はじめに
皆さん,Google Driveは活用していますか?
SSDが主流の時代になり,容量が小さいPCも多くなりました.
その中で,空き領域に悩まされる日々を送っている方もいらっしゃると思います.
しかし,Google Driveを上手く使えば,PCの容量を手軽に増やすことが出来ます.
本記事では,Google DriveをPC上の一つのフォルダとして扱う方法について紹介します.
今回は,macOSを対象としています.
筆者の環境:MacBook (Early 2016) macOS Catalina
TIPS: Google Driveの保存容量は無料プランでは15GBですが,月額250円払うだけで100GBにまで増やせます.年払いだと2,500円です.
インストール
Homebrewをインストールしていない方はインストールしてください.
本記事では,Google Driveをフォルダとして扱うためにgoogle-drive-ocamlfuse
を使います.
公式Wikiを参考に次のコマンドを実行することでインストールできます.
$ opam init
$ opam update
$ opam install depext
$ opam depext google-drive-ocamlfuse
$ opam install google-drive-ocamlfuse
一つずつ実行するのが面倒な場合はこれをコピペして実行してください.
opam init; opam update; opam install depext; opam depext google-drive-ocamlfuse; opam install google-drive-ocamlfuse
これでインストールは完了です.
アカウント設定
次にアカウントの設定を行います.
次のコマンドを実行するとブラウザが開かれるので,設定したいアカウントでログインして認証を行います.
$ google-drive-ocamlfuse
次のコマンドでGoogle Driveを読み込みます. ディレクトリ名は好みに合わせて変更してください.
$ mkdir -p ~/GoogleDrive
$ google-drive-ocamlfuse -o local,auto_xattr,volname=GoogleDrive ~/GoogleDrive
上手く行けば,FinderやTerminalからGoogle Driveの中身が見られるようになっていると思います.
取り外す際には次のコマンドを使います.
$ diskutil unmount ~/GoogleDrive
自動化
ここまでの設定だけでは,再起動時にGoogle Driveが自動で読み込まれないので,再起動する度に上述の読み込み作業を行わなければなりません.
これをシェルスクリプトとAutomatorを使って自動化します.
このページを参考に次のスクリプトをapp化します.
<USERNAME>
は実際のユーザ名に置き換えてください.echo $USER
で確認できます.
/Users/<USERNAME>/.opam/default/bin/google-drive-ocamlfuse -o local,auto_xattr,volname=GoogleDrive /Users/<USERNAME>/GoogleDrive
次にmacの設定からシステム環境設定
→ ユーザとグループ
と進み,上で作ったappをログイン項目に追加します.
これで再起動時に自動でGoogle Driveが読み込まれるようになります.
まとめ
本記事では,Google DriveをmacOS上で1つのフォルダとして扱う方法を紹介しました.
ここまで読んでいただき,ありがとうございました.