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インターフェースとはなにか?

わたしは中学生向けの英和辞典をもっているので、それを元に話をしたい。
インターフェースとは、表面に施された工夫・装飾のことだ。(英和辞典を開かず適当にそれっぽいことを書いた虚言家です。)

インターフェースに最適化するとは?

誰にでも使える優れたデザインをユニーバーサルデザインなどと総称するらしい。
賞もある。
わたしの頭の中のドーラが「(その賞)欲しい!!」と叫んでいるが、ユニバーサルデザインで賞をもらうなど蛮族のわたしには途方もない宝である。
諦めよう。

優れたデザインというのは、iOSアプリに限らずだが、細かな説明無しに見てわかることが、良いとされている。
画面上に、ボタンがボタンとわかるように、最適なサイズかつ最適な位置で配置されていることは、設計側も消費者側にとっても優れたデザインであると言える。

優れたインターフェースへの最適化とは?

私達の身の回りには、優れたインターフェースが溢れかえっている。
全て先人たちの叡智のなせる技だ。
しかし、ここにひとつ、ここまで読み終えた人が「それは問題ですか?」と思うような、自己矛盾的な問題が発生する。
譲れたインターフェースまみれの環境で育った子どもは、大人の想像を遥かに超えて、インターフェースに最適化してしまう。
それ自体、素晴らしいことだ。

誰が最適化するのか?

もちろん、ここまで読んだ人なら、前の項目に記載した通り、次世代だ。次世代は最適化し、そのインターフェースがデファクトスタンダードであることを意識すらせず使いこなすことになる。

最適化の弊害

育児中のママが、「うちの子、もうスマホのタッチパネルを操作できるの」と困り顔でいうときに、「時代だね」「わたしよりスマホ使えてそうw」「賢い子だね」という返事をしがちだが、本当にそうだろうか?
子どもがここまで操作できてしまうというのは、設計側の考慮不足だ。

iOSであれば、設定画面で一つの設定をオンにすることで、チャイルドロックに近しいロックを掛けられる。ホームボタントリプルタップもしくは、電源ボタンを素早くトリプルタップするだけだ。
iOS17からはさらに認知に困りごとのある人をターゲットに据えたアセスティブアクセスまで登場した。筆舌尽くしがたいほど、考え抜かれているインターフェースだ。

僭越ながら伝えると、appleの設計側の考慮不足は、2つある。
(ほとんど言いがかりに近しいので本気で受け取らないで欲しい)
ひとつは育児中にこの設定に気付くようにTips情報を適切に配置できていないことだ。
もうひとつは、日本人限定かもしれないが、アイフォーンケースに格納した際のボタンの操作性の精度が著しく下がることを配慮していなかったことだ。

子どもは生まれたときから、優れたインターフェースの中に暮らしているので、教えてあげなくてもインターフェースの操作を(さらに恐ろしい場合は、チャイルドロックの解除すらも)実現してしまう。
弊害は、超絶具体的に述べると、わたしが困っている。
わたしのMacのキーボード全て指紋認証で、わたし以外入力できないようにしてくれないと3歳児を膝に載せながらキーボードが打てない。
わたしのiPhoneは、充電中に右上の角を斜めスワイプして、タイマーやカメラ起動されてしまう。
何故、電源ボタンクリックし就寝した翌朝に、わたしの寝顔の写真と3歳児の自撮り写真が時に存在するのか。

人はインターフェースに最適化する

わたしの結論は、このとおりだ。
そのメリットとデメリットを考えるのは、まさにものを作っている我々大人一人ひとりに課せられた課題なのだ。

何故、次世代は要領良く見えるのか?

他所の子供は賢く見えるのであれば、それは育児に参加している大人もしく、次世代の可能性を信じている大人だからだ。

最後に

わたしはiOSアプリ開発に携わる人間の一人だ。
Swiftを使わざるを得ない。
Swiftが本当に日本に根づいていいのか、よくよく考えて次世代に「効率よく」教えこんでいく必要がある。

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