Windowsを再インストールした直後に、Bluetoothマウスだけカーソルがカクカク…。
有線マウスは滑らかなのに、Bluetoothだけ引っかかる。
さらにデバイスマネージャーを見ると Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHz に「!」 が出て、Code 43。
しかも「ドライバを入れ直すと一旦直るけど、再起動すると再発」…という、地味に沼る症状を解決したメモです。
環境
- OS: Windows 11
- 無線: Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHz(Wi-Fi / Bluetooth 同居チップ)
- マザボ: ASRock(ドライバ一覧から推測。※本件の再現性高め)
- 症状: Bluetoothマウスがカクカク、有線は正常
症状
- Bluetoothマウス:カーソルがカクカク、引っかかる
- 有線マウス:滑らか
- デバイスマネージャー:
-
Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHzに 「!」 - デバイスの状態が Code 43
-
- ドライバ再インストール直後は良いが、再起動すると再発する
原因(結論)
今回の根っこは 2段構え でした。
① Windows再インストール直後で「土台ドライバ」が未整備
- チップセット(INF)
- Intel Management Engine(ME)
- LAN など
この状態だと、電源管理や割り込み処理が不安定になりやすく、Bluetoothの体感が最初に崩れることがあります。
② 高速スタートアップ(Fast Startup)がAX200をコケさせて Code 43 を再発
Windows 11 の「高速スタートアップ」は、完全シャットダウンではなく 疑似休止状態 に近い挙動になり、
起動時にAX200が正しく初期化されず Code 43 → Bluetoothカクカクが再発することがあります。
余談:付属CDで出た「脆弱なドライバブロック」について
インストールCD経由で入れたドライバやユーティリティが古いと、以下のようにブロックされることがあります。
A driver cannot load on this device
AsrSetupDrv103.sys
vulnerable driver...
この手のユーティリティは本件の解決に不要なことが多いので、CDは基本使わず、公式サイト/Intel公式の最新を推奨。
解決手順(おすすめの順番)
Step 1. マザボ公式から「土台ドライバ」を入れる(最優先)
ASRockのダウンロードページ例だと、次の順が安定でした。
- INF driver(チップセット)
- Intel Management Engine driver
- Realtek LAN driver
- (必要なら)Audio
これだけで「だいぶ改善」することがあります(実際に改善しました)。
Step 2. Intel AX200 のドライバを Intel公式で入れる
AX200はWi-Fi / Bluetoothが同居なので、両方入れるのが無難です。
- Intel Wi-Fi Driver
- Intel Wireless Bluetooth
「微カクつき」が残っている場合の決定打になりやすいです。
Step 3. 高速スタートアップをOFF(再起動で再発する人の本命)
ここが今回の肝です。
3-1. もし「高速スタートアップ」の項目が出ない場合
高速スタートアップは休止状態に依存するため、項目が出ない場合があります。
まず管理者権限で休止状態を有効化します。
管理者として ターミナル(またはcmd)を開き、実行:
powercfg /hibernate on
その後、電源設定画面を開くと「高速スタートアップ」が出てくるはずです。
3-2. 高速スタートアップをOFFにする
以下の手順でチェックを外します。
- コントロールパネル を開く
- 電源オプション
- 左メニューの 「電源ボタンの動作を選択する」
- 上部の 「現在利用可能ではない設定を変更します」 をクリック
- ✅ Turn on fast startup (recommended) のチェックを外す
- 保存
3-3. 仕上げ:いったん完全シャットダウン
「再起動」より 「シャットダウン → 起動」 の方が確実です。
- シャットダウン
- (可能なら)電源断して30秒待つ
- デスクトップ:電源タップOFF / コンセント抜き
- ノート:ACアダプタを抜く
- 起動
確認ポイント
- デバイスマネージャーで Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHz の 「!」が消えた
- 「デバイスの状態」に Code 43 が出ない
- Bluetoothマウスのカクカクが消えた(有線並みに)
追加の安定化(任意)
再発しがちな環境では、以下も効くことがあります。
AX200の省電力を切る
- デバイスマネージャー
- ネットワーク アダプター → AX200
- プロパティ → 電源の管理
- 「電力の節約のために…」OFF
Wi-Fiが2.4GHzなら5GHzへ
Bluetoothと干渉しやすいので、可能なら 5GHz に寄せると安定します。
ハマりポイントまとめ
-
「ドライバ入れ直しで一旦直るのに、再起動で再発」
→ 高速スタートアップが原因のことがある(AX200でよく見る) -
「高速スタートアップの項目が出ない」
→powercfg /hibernate onで出現することがある -
付属CDのユーティリティ
→ 古いドライバがブロックされる / 常駐で不安定化することがあるので注意
最終チェックリスト
- INF(チップセット)入れた
- ME(Intel Management Engine)入れた
- LAN入れた
- Intel AX200 Wi-Fi / Bluetooth ドライバ入れた
- 高速スタートアップをOFFにした
- シャットダウン→起動で「!」が消えたまま
おわりに
Bluetoothマウスのカクつきって「電波かな?」と思いがちですが、
AX200 + Windows再インストール直後 + 高速スタートアップ の組み合わせだと、割と簡単に Code 43 に落ちて再発します。
同じ沼にハマった人の助けになれば!