はじめに
M1ProのMacBookProやM2のMacBookAirのユーザーが、UnityHubで旧バージョンのUnityエディタをインストールしなければいけない状況に置かれることがあります。
実例として、VRSNSサービスであるclusterのワールドをアップロードする際、2022年7月18日から2021.3.4f1で作成する必要があり、MacBuildSupport、WindowsBuildSupport、AndroidBuildSupport、iOSBuildSupportの4つのモジュールをインストールする必要もあります。
しかし、UnityHubは最新バージョンのエディタしかインストールすることができず、またUnity公式のダウンロードアーカイブを経由してUnityHubでインストールしようとするとIntel版を薦められます。そして同じダウンロードアーカイブから直接UnityインストーラーやUnityEditor(Apple silicon)をインストールして後ほどUnityHubに追加しても、モジュールの追加ができず、UnityエディタのBuildSettingsからプラットフォームを追加しようとしてもWindowsのモジュールが追加できません。インストーラ経由でモジュールを追加した場合、UnityHubから起動するとモジュールが認識されなくなりワールドのアップロードができません。
UnityHub 3.4.0より、旧バージョンのAppleシリコン対応Unityエディタを直接インストールすることができるようになりました!
UnityHubから旧バージョンのApple silicon対応Unityエディタを直接インストールすることはできないのか!?
2022年7月16日時点で、UnityHubから旧バージョンのAppleシリコン対応Unityエディタを直接インストールすることはできません。
けれども「旧バージョン」「Apple sillicon対応のエディタ」「UnityHub経由でモジュールを追加できる」は、手間がかかりますが可能です。
方法
- ダウンロードアーカイブからインストールしたいバージョンを選び、UnityHubのボタンを押してIntel版のUnityエディタをインストールする
- 同じくダウンロードアーカイブから「ダウンロード(Mac)」より「Unity Ediror(Apple silicon)」をインストールする。
- FinderでIntel版のUnityエディタとUnityBugReporterを削除し、別のディレクトリにインストールされたApple silicon版のUnityとUnityBugReporterをコピーする
- UnityHubを再インストールする
これであたかもUnityHubから旧バージョンのApple silicon対応Unityエディタをインストールしたかのようになり、後ほどモジュールの追加も行うことが可能になります。
参考