【Docker】Rspecテスト用データベースの仮想環境構築

概要

以前作成したアプリでDocker開発環境の構築をしました。
今回の内容は前回記事の発展系なので、下記もご覧ください。
前回記事
それまではテストコードが問題なく通ってはいたんですが、新しいテーブルを追加したところテスト用データベースでエラーが・・・。

どうやら開発環境用データベースはDocker内部に、テスト用データベースをDockerの外側に構築していたので、開発環境で追加したテーブルをデータベースに反映できなかった模様。

意外と詰まったので、備忘録的にまとめようかなと思っています。

バージョン

・Ruby（2.5.1）
・Ruby on Rails（5.2.3）
・MySQL（5.6）
・Docker(19.03.4)
・docker-compose(1.24.1)

結論

実はごくごく簡単でした。
docker-compose.ymlでtest-dbというコンテナを追加するだけです。
ただその時に、データベース名、パスワード、ユーザー名など必要になってきます。

docker-compose.ymlで設定したデータベース名などを、database.ymlに反映するだけ、という感じですね

ちなみに、テスト用データベースもSequelProで確認したかったので、開発環境データベースのポートとは違うポートを解放してます。

docker-compose.yml

version: '3'
services:
  db:
    image: mysql:5.6
    environment:
      MYSQL_DATABASE: docker_development
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
      MYSQL_USER: root
      MYSQL_PASSWORD: password
    volumes:
      - ./mysql/mysql_data:/var/lib/mysql # データの永続化
    ports:
      - "4306:3306" # ホストからゲストへポートフォワード。sequelProと繋ぎたいので、3306ではなく4306をポートに指定

  # Docker内部でテスト用のデータベースが必要になるので記述
  test-db:
    image: mysql:5.6
    environment:
      MYSQL_DATABASE: docker_test
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
      MYSQL_USER: test_root
      MYSQL_PASSWORD: password
    ports:
      - "4307:3306" # ホストからゲストへポートフォワード。sequelProと繋ぎたいので、3306ではなく4307をポートに指定 

  web:
    build:
      context: .
      dockerfile: Dockerfile
    # 一度サーバーが起動すると起動し続けるので、rm -f /workdir/tmp/pids/server.pidで、dockerが起動する度に一旦停止させる
    command: /bin/sh -c "rm -f /workdir/tmp/pids/server.pid && bundle exec rails s -p 3000 -b '0.0.0.0'"
    tty: true
    stdin_open: true
    depends_on:
      - db # DB側のコンテナが出来上がってからwebを実行する
    ports:
      - "3000:3000" # ホストからゲストへポートフォワード
    volumes:
      - .:/workdir # ソースコード変更したらDocker側も即反映されるように

database.yml

(省略)
test:
  <<: *default
  database: my_new_gear_test
  username: test_root
  password: password
  database: docker_test
  host: test-db
(省略)

これでdocker内部に入ってRspecのテストを実行しても、問題なく通るはずです！