社内のグループウェアでMicrosoft 365とGoogle Workspaceを併用している、なんて環境は意外と多いのではないでしょうか？
公式にはMicrosoftだけど、社外とのやり取りにはGoogleツールが便利…といったケース、よく耳にします。

ただ、MicrosoftとGoogleのツールは標準では連携できないため、情報の二重入力や転記作業が発生しがちですよね。これが地味に時間を奪っていく…。

そこで今回は、ノーコード自動化ツール「Yoom」を使って、MicrosoftとGoogleのツールを連携させる方法をご紹介します！
具体例として、Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに自動で登録するフローの構築手順を解説していきます。面倒な転記作業から解放されましょう！

この記事がおすすめな方

Googleフォームの回答データを効率的に管理したい担当者の方
顧客対応やデータ集計をよりスムーズに行いたい事務担当の方
フォームデータのリアルタイム共有を実現したいプロジェクトマネージャーの方
Excelでのデータ分析をもっと効率化したいビジネスアナリストの方
ノーコードツールで業務を効率化したいと考えているすべての方

すぐに試せる連携テンプレート

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使った連携方法を解説しますが、「まずは試してみたい！」という方のために、すぐに利用できるテンプレートも用意されています。
難しい設定は不要で、非エンジニアの方でも簡単に連携を実現できますよ。

Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに登録する

Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに自動登録する方法：実践編

それでは、実際に「Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに登録する」フローを構築する手順を、Yoomの画面キャプチャを交えながら解説します。
プログラミング知識は一切不要！クリック操作中心で設定できるので、ぜひ一緒に試してみてください。

Yoomとは？

Yoomは、SaaS間の連携や定型業務の自動化を実現する国産のiPaaS（Integration Platform as a Service）です。通常、API連携には専門知識が必要ですが、Yoomはコーディング不要で、直感的なインターフェースで様々なアプリケーションを連携・自動化できるのが大きな特徴です。日々のルーチンワークを自動化し、コア業務に集中したい方におすすめのツールです。

Yoomのアカウント登録はこちらから（30秒で完了！）

ステップ1: GoogleフォームとMicrosoft ExcelをYoomに連携（マイアプリ登録）

まずはじめに、Yoomと連携させたいGoogleフォームアカウント、Microsoft Excelアカウントを「マイアプリ」に登録します。

1. Googleフォームの連携

Yoom画面左メニューの「アプリ連携」をクリックし、「Googleフォーム」を選択します。

_{Yoom公式ブログより参照}
「YoomとGoogleフォームを連携します。」画面で「Sign in with Google」をクリックします。

_{Yoom公式ブログより参照}
「アカウント選択」画面で、連携したいGoogleアカウントを選択します。

_{Yoom公式ブログより参照}
Googleアカウントの確認画面が表示されるので、連携内容を確認し「次へ」→「続行」を選択します。

_{Yoom公式ブログより参照}

これでYoomとGoogleフォームの連携は完了です。

2. Microsoft Excelの連携

次に、Microsoft Excel（Microsoft 365アカウント）を連携します。

同様に「アプリ連携」から「Microsoft Excel」を選択します。

_{Yoom公式ブログより参照}
接続したいMicrosoftアカウントを選択し、サインインとアクセス許可の承認を行います。

_{Yoom公式ブログより参照}

_{Yoom公式ブログより参照}

これで必要なアプリ連携が完了しました。

Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに登録する

ステップ2: Googleフォームが回答されたら起動するトリガーを設定

それでは、具体的なフロー設定手順を見ていきましょう。
まず、自動化の起点となる「トリガー」を設定します。今回は「Googleフォームに新しい回答があったら」をトリガーにします。

これでトリガー設定は完了です。

ステップ3: Microsoft Excelに回答を追記するアクションを設定

次に、トリガーによって取得したGoogleフォームの回答データを、Microsoft Excelに登録する「アクション」を設定します。

アクションの追加
- 設定したトリガーの下にある「＋」ボタンをクリックします。
  
  _{Yoom公式ブログより参照}
オペレーションの選択
- 「データベースを操作する」を選択し、次に「Microsoft Excel」を選択します。
  
  _{Yoom公式ブログより参照}
アクション詳細設定
- 「オペレーションのタイトル」を入力します（例: Excelに回答を追記）。
- 「Microsoft Excelと連携するアカウント情報」で、ステップ1で連携したアカウントを選択します。
- 「実行アクション」で「レコードを追加する」を選択します。
  
  _{Yoom公式ブログより参照}
Excelファイル・シート・テーブルの指定
- レコードを追加したいExcelファイルが保存されている「ドライブ」「ファイル」「ワークシート」「テーブル」をそれぞれ選択・指定します。
  
  _{Yoom公式ブログより参照}
  
  _{Yoom公式ブログより参照}
データマッピングとテスト
- 指定したExcelテーブルのカラム（列）が表示されます。
- 各カラムに対応するGoogleフォームの回答データを、右側の「アウトプット」からドラッグ＆ドロップ（またはクリック）して設定（マッピング）します。
- マッピング完了後、「テスト」をクリックし、Excelに正しくデータが追記されるか確認します。
- 問題なければ「保存」をクリックします。
  
  _{Yoom公式ブログより参照}

以上で、「Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに登録する」自動化フローが完成しました！🎉
これで、フォームに回答があるたびに、自動でExcelにデータが追加されていきます。

Googleフォームの回答をMicrosoft Excelに登録する

GoogleフォームやMicrosoft Excelを使ったその他の自動化例

Yoomを使えば、今回紹介した連携以外にも、GoogleフォームやMicrosoft Excelを活用した様々な業務自動化が可能です。
いくつかテンプレートをご紹介しますので、気になるものがあればぜひ試してみてください！

その他のフォームツールとMicrosoft Excelの連携

Googleフォーム以外にも、様々なフォームツールとExcelの連携が可能です。

Jotformに回答があったら、Microsoft Excelのデータベースに格納する

HubSpotのフォーム内容をAIで分析してMicrosoft Excelに追加する

Wixでフォームが送信されたらMicrosoft Excelに追加する

Googleフォームを活用したその他の自動化例

Googleフォームをトリガーにして、チャットツールへの通知、カレンダーへの予定登録、タスク管理ツールへの登録なども自動化できます。

チャットツールへの通知:

Googleフォームで回答が送信されたらSlackに通知

Googleフォームに回答があったら、Google Chatに通知する

カレンダーへの予定追加:

Googleフォームに回答があったら、Googleカレンダーに予定を追加する

Googleフォームの回答内容をもとに、Outlookに予定を登録する

タスクツールへの登録:

Googleフォームに回答があったら、Notionにレコードを追加する

Googleフォームで登録された情報をAsanaに登録する

Googleフォームで登録された情報をTrelloに登録する

Microsoft Excelを活用したその他の自動化例

Excelをデータの格納先や参照元として、様々なツールと連携させることが可能です。

顧客管理ツールとの連携:

HubSpotでコンタクトが作成されたらMicrosoft Excelに追加する

SalesforceでToDoオブジェクトが登録されたらMicrosoft Excelに追加する

Notionでページが作成されたら、Microsoft Excelに転記する

メールとの連携:

メールの内容をエクセルに格納

Outlookにメールが届いたら、Microsoft Excelにレコードを追加する

Gmailでメールを受信したら、Microsoft Excelの情報を更新する

GoogleフォームとMicrosoft Excelを連携するメリット再確認

改めて、この連携によって得られる主なメリットを整理しておきましょう。

データ入力の手間削減とヒューマンエラー防止:
フォーム回答がExcelに自動入力されるため、手作業による転記ミスや入力漏れを防ぎ、確認工数も削減できます。アンケート結果や問い合わせ情報の記録が正確かつ効率的になります。
常に最新データでの管理・分析が可能:
データがリアルタイムに近い形でExcelに蓄積されるため、常に最新の情報に基づいた集計や分析が可能です。調査結果の速報やKPIモニタリングなどに役立ちます。
データソースの一元化による効率向上:
Googleフォーム経由の情報だけでなく、他のツールからのデータもYoom経由でExcelに集約できます。データがExcelに一元管理されることで、検索やフィルタリングが容易になり、必要な情報へのアクセス性が向上します。

まとめ

今回は、Yoomを使ってGoogleフォームとMicrosoft Excelを連携させる方法を解説しました。
GASのようなプログラミング知識がなくても、ノーコードで簡単に自動化フローを構築できるのがYoomの魅力です。

直感的なUIで誰でも操作できるため、面倒なデータ転記作業から解放され、事務作業の効率化や生産性向上に直結するでしょう。

今回紹介した「レコード追加」のフローだけでなく、途中でSlackに通知するステップを追加したり、Excelと同時にGoogle スプレッドシートにも書き込んだりするなど、Yoomなら柔軟なカスタマイズが可能です。

ぜひこの機会にYoomを導入し、日々の業務自動化による効果を体験してみてください！