はじめに
ボカロオタクのあきんどです。
中学時代からボカロ曲にどハマりし、高校生の時にはベースカバーをしたりと生活の中にはいつもボカロがありました。
皆さんは8月の末に開催された「ボカコレ」というイベントをご存知でしょうか?
こちらのイベントではニコニコ動画上でボカロPが一斉に楽曲を投稿し、期間内でどれだけ多くの人に楽曲を届けることが出来たのかを競うボカロ曲の祭典です。
過去には『シャルル』や『雨とペトラ』の作者として知られる「バルーン」さんや、『フィクサー』や『命ばっかり』の作者である「ぬゆり」さんも出場されるなど毎回大きな盛り上がりを見せています。
今回はボカロソフトを嗜んでいる私が、TableauのViz作成の練習も兼ねてボカコレに纏わる分析をしていこうと思います。
対象の楽曲
楽曲のエントリーの区分には下記の4つがあります。
- TOP100ランキング(誰でも参加可能)
- ルーキーランキング(ボカロP歴2年以内のみ)
- Remixランキング
- エキシビジョン(ランキングなし、2025夏から新設)
- ネタ楽曲ランキング(2024冬まで。現在は廃止)
最近は色々なボカロ曲が流行っており、トレンドを掴むのも一苦労です。
そこで、上記の区分の中でもベテランの集うTOP100参加楽曲のうち、上位100位までの楽曲を対象にどの音声ライブラリが最も使用されているのかを分析していきます。
各音声ライブラリ別のランクイン回数
まず最初に直近4開催の上位100曲におけるランクイン曲数を見ていく。
※複数の音声ソフトが採用されている場合は先頭に記載されているソフトをカウント
🥇初音ミク 133曲
🥈重音テト 45曲
🥉鏡音リン 28曲
我らがDIVA初音ミクが堂々の第一位。ボカロとしての知名度も高く、エディタの購入と同時にDAWも付いているためボカロ作曲の入門には最適のライブラリであることから使用人口が多いと考えられます。
また、声のパラメーターが細かく分かれており、作曲するボカロPによって個性があるのも魅力的なポイントの一つです。
ちなみに私が最初に購入したライブラリでもあり、学生時代に聞いていた楽曲もミクを使った物が多かったため非常に思い入れのあるソフトです。
2位の重音テトは「UTAU」「Synthesizer V」の2種類のライブラリがあり『メズマライザー』や『オーバーライド』といったヒットソングの登場から一気に使用者が増えています。また、編集の目線でお話をすると、Synthesizer VはAIを搭載したエディターであり、細かい調整をしなくてもクオリティの高い歌声で歌唱をしてくれるため、扱いやすい点も魅力です。
3位の鏡音リンは鏡音レンとのデュエットで使用されることが多く、ハリのある声質が『劣等上等』『ロストワンの号哭』などのEDMやロックといった激しい曲調にマッチしています。ミクと同じエディターで編集ができることから、ミクをすでに持っているボカロPが二人目の音声として使用しているケースも多いです。
各年度のランキング内訳は下記の通りです。
2023
🥇初音ミク 35曲
🥈flower 9曲
🥉鏡音リン 8曲
2024
🥇初音ミク 31曲
🥈重音テト 9曲
🥈可不 9曲
2025(冬・夏含む計200曲)
🥇初音ミク 67曲
🥈重音テト 28曲
🥉鏡音リン 12曲
2024年にメズマライザーが大ヒットした影響なのか、翌年から重音テトを使用した楽曲の数が大幅に増えていますね。
上位10曲の使用ソフト
前述の通り、初音ミクが使用されている楽曲が多いですね。
しかし、1〜3位の楽曲についてはそれぞれのライブラリが被ることなくランクインしています。
どの楽曲も何度も聴きたくなる名曲揃いであり、特に『花弁、それにまつわる音声』、『匙ノ咒』、『エクスプロウル』は初めて聞いた時の衝撃が忘れられません。
また、「ずんだもん」をメインに使用している楽曲については、同一のボカロP(なみぐる氏)が醸し出す愉快な世界観に引き込まれるファンが多いため、一定の人気を維持できているように見受けられます。
さいごに
今回はTableauでボカコレのデータから音声ソフトのトレンドを探りました。今回は各データを手作業で収取したため、ジャンルや使用タグなどの要素を集め切ることができなかったことが心残りです。
ニコニコのAPIの活用をすることで膨大な楽曲のデータを集めることができるので、よりスキルを高めてルーキーランキングの参加楽曲やRemix楽曲のデータについてもより分析を深めていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。




