右半分のぴったりサイズにしてくれるので便利。
Excelショートカットキー
リボン表示切替
Ctrl + F1
Windowsと共通。よく使うコマンドは、Altキーから実行できるように覚えたり、QATB に登録したりして、リボンをたたんで表示セル数を増やす。
左右のページ移動
Alt + PageUp
:右
Alt + PageDown
:左
なぜ今まで使っていなかったのか、後悔しかないショートカットキー。モニタが横長とはいえ、ずらずら右に続いていく管理表が多いので、左右に高速で移動したい機会は多い。
※F.luxを使ってると、そちらのショートカットキーが優先されて画面照度が変わるだけなので注意。Optionでショートカットキーを停止できる。
行・列のグループ化
Alt + Shift + [→]
:グループ化。Alt → A → G → G
でも可。
Alt + Shift + [←]
:グループ化解除。Alt → A → U → U
でも可。
Alt → A → H
:グループ折りたたみ
Alt → A → J
:グループ展開
作業中の見やすさ向上のために不要な行・列を一時的に非表示にするときに活用。後述の非表示や幅調整でも同じようなことができるが、再表示・非表示の切替が楽なので、グループ化が一番好き。
行・列の非表示
Ctrl + 9
:行非表示
Ctrl + Shift + 9
:行再表示
Ctrl + 0
:列非表示
Ctrl + Shift + 0
:列再表示
個人的には可逆性の高いグループ化を推しているが、計算用の関数を仕込んでいて編集されたくない行・列を恒久的に非表示にしてしまいたいときなどは、こっちの方が適していると思う。
※Ctrl + Shift + 0
はデフォルトだと使用できず、Windowsの設定をいじるひと手間が必要。
https://supvalue.net/archives/795
参考:非表示系操作のメリット・デメリット比較
一部の行・列を非表示にする方法として、グループ化・非表示・列幅調整がある。パッと思いついたメリット・デメリットを列記してみた。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
グループ化 | 表示・非表示の切替が楽 | 飛び飛びの行・列を非表示にするのが面倒 |
非表示 | 飛び飛びの行・列を非表示にするのが楽 | 再表示すると、元の非表示状態に戻すのが面倒 |
列幅調整 | 最初の何文字かを表示できる セル選択すれば内容が確認できる |
元の列幅に戻すのが面倒(自動調整はできる) |
おわりに
リモートワークの影響で2画面が使えなくなり作業効率は落ちてしまったが、今まで活用できていなかったショートカットキーを手になじませることでリカバリは可能。また、セルの表示を瞬時に操作するショートカットキーを身に着けることで、Excel画面をもとに他者に説明するときなどに、余計な時間を取られずに済む。