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【初心者】AWS AutoScalingについて(ハンズオン①:起動テンプレートの作成)

Last updated at Posted at 2021-02-10

はじめに

AWS AutoScaling・・EC2を処理負荷に合わせて、増やしたり減らしたりすることができる便利なサービス
公式サイト

このサービスを利用することで、耐障害性・可用性・コスト効率の向上を実現できます。

サービスを使用するときにはあらかじめ、起動テンプレート(何を)オートスケーリンググループ(どこで)スケーリングポリシー(どんな状態の時に)を設定します。

具体例

スーパーでのレジ待ちを想像してみましょう。

レジ画像(1人).png

今は店員さん1人に対して、お客さん1人なので問題なく対応することができます。
しかししばらくすると...

レジ画像(3人).png

お客さんの人数が3人になってしまい、1人では対応できなくなってしまいました。
そこで、店員さんは急いで他の仕事をしている店員さんをアラームで1番レジと2番レジに呼び出します。(これをルール①とします。)

 

これで店員さん1人に対して、お客さん1人なので問題なく対応することができます。

   

そしてお客さんがいなくなってしまったら、追加で来てもらった店員さんには別の仕事に戻ってもらいます。(これをルール②とします。)

この状況をAutoScalingと紐づけると、

起動テンプレート(何を)=店員さん
オートスケーリンググループ(どこで)=1番レジと2番レジ
オートスケーリングポリシー(どのような状態時に)=お客さんが2人以上並んだ時、お客さんがいなくなった時(ルール①、②)

となります。

ハンズオン①起動テンプレートの作成

今回は既に作成されている停止済のEC2から起動テンプレートを作成したいと思います。
※起動テンプレートと同じような意味で使用される起動設定というものがあります。起動設定はバージョン管理ができないため、管理ができる起動テンプレートの作成をお勧めします。

1.PNG
EC2サービスの「インスタンス」より、「アクション」「イメージとテンプレート」「インスタンスからテンプレートを作成」を選択します。

2.png
ソースインスタンスに選択したEC2のインスタンスIDが表示されていることを確認し、項目の設定をしていきます。
※今回インスタンスから作成したため、☆印がついてるものは既に項目が選択されています。誤りがないか確認しながら、設定をしていきます。

 ・起動テンプレート名:任意のテンプレート名
 ・テンプレートバージョンの説明:バージョンを管理する時に更新していく値。基本数字でバージョン管理をします。
 ・EC2AutoScalingで使用できるテンプレートをセットアップする際に役立つガイダンスを提供:チェックを入れる

3.PNG
 ・Amazon マシンイメージ (AMI):起動するAMIを選択(☆)
 ・インスタンスタイプ:起動するインスタンスタイプを選択(☆)
 ・キーペア (ログイン):起動した際に使用するキーペアを選択(☆)

4.PNG
 ・ネットワーキングプラットフォーム:VPCを選択(☆)
 ・サブネット:起動するサブネットを選択(☆)
  ※注意※インスタンスから作成した場合は、選択済になっているが、2つのAZにまたがって起動したい場合は、「起動テンプレートに含めないでください」を選択
 ・ファイアウォール (セキュリティグループ):起動した際に設定するセキュリティグループを選択(☆)
 ・ストレージ (ボリューム):起動した際に使用するボリュームを選択(☆)

5.png
 ・リソースタグ:新しく起動したインスタンスへのタグを選択(☆)
         新しく起動したインスタンスと分かるような名前をつけておくと、良い。
 ・セキュリティグループ:起動した際に設定するセキュリティグループを選択(☆)
 ・パブリック IP の自動割り当て:デフォルトでは無効化になっているが、ssh接続をする場合には有効化を選択(☆)

6.png
 ・シャットダウン動作:停止済インスタンスから作成した場合には、「停止済」となっているため、
            「起動テンプレートに含めないでください」を選択する。
 ・停止 - 休止動作:上記同様

7.png
 最後に「起動テンプレートを作成」を選択します。

8.png
「テンプレートの起動」より新しいテンプレートが作成されたことを確認できます。
 またこのテンプレートを更新したい場合は、「アクション」より「テンプレートを変更(新しいバージョンを作成)」より更新を行うことができます。

最後に

次回の記事では、ハンズオン②:オートスケーリンググループの作成を行いたいと思います。

この記事はAWS初学者を導く体系的な動画学習サービス「AWS CloudTech」の課題カリキュラムで作成しました。
https://aws-cloud-tech.com

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