改訂前のOracleMaster 12c認定試験(1Z0-062-JPN)を受け、撃沈された上に
申込時に再受験無料キャンペーンの登録を忘れるという失態をやらかし、決して安くない受験代がめでたく自腹で引き落とされ、数ヶ月ふて腐れておりました。
しかし今回認定試験の改訂をうけ、再受験し、無事認定されることができました。
迷走して色々と受験費・教材費を使ってしまったのでせめてその情報をここに残しておきます。
中の人
- Oracle 5年生
- 開発・運用・構築経験あり
- Oracleは使ったり立てたりと基本的なことなら可
- パフォーマンスとか凝ったことはできない
受験履歴
- 2016年4月にBronze認定を受ける
- 2017年5月にSliver認定に挑戦、54%で撃沈(当時合格ライン67%)
- 2017年8月に試験改訂
- 2017年10月にSliver再挑戦、85%で無事認定(合格ライン64%)
勉強期間
- 改訂前 1カ月(1日1時間程度)
- 改訂後 3週間(1日2,3時間程度)
改訂
OracleMaster Sliver12c認定試験ですが2017年8月に改訂が入っています。
元々、OracleMasterSliverは11g→12cになってから問題数が増えたり、一部Gold範囲が含まれたりと全体的に難易度があがっていましたが、さすがに難しすぎたのか、今回の改訂で簡単になったと言ってよいと思います。
特に試験名から"Install"が抜けていることからわかるようにインストールに関する問題がかなり減りました。(全くでないわけではありません。)
他にもいくつか除外となった試験範囲があり、純粋に勉強すべき範囲が減ったと受け取ってよいでしょう。
これから勉強する方はお手持ちの教材のうち、どの部分が除外範囲に当たるか確認しましょう。
逆に追加範囲もありますが、現在のところ出題割合は低いようです。
私の再受験時のDBaaS(新範囲)からの出題は1問だけでした。
受験感想(改訂後)
とにかく問題一つ一つが素直になりました。余裕で合格できたのはここが大きいです。
公式ページに
全体的に重箱の隅をつつくような問題は削減されました。
という記載があるように、改訂前は参考書・問題集にある問題より一段階詳しい問題が多く「こんなことまで聞くの?」というのが多かったですが、素直に試験範囲の知識を問う問題になったという感じです。
前回落ちてから種類の乏しい参考書や問題集を色々試しましたがそこまでしなくてもよかったな、といった感触です。
簡単といってもようやく普通に戻った程度なのでよほどのOracleエキスパートでなければある程度の勉強は必要かと思われます。
はじめっからこうしてくれればこんなに受験費や教材費使う事なかったのに。。
教材
初受験に使った教材
オラクルマスター教科書 Silver Oracle Database 12
おすすめ度:○
https://www.amazon.co.jp/dp/4798143561/
いわゆる黒本。可もなく不可もなくといった内容です。
正直内容はおすすめというわけではないのですがSliver12cの参考書はほとんど選択肢がないため
12c新範囲の参考書が欲しければ買うしかない、という感じです。改訂後ならこれ一冊いけるかもしれませんが、できれば下記の他の教材と併用することをお勧めします、無料のもありますので。
解説1・2と問題で3冊に切り離させるのはすごくうれしい、持ち歩くのも楽だし読むときも腕が疲れないし。
iStudy LE Web版がついているのもとてもうれしい。
iStudy
パソコン・スマホで学べる問題集。
上記黒本だけではカバーしきれないという意見が多かったので、LE版ではなくちゃんと買いました。パソコンで使える問題集としては比較的使いやすいと思います。(スマホはちょっと使いにくい)
問題数も270問と多く、私の知る限り唯一の解説付きのWeb教材です。
改訂前はこれでも及びませんでしたが、改訂後なら問題集としては十分でしょう。
現段階で改訂後の問題に対応できているかは不明。
しかしとにかく高い。会社に合格祝い金がもらえるとしてもほとんどはこれで吹っ飛んで赤字になることでしょう。それで落ちた日には目も当てられない。。おすすめ度○としたいですが高すぎる値段に見合うかといわれると△。
どうしてもPC、スマホで勉強したいという方はトライアル版もあるので買う前にそちらを試してみることをお勧めします。(LE版とは別)
ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c 試験対策ポイント解説セミナー
おすすめ度:◎
https://www.youtube.com/watch?v=MdpYA4gkNRs
Oracle公式による動画セミナー。
内容は改訂前ですがSliver12c試験開始時の動画なので、貴重なSliver12c範囲を重視した動画セミナーとなっています。
当然ながら12c新範囲は出題頻度が高いので必ず見ておきましょう。無料ですし。
問題数は少ないですが解説がとてもわかりやすいです。
再受験で使った教材
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Silver DBA11g(試験番号:1Z0-052)完全詳解+精選問題集
おすすめ度:○
https://www.amazon.co.jp/dp/4797361867
11gで絶大な人気を誇った白本。
12c黒本だけでは不足を感じた人が11g白本を買うパターンが多いようです。初回受験で落ちた私が真っ先に買ったのはこれでした。
二冊目ということもあるのでしょうが、解説が読みやすく図も多いのでわかりやすいです。参考書に違わぬ分厚さですが勉強を始めるとすぐに眠くなってしまう私でも一週間強で読み切りました。会社の査定が近かったというのも大きいですが
これで12c版であれば文句なしで◎なんですが。。
12c変更点について詳しい、或いは別途教材・マニュアルでカバーできる方はこちらを強くお勧めします。
クラムメディア
おすすめ度:×
https://www.crammedia.com/1Z0-062-ORACLE-MASTER-Silver-Oracle-Database-12c/p/396/224
パソコン・スマホで学べる問題集。iStudyより圧倒的に安いですがこれは断トツでおすすめしないです。
何故かというと結構な頻度で回答が間違っているからです。(4,5問に1つくらいの割合)
幸い、回答者によるコメント欄があるため、回答が間違っている場合はそこで判明する場合もありますが
解説もほとんどついていないため、回答が誤っていてもそれに気が付かない可能性もあり
下手すると時間とお金を使って誤った知識を植え付けられかねないです。
回答だけでは本当に合っているのか徐々に信用できなくなり、数十問解いたところで利用をやめてしまいました。
もし利用するとしてもある程度の実力がついてからをおすすめします。
ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c 傾向と対策
おすすめ度:◎
https://www.youtube.com/watch?v=AsY3n7j8krI
Oracle12cSliver改訂後に対応したOracle公式動画セミナー。
改訂による変更点とサンプル問題をいくつか解説しています。
こちらも非常に参考になるため、上の動画セミナーと合わせて視聴しておくことをお勧めします。
特にこちらからはほぼ同じ問題が何問か出題されました。
後編もちゃんとあります。
ORACLE MASTER Web問題集 | オラクルマスターへの道
おすすめ度:◎
http://oraclemaster.info/exercise/1z0-062/
無償Web問題集として定番の「オラクルマスターへの道」がいつの間にかリニューアルして12c対応していました。
試験日前日におさらいとしてやってみましたが、初めの方は毎度50%前後程度しか取れず、絶望しました。
しかし繰り返し挑戦し、こちらで100%を取れるようになるころには本番では85%とれるようになっていました。
さすがに解説はついていないのである程度実力がついていないと活用しきれない可能性があります。
しかし全150問と無償とは思えない量・クオリティなので教材のひとつとしてぜひ採用すべきです。
#その他
PDBはあんまりでませんでした12cの新要素として各参考書、問題集ともにCDB・PDBが結構乗ってますが改訂前は0、改訂後は1問くらいしか出なかったです。たまたまかもしれないので参考程度に。。