パソコンのHDDやSSDを初期化する際に、「MBR」と「GPT」のどちらかを選ぶ画面を見たことはありませんか?
突然このような専門用語が出てくると、違いがわからず戸惑う方も多いでしょう。
この記事では、GPTディスクとは何か?、MBRとの違いや選び方、さらにはMBRとGPTの変換方法についてもわかりやすく解説します。
記事の後半では、私たちが提供する便利な変換ツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
セクション1:MBRとGPTの違い
MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)は、ディスクのパーティション情報を管理する方式です。
比較項目 | MBR | GPT |
---|---|---|
最大ディスク容量 | 約2TBまで | 理論上18EBまで(OS制限あり) |
パーティション数 | 最大4つ(拡張パーティションで増加可能) | 最大128個(Windowsの場合) |
ブート方式 | BIOS | UEFI |
信頼性 | バックアップ情報なし | バックアップヘッダーありで信頼性高 |
特に**「2TBを超えるディスクを使いたい」や「複数のパーティションを作りたい」**という場合には、GPTのほうが適しています。
セクション2:GPTディスクのメリット・デメリット
✅ メリット:
- 2TBを超えるディスク容量をフルに使える
- パーティションを多数作成できる(Windowsでは最大128)
- バックアップヘッダーでパーティション構造が安定
- Windows 10以降やmacOSなどのモダンOSに最適
⚠️ デメリット:
- 古いOS(例:Windows XP)では認識されない
- 古いマザーボードではUEFI非対応のため利用できない場合あり
セクション3:GPTディスクはどんなときに使うべき?
以下のようなケースでは、GPTを選ぶのがおすすめです:
- 3TB以上のHDDや最新のSSDを使う場合
- Windows 10/11をUEFIモードでインストールする場合
- パーティション数を将来的に増やす予定がある場合
ただし、Windows 7以前のPCやレガシーBIOSのみ対応の環境では、MBRのほうが適しているケースもあります。
セクション4:GPTとMBRの変換方法(AOMEI Partition Assistantを使用)
ディスク形式を変更したいときに便利なのが、AOMEI Partition Assistantです。
このソフトを使えば、データを消さずにMBR⇔GPTの変換が可能です。
🔧 手順:
-
AOMEI Partition Assistantをインストール・起動
対象ディスク(例:MBRのディスク0)を右クリック → 「GPTディスクに変換」を選択
※GPTの場合は逆に「MBRディスクに変換」が表示されます
まとめ
GPTディスクは、大容量ストレージや新しいOS環境に適したフォーマットです。
MBRとの違いや特徴を理解することで、適切な選択ができるようになります。
また、AOMEI Partition Assistantのようなツールを活用すれば、データを失わずに形式変更も簡単に行えます。
正しい知識と便利なツールを使って、ディスク管理を安全かつ効率的に進めましょう。
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