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1.はじめに

どうも、ARIの名古屋支社に勤務している愛知県民こと、
新藏(にいくら)と申します♪
(/・ω・)/

今回は久しぶりにAmazonConnect中心の記事です!

最近、諸事情で設定した
AmazonConnectで通話中にNGワードを検知して、アラートメールを送る方法
について記事にしたいと思います!

AWS、AmazonConnectについて勉強中の方の参考になれば幸いです。
(*^^)v


また、この記事はARIのアドベントカレンダの前哨戦として、
ARIの名古屋支社メンバが毎日(土日は除く)投稿していく、
「12/1までをカウントダウンするアドベントカレンダ」の5日目になります!

ARIのアドベントカレンダも1日後に始まるので、
こちらも応援のほどよろしくお願いします♪

2.前提条件

前提条件は以下となります。

  • AmazonConnectインスタンスが作成済であること。
  • AmazonConnectインスタンスに電話番号が付与されていること。
  • コンタクトフローが作成済であり、フロー内でContact Lensが有効化されていること。
  • 上記コンタクトフローからのキューイングに応答するユーザが作成済であること。

3.処理の概要

まず初めに、NGワードが言われてからメールが届くまでの流れについて説明します。

■設定の流れ
①AmazonConnectにて、Contact Lensで特定のワードを検知した時に、EventBridgeにイベントを送る設定をします。
②アラートメールを送信するメールアドレスが設定された、SNSトピックを作成します。
③EventBridgeにて、①のイベントが発生した時に、②で設定したSNSのトピックを呼び出す設定をします。

■動作の流れ
④コンタクトフロー内でContact Lensによる通話の分析が有効化されます。
(今回、コンタクトフロー内でContact Lensを有効化することは前提条件としています。)

⑤AmazonConnectで通話を開始し、通話中にNGワードを言います。
⑥Contact LensによりNGワードが検知され、
 ①②③によりAmazonConnect → EventBridge → SNS の順でサービスが動き、
 指定のメールアドレスにメールが送られます。

4.AmazonConnectの設定

まずは、AmazonConnectの設定をします。
3章でも説明しましたが、Contact Lensで特定のワードを検知した時に、EventBridgeにイベントを送る設定となります。

4.1.AmazonConnectにログインし、左メニューの「ルール」を選択します。

010_ルールを選択.png

4.2.「ルールを作成」を選択し、「Contact Lens」を選択します。

020_ルールを作成を選択.png

4.3.「Contact Lens リアルタイム分析が利用可能」を選択し、
「条件を追加」を選択し、「単語またはフレーズ-完全一致」を選択します。

030_ルールの設定_1.png

コンタクトフロー内で、通話後にContact Lensの分析をする設定をしている場合は、
「Contact Lens通話後分析が利用可能」を選択してください。

4.4.「講演者」の後ろのプルダウンにて、誰の発言を監視するかを設定します。
(いずれか、エージェント、顧客の3種類があります。)

4.5.NGワードを入力し、「追加」を選択します。

以下の画像は例として、監視対象はエージェントの発言を、
NGワードは「ばか」「あほ」「まぬけ」を設定しています。

040_ルールの設定_2.png

4.6.カテゴリ名(値は任意)を入力し、「アクションを追加」を選択し、「EventBridgeイベントを作成」を選択します。

050_ルールの設定_3.png

4.7.アクション名(値は任意)を入力します。

060_ルールの設定_4.png

4.8.最後に画面右下の「保存して公開」を選択します。

070_ルールの設定_5.png

5.SNSの設定

次に、SNSを設定します。
3章でも説明しましたが、アラートメールを送信するメールアドレスが設定された、SNSトピックの作成となります。

5.1.SNSの管理画面にて、「トピック」を選択します。

200_トピックを選択.png

5.2.「トピックの作成」を選択します。

210_トピックの作成を選択.png

5.3.「スタンダード」を選択し、トピックの名前(値は任意です)を入力します。

220_トピックの設定.png

5.4.続いて、「サブスクリプションの作成」を選択します。

230_サブスクリプションの作成を選択.png

5.5.以下の表のとおりに設定します。

項目 設定内容
トピックARN (作成したトピック名)
プロトコル Eメール
エンドポイント (アラートメールを送信するメールアドレス)
240_サブスクリプションの作成.png

5.6.前手順で設定したメールアドレスにメールが届くので、「Confirm subscription」を選択します。

250_サブスクリプション許可のメール.png

5.7.以下の画面が表示され、SNSでの設定は完了となります。

260_サブスクリプション許可完了画面.png

6.EventBridgeの設定

最後にEventBridgeを設定します。
3章でも説明しましたが、特定のイベントが発生した時に、SNSのトピックを呼び出す設定となります。

6.1.EvetBridgeの管理画面から「ルールを作成」を選択します。

300_ルールを作成を選択.png

6.2.ルールの名前(値は任意です)を入力し、後はデフォルトのままで「次へ」を選択します。

310_EventBridgeのルールの設定_1.png

6.3.以下の表のとおりに設定し、「次へ」を選択します。

項目 設定内容
イベントソース AWSのサービス
AWSのサービス Amazon Connect
イベントタイプ 4章で「Contact Lens リアルタイム分析が利用可能」を設定した時は
「Contact Lens Realtime Rules Matched」

4章で「Contact Lens通話後分析が利用可能」を設定した時は
「Contact Lens Post Call Rules Matched」
320_EventBridgeのルールの設定_2.png

6.4.ターゲットタイプで「AWSのサービス」を選択し、5章で作成したSNSトピックを選択し、「次へ」を選択します。

330_EventBridgeのルールの設定_3.png

6.5.「次へ」を選択します。

340_EventBridgeのルールの設定_4.png

6.6.設定の一覧が表示されるので、内容を確認し「ルールを作成」を選択します。

6.7.以上で設定は完了です。お疲れ様でした。

7.送信されるメールのサンプル

設定したNGワードが検知されると、以下の様なメールが送信されます。

400_メールが届く.png

8.おわりに

ここまで読んで下さり、ありがとうございます!!!
(^^)

今回はNGワードを検知してアラートメールを送信する方法について紹介しました。
色々なAWSサービスを連携させて動かすことができたので、
脳汁がドバドバ出て、とても楽しかったです

次回も何かしらの技術に関する記事を作成します!
(:3_ヽ)_

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