Snow Leopard(Mac OS X 10.6.8)の MacPro 2006(MacPro1,1)に Mac OS X Lion をインストールしようとしたところ、インストーラーが起動せず、
「検証できません」
「このアプリケーションは壊れているため開けません」
というエラーが出て進めない問題に遭遇しました。
ネット上では「日付を 2012 年に戻せば動く」とよく書かれていますが、
実際には 2012 年に戻しても動かないケースがあります。
今回、原因と解決方法を自分で検証して特定できました。
結論:Lion インストーラーは “2012年11月以降” に設定しないと動かない
Snow Leopard(10.6.8)上で Lion インストーラーを起動する場合、
Mac のシステム日付を 2012 年 11 月頃に設定する必要があります。
理由は、Apple が後年に再配布した Lion インストーラーが
新しい署名証明書で再署名されており、
その証明書の「有効開始日(Not Before)」が 2012 年後半だから。
そのため、
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2012年2月 → 署名の有効開始日より前 → 検証失敗
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2012年11月 → 有効開始日を超える → 検証成功
という挙動になります。
実際の検証結果
❌ 2012年2月に設定した場合
Lion インストーラーは起動せず、「検証できません」と表示。
✔ 2012年11月に設定した場合
Lion インストーラーが正常に起動し、インストール可能に。
なぜこの現象が起きるのか(技術的背景)
Apple のインストーラーには署名証明書が埋め込まれており、
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Not Before(この日より前は無効)
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Not After(この日より後は無効)
一般的には「Not After(有効期限切れ)」だけが話題になりますが、
今回問題になったのは Not Before(有効開始日) の方。
Snow Leopard は新しい署名形式に対応していないため、
有効開始日より前に日付を戻すと署名検証に失敗します。
正しい対処方法
1.シングルユーザーモードで日付を変更
date 1115011212
(例:2012年11月15日 01:12)
🔧 シングルユーザーモードに入る方法(Mac OS X 10.6.8)
Snow Leopard 時代の Mac では、以下の手順で入れます。
✅ 手順
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Mac を完全にシャットダウンする
電源が切れるまで待つ -
電源ボタンを押す
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すぐにキーボードの
⌘(Command) + Sを押し続ける
押すタイミングが重要です
電源ボタンを押した直後から押しっぱなしにします -
黒い画面に白い文字で流れ始めたら成功
これがシングルユーザーモードです
2.再起動して Lion インストーラーを実行
reboot
→ 正常に起動するようになる。
補足:10.6.8 Combo Update は必須
Snow Leopard の通常アップデートでは Lion インストーラーの署名検証で壊れることがあるため、
Apple公式の「10.6.8 Combo Update(6月版)」を適用しておくことが重要。
まとめ
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Lion インストーラーは「2012年に戻せば動く」では不十分
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正しくは “2012年11月以降に設定する必要がある”
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原因は署名証明書の Not Before(有効開始日)
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Combo Update を適用した Snow Leopard ならこの方法で確実に動く
Snow Leopard から Lion へアップグレードしようとして
「検証できません」で詰んでいる人の助けになれば幸いです。
ちなみに、Mountain Lion(10.8)は MacPro 2006(MacPro1,1)に公式非対応です。
