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MacPro 2006 + Snow Leopard で Lion を入れるときに必要な正しいシステム日付

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Last updated at Posted at 2026-05-23

 Snow Leopard(Mac OS X 10.6.8)の MacPro 2006(MacPro1,1)に Mac OS X Lion をインストールしようとしたところ、インストーラーが起動せず、

「検証できません」
「このアプリケーションは壊れているため開けません」

というエラーが出て進めない問題に遭遇しました。

 ネット上では「日付を 2012 年に戻せば動く」とよく書かれていますが、
実際には 2012 年に戻しても動かないケースがあります。

 今回、原因と解決方法を自分で検証して特定できました。

結論:Lion インストーラーは “2012年11月以降” に設定しないと動かない

 Snow Leopard(10.6.8)上で Lion インストーラーを起動する場合、
Mac のシステム日付を 2012 年 11 月頃に設定する必要があります。

 理由は、Apple が後年に再配布した Lion インストーラーが
新しい署名証明書で再署名されており、
その証明書の「有効開始日(Not Before)」が 2012 年後半だから。

 そのため、

  • 2012年2月 → 署名の有効開始日より前 → 検証失敗

  • 2012年11月 → 有効開始日を超える → 検証成功

という挙動になります。

実際の検証結果

❌ 2012年2月に設定した場合

Lion インストーラーは起動せず、「検証できません」と表示。

✔ 2012年11月に設定した場合

Lion インストーラーが正常に起動し、インストール可能に。

なぜこの現象が起きるのか(技術的背景)

 Apple のインストーラーには署名証明書が埋め込まれており、

  • Not Before(この日より前は無効)

  • Not After(この日より後は無効)

という2つの期限があります。
timeline.png

 一般的には「Not After(有効期限切れ)」だけが話題になりますが、
今回問題になったのは Not Before(有効開始日) の方。

 Snow Leopard は新しい署名形式に対応していないため、
有効開始日より前に日付を戻すと署名検証に失敗します。

正しい対処方法

1.シングルユーザーモードで日付を変更

date 1115011212

(例:2012年11月15日 01:12)

🔧 シングルユーザーモードに入る方法(Mac OS X 10.6.8)

Snow Leopard 時代の Mac では、以下の手順で入れます。

✅ 手順

  1. Mac を完全にシャットダウンする
    電源が切れるまで待つ

  2. 電源ボタンを押す

  3. すぐにキーボードの ⌘(Command) + S を押し続ける
    押すタイミングが重要です
    電源ボタンを押した直後から押しっぱなしにします

  4. 黒い画面に白い文字で流れ始めたら成功
    これがシングルユーザーモードです

2.再起動して Lion インストーラーを実行

reboot

→ 正常に起動するようになる。

補足:10.6.8 Combo Update は必須

 Snow Leopard の通常アップデートでは Lion インストーラーの署名検証で壊れることがあるため、
Apple公式の「10.6.8 Combo Update(6月版)」を適用しておくことが重要。

まとめ

  • Lion インストーラーは「2012年に戻せば動く」では不十分

  • 正しくは “2012年11月以降に設定する必要がある”

  • 原因は署名証明書の Not Before(有効開始日)

  • Combo Update を適用した Snow Leopard ならこの方法で確実に動く

 Snow Leopard から Lion へアップグレードしようとして
「検証できません」で詰んでいる人の助けになれば幸いです。

 ちなみに、Mountain Lion(10.8)は MacPro 2006(MacPro1,1)に公式非対応です。

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