こんにちは!今回は、Windows 10環境でNode.jsをインストールし、「NVM for Windows」を使って複数のバージョンを簡単に管理する方法を紹介します。初心者の方でも理解できるよう、一つひとつの手順を丁寧に解説しています。
Node.js、npm、NVMとは?
- Node.jsは、JavaScriptをブラウザ以外でも(例えばサーバー上など)実行できるようにするための実行環境です。会社のプロジェクトで使われることが多くあります。
- **npm(Node Package Manager)**は、Node.jsで利用するライブラリやモジュールを管理するためのツールです。プロジェクトに必要なパッケージを簡単にインストールできます。
- **NVM(Node Version Manager)**は、複数のNode.jsのバージョンをインストールし、簡単に切り替えるためのツールです。
手順①:NVM for Windowsをインストール
まずはNVM for Windowsの公式リリースページから最新版(nvm-setup.zip)をダウンロードしましょう。
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、中にあるnvm-setup.exe
を実行します。画面に従って進めばインストールが完了します(基本的にはデフォルト設定のままでOKです)。
手順②:NVMのインストール確認
NVMが正しくインストールできているか確認します。
スタートメニューから「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を管理者として開き、以下のコマンドを入力します。
nvm list
まだ何もNode.jsをインストールしていないので、「インストールされたバージョンがありません」と表示されればOKです。
手順③:Node.jsをインストールする
プロジェクトで指定されているバージョンがあれば、そのバージョンをインストールします。例えば、バージョン16.14.0を指定された場合は次のように入力します。
nvm install 16.14.0
特定のバージョン指定がなければ、最新の安定版(LTS)をインストールするのがおすすめです。
nvm install lts
手順④:Node.jsのバージョンを切り替える
Node.jsをインストールしたら、そのバージョンを使用するよう設定します。
nvm use lts
「Now using node vx.xx.x」と表示されれば成功です。
手順⑤:Node.jsとnpmが使えるか確認
インストールしたNode.jsがちゃんと動くかを確認します。
node -v
このコマンドで現在使っているNode.jsのバージョンが表示されれば成功です。
次にnpmも確認します。
npm -v
こちらもバージョン番号が表示されれば、npmも使える状態になっています。
npmが「ファイルが見つかりません」とエラーが出る場合の対処方法
npmが正しく動作しない場合は、次の手順を試してみてください。
- Node.jsを再インストールする
一度現在のバージョンをアンインストールします。
nvm uninstall lts
再度インストールします。
nvm install lts
再度、バージョンを切り替えます。
nvm use lts
- npmが利用可能か再確認
npm -v
再びバージョン番号が表示されれば成功です。
NVMとNode.jsのよく使うコマンドまとめ
-
nvm list
:インストール済みのNode.jsのバージョンを表示 -
nvm install <バージョン番号>
:特定のバージョンをインストール -
nvm use <バージョン番号>
:指定のバージョンを使用する -
node -v
:現在のNode.jsバージョンを表示 -
npm -v
:現在のnpmバージョンを表示
どんな時にバージョンを切り替える?
会社のプロジェクトによっては特定のNode.jsバージョンが指定されることがあります。異なるバージョンを使い分ける時、NVMを使えば簡単に切り替えられるため、開発環境を安全に管理できます。
以上でWindows 10へのNode.jsインストールとNVMの使い方は完了です。ぜひ参考にしてみてくださいね!