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iPhoneアプリでハッカソンに出る (1)なぜiOSを選ぶのか

Last updated at Posted at 2025-12-08

はじめに

ハッカソンといえばweb開発ですが、だからこそiPhoneアプリを作ると強い、という勝手な印象を持っています。
実際、JP Hacksなどのでかい大会に行けば行くほど、モバイルアプリの採用率は上がります。

なぜか?簡単で、ハードウェアの充実 があります。カメラや位置情報、動作の検出など、スマホが提供してくれる機能のおかげで、ハードウェアを開発するよりも手軽に、Webのみの開発者に大差をつけたクオリティを実装可能です。

また、WebもiOSクライアントも実装すると、純粋に成果物量パワーが上がって強いです。

ということで、iPhoneアプリをハッカソンに取り込んで一緒にたくさん結果残そう!という記事を連載していきます。

注意:ハッカソンで成果を残しやすい、という観点からの記事になります。ちゃんと開発する場合には他に考えるべき点もあることに注意。

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なぜiOSを選ぶのか?

今回開発したいものは、ネイティブのiOSアプリ、つまりXcodeでSwiftUIで書く、マジもんのiOS専用アプリの開発方法です。

ここでWindowsユーザーの皆様にはお別れを告げなければなりません。

そこまでしてもiOSを推すのには理由があります。

  • ネイティブAPIがやっぱり強い
  • デザインが簡単にしっかりする
  • マイナーだから目立つ

の3点からお伝えしていきます。

「それ、Webでよくない?」の意見に立ち向かい、むしろ利用する、そういう体験を考えていきましょう。

ネイティブのフレームワークがやっぱり強い

大体ここです。
SwiftUIでは、iOSの機能をフル活用できるフレームワークが複数用意されています。

  • HealthKit
  • VisionKit
  • ARKit
  • WidgetKit
  • などなど。

これらはWeb開発では難しいか、できるけどパフォーマンスが落ちるもの、外部ガジェットを利用しないといけないものなどになってきます。

また、ReactNativeなどマルチプラットフォームなフレームワークでこれらを利用する場合、繋ぎ込みのコードを書く必要がある程度は出てきます。それがやっぱり面倒。

ドキュメントも公式のものが充実しており、AIによる実装もかなり安定して行える感じがあります。

また最近、iOS26からはFoundation Modelが実装され、iPhoneローカルでAIを使うことができるようにもなりました。

ハッカソンでは、逆説的に「心拍数などの身体データを取得したいからiOSにした」「リッチなAR機能を十分高速に動作させるためにiOSにした(ただしUnityなどの選択肢を省くためにiOS likeな機能として通常UIを組み込むことを強調)」など、技術選定理由の拡充 に使うこともできます。

また、AppleWatch、AirPodsとも比較的簡単に連携できるのもおすすめ。ハードウェアの力を存分に引き出せます。

デザインが簡単にしっかりする

SwiftUIのおかげで、デザインが本当に簡単に組めます。

Webや他のスマホ開発環境(ReactNativeとか)では、AIっぽいデザインから離れるのが難しい印象があるんですが、SwiftUIだと 「Appleらしい」 に一旦逃げることができます。変にグラデーションがついたAI実装の画面ばっかりが並ぶプレゼンの中で、UIがAIっぽくない、というのはかなり差別化要素になります。

また、SwiftUI界隈にはデザイン大好きな人がたくさんいるので、Swift Package Managerで簡単に導入可能なデザインライブラリがたくさんあります。Confettiとか。

マイナーだから目立つ

いないもん。 iOSネイティブ開発者ってSwift大好き魔神が半分を占めてるところあるので。

だからこそ技術スタックでインパクトを残すことに繋がるので、まあまあいい選択だとは思ってます。

iOSをハッカソンに選ぶデメリット

ここまでいいとこばっかり書きましたが、尖ってる分デメリットもあるんです。

それ、Webでよくね?

これを何度審査員から言われたか。

これを避けるために上記のネイティブフレームワークを多数搭載するまである。

結局、「iPhoneの機能」を使っていないとダメだし、使ってても、アプリの体験を本当に考えるならむしろWebの方がよい、ということもあります。無理に技術をくっつけると不自然で目立つからね。

なのでアイデア段階から、自然とiPhone以外考えられないようなものにするべきです。市場でスマホ版・Web版と展開されてるものは最初から省いたりね。

環境構築・学習コスト

macでしか開発できない。あとXcodeとSimulatorが重い。何十GBか吸われる。ビルドファイルもデカすぎる。

SwiftUIも、十分一般的な書き方だけど、やっぱりデザイン作る周りとか独特なところは多い。Sendableのエラーとか、いまだにわからない。

おわりに

ということで、iPhoneアプリは 使いこなせたら最強! な存在です。最近のハッカソン、技術がインフレしてきてハードに頼らないと勝てなくなってきてるので。

ぜひみなさんもiPhone開発を取り入れて強くなりましょう!

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