この ClickUp と Monday の比較記事では、2つのプロジェクト管理ソフトの主な違いを解説します。機能、料金、ユーザーインターフェース、実際に使ってみた感想、そして長所・短所の観点から、Monday.com と ClickUp を比較していきます。
両方のツールを長時間にわたって使い込み、それぞれのメリットとデメリットを整理しました。あなたがベストな選択ができるように、実体験に基づいたポイントを分かりやすく共有します。
それでは、ClickUp vs Monday.com の詳細な比較に入っていきましょう!
評価:ClickUp vs Monday
ClickUp — 総合評価: 4.1/5
- Review(レビュー)
- Project management tools(プロジェクト管理機能)
- Collaboration tools(コラボレーション機能)
- Automation(自動化)
- AI capabilities(AI機能)
- Free plan(無料プラン)
- Pricing(料金)
- Integrations(インテグレーション)
- User interface(UI)
- My experience(使用感)
- Customer support(サポート)
主な長所
- 寛容な無料プラン
- 高度なプロジェクト管理機能
- 豊富なインテグレーション
- カスタマイズ可能なダッシュボード
- 強力なコラボレーション機能
主な短所
- 場合によって動作が遅くなることがある ⚠️
- モバイルアプリにバグが残ることがある
- カスタマーサポートの品質にばらつきがある
Monday.com — 総合評価: 4.0/5
- Review(レビュー)
- Project management tools(プロジェクト管理機能)
- Collaboration tools(コラボレーション機能)
- Automation(自動化)
- AI capabilities(AI機能)
- Free plan(無料プラン)
- Pricing(料金)
- Integrations(インテグレーション)
- User interface(UI)
- My experience(使用感)
- Customer support(サポート)
主な長所
- 直感的で使いやすいUI
- タスク管理機能が充実
- カスタマイズ可能なダッシュボード
- 多様なプロジェクト表示オプション
主な短所
- 定期タスク(recurring tasks)の扱いが直接は弱い(自動化で補う必要あり)
- モバイルアプリの安定性に課題があることがある ⚠️
- 料金は規模によって高額になりがち
ClickUp と Monday.com の主な違い
| 項目 | ClickUp | Monday.com |
|---|---|---|
| 概要 | チーム向けの高機能なプロジェクト管理プラットフォーム | 主にチーム向けの直感的なプロジェクト管理プラットフォーム(個人の無料利用も可) |
| 主な機能 | Project management, Task management, Permissions, Whiteboard, Chat, Collaborative Docs, Automation, ClickUp Brain, Time tracking, AI note-taker | Project management, Task management, Templates, Dashboards, Collaboration tools, Docs, Automation, Time tracking |
| ユーザーインターフェース | シンプルだが多機能 | 直感的で使いやすい |
| 連携(Integrations) | 豊富(+7,000 程度) 🔧 | 豊富(+7,000 程度) 🔧 |
| 料金 | Free plan: Available, Unlimited: $7/月/ユーザー, Business: $12/月/ユーザー, Enterprise: カスタム | Free plan: Available, Basic: $9/月/ユーザー, Standard: $12/月/ユーザー, Pro: $19/月/ユーザー, Enterprise: カスタム |
| モバイルアプリ | 利用可 | 利用可 |
| オフライン利用 | 利用可能 | 利用可能 |
| G2評価 | 4.7 | 4.7 |
ClickUpとは?
ClickUp は市場でも指折りの多機能なプロジェクト管理プラットフォームで、タスクの割り当て、目標管理、タイムトラッキング、ドキュメント共有、外部ツールとの連携などをワークスペース内で完結できるよう設計されています。多彩なビュー(リスト、ボード、カレンダー、ガントなど)でプロジェクトの状態を視覚化でき、チームの生産性向上やワークフローの最適化を目指す組織によく選ばれます。💡
(補足)セキュリティ面やコンプライアンス要件がある場合は、EnterpriseプランでのSAML/SSOや管理機能を確認してください。特に大企業や規制業界では事前確認が重要です。
Monday.comとは?
Monday.com は直感的な操作感と豊富なビュー選択が特徴のプロジェクト管理プラットフォームです。企業向けのセキュリティや多様な連携オプションが整っており、エンタープライズ用途にも向きます。ワークフロー作成、プロセス自動化、チーム内の共同作業をブラウザ・デスクトップ・モバイルで行えます。
(補足)Monday.com はテンプレートが豊富で、業務に合わせたカスタマイズ性が高い反面、大規模運用ではコストや自動化数に注意が必要です。
比較:ClickUp vs Monday.com
まずは両ツールの機能を順に見ていきます。次にUI、連携、料金を比較し、最後に各ツールの長所・短所と代替案、私のおすすめを示します。
主な機能
では ClickUp の機能から見ていきます。
ClickUp の主要機能
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セントラルハブ(ホームページ/カスタムダッシュボード)
- ログインするとカスタマイズ可能なホームが表示され、重要なカード(カレンダー、割当タスク、最近のアクティビティなど)をドラッグ&ドロップで整理できます。
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プロジェクト管理ツール
- ダッシュボードは必要なワークフローだけに集中させられるカスタム性が高い設計です。リスト、ボード、ガント、カレンダーなど多彩なビューをワンクリックで追加可能。
- リソース管理(workload, box, team view)により誰に余力があるか、誰が過負荷かを可視化できます。
-
タスク管理
- タスク作成は簡単。説明、サブタスク、優先度、担当者、期日、タグ、リマインダーなどを設定可能。
- タスクテンプレートがチーム別に用意されており、テンプレートをベースにカスタマイズして使えます。
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権限管理
- 無料プランでは権限設定が限定されます(参加者は編集可能)。有料プランでは view-only / comment / edit / full access と段階的な権限付与が可能。
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コラボレーション機能
- Whiteboards(ホワイトボード):リモートブレインストーミングに有用。リアルタイムのカーソル共有やドラッグ&ドロップで要素を配置できる。※ホワイトボード起動時に応答が遅くなることがある(注意)🧠
- Chat(チャット):チャット内からタスクを直接作成したりドキュメントを共有可能で、コミュニケーションとタスク管理を一本化できます。
- Collaborative Docs:NotionやCodaに近いドキュメント機能。テンプレートや埋め込み要素、ページ階層のドラッグ移動で資料管理に便利。
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自動化(Automation)
- 「when」「then」ロジックに基づく自動化が可能。テンプレートも用意されており、サブタスク完了で親タスクを進める等のルールが作れます。
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AI(ClickUp Brain)🧠
- 有料プランで利用可能。プロジェクトやドキュメントに対する質問応答、ミーティングの自動文字起こしや要約、スペルチェック、コンテンツ生成支援などが行えます。
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タイムトラッキングとタイムシート
- デスクトップ/モバイル/ブラウザから計測でき、プロジェクト別の分析やカスタムレポート作成が可能です。
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AI ノートテイカー(会議録)
- Zoom、Microsoft Teams、Google Meet を自動で転写し要約。アクションアイテムをタスク化してワークスペースに取り込める点が強みです。
(補足)ClickUp の豊富な機能群は中小〜大規模チームに有効ですが、機能過多による学習コストや初期設定の面倒さが気になるケースがあります。オンボーディング計画を立てることを推奨します。🔧
ClickUp のプロジェクト管理(詳細)
- 多様なビュー(list, board, calendar, gantt)
- フィルタ・並び替え機能が豊富(ステータス、担当者、優先度、期限など)
- リソース管理ビューでキャパシティを可視化
- カスタマイズタブでレイアウトや権限、フィルタをさらに調整可能
- テンプレートが無料プランでも利用可能で、複雑なプロジェクトの初期構築を短縮できる
(私の所感)プロジェクトの粒度や追跡指標を細かく管理したい場合、ClickUpは非常に有効です。タスク間の関係性やリソース配分を重視するチームに向いています。
タスク管理(ClickUp)
- シンプルなタスク作成フロー
- ファイル添付、コメント、関係(relationships)などが使える
- サブタスクによる分解とテンプレートの併用で運用効率を高められる
総評:タスク進捗の可視化に必要な機能は一通り揃っており、エンタープライズ用途にも対応可能です。
ClickUp の権限設計
- 無料プラン:権限は限定的(共同編集が基本)
- 有料プラン:view-only / comment / edit / full の段階的権限付与
- 削除可能・不可など細かな権限管理で情報保護と編集フローを制御可能
ClickUp のコラボレーション(ホワイトボード・チャット・Docs)
- Whiteboard:リモート会議でのブレストに強い。要素の挿入(タスク、ドキュメント、付箋等)と移動が可能。ただし複雑なボードでは動作が重くなることがある。
- Chat:メッセージからタスク生成、ファイル共有が可能で小規模チームには特に便利。
- Docs:共同編集、テンプレート、埋め込み、ページ階層の作成など情報管理の幅が広い。
(ヒント)Docs をナレッジベースとして活用し、ドキュメント内からタスク化する運用を作ると属人化を防げます。📝
自動化(Automation)
- ルール作成は「when→then」方式
- 自動化テンプレートが充実しており、設定の敷居を下げてくれる
- Calendly / Google Calendar など外部連携との自動化も可能
自動化の設定は柔軟ですが、複雑なルール群になると管理とテストが必要になります。ルール命名・管理ポリシーを決めておくと良いです。
AI 機能(ClickUp Brain)
- 有料機能で応答速度は速い
- ミーティング転写、要約、自動タスク生成、コンテンツ作成支援などワークフローを加速するユースケースが豊富
(注意)AIの出力は補助として利用し、重要判断は人が検証する運用を推奨します。
タイムトラッキングとAI ノートテイカー
- 時間ログはプロジェクト別にフィルタ可能で、タイムシートやカスタムレポートで分析できます
- AIノートテイカーは会議の要点とアクションアイテムを自動抽出し、タスク化するので会議運用が改善されます
(補足)タイムトラッキングは正確な工数管理に役立ちますが、チーム文化として「記録する」ことが浸透していないとデータの信頼性が下がります。導入時にガイドラインを作成しましょう。
次に Monday.com の主な機能を見ていきます。
Monday.com の主要機能
-
ホームページ(ダッシュボード)
- 最近アクセスしたものや自分のタスクを素早く確認できる「My Work」タブが中心。ワークスペースごとにより詳細なダッシュボードを作れます。
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プロジェクト管理
- ワークスペース単位でプロジェクトを分け、列(column)タイプと表示ビューを選んで構成します。セットアップは直感的で比較的短時間で開始できます。
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表示オプション
- Gantt、Kanban、Calendar、Workload など多彩なビューが用意されている点が強み。さらに+で追加のビューや外部ウィジェットを選べます。
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テンプレート
- 業界やチーム別にテンプレートが豊富で、プロジェクト立ち上げをスピード化できます。
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タスク管理(Subitems, カスタム列)
- タスク追加はワンクリックで可能。ステータス、優先度、タイムライン、担当者、期日などを列で管理。サブアイテムで複雑なタスクを分解できます。
- ただし、ネイティブでの「繰り返しタスク」機能は弱く、自動化を組む必要がある場合があります。
-
カスタムダッシュボード
- 30以上のウィジェットやアプリを使ってデータ可視化が可能。プロジェクト進捗、予算、ワークロードなどを一画面で確認できます。
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自動化(Automation)
- 条件に応じたアクションを自動化。繰り返し処理や通知、ステータス遷移の自動化に強みがあります。
(所感)Monday.com は「見た目の分かりやすさ」と「テンプレートによる迅速な立ち上げ」が魅力です。UIが直感的なので、導入後のユーザー教育が比較的楽に済みます。
(注)一部のユーザーがテンプレートや画面ロードで時間がかかると報告しています。大規模なテンプレートリポジトリを扱う場合は事前にパフォーマンスを確認してください。
(ここで少し補足的な技術的観点を追加します)
セキュリティとコンプライアンス(追記)
- 両ツールとも Enterprise プランで SSO(SAML)、詳細な監査ログ、IP 制限などのセキュリティ機能を提供しています。
- 医療・金融など高いコンプライアンス要件がある業界では、データの所在地(データセンターのリージョン)、DPA、SOC/ISO 等の証明書を事前に確認してください。🔒
移行とオンボーディングの注意点(追記)
- 既存ツール(Jira、Asana、Trello 等)からの移行は可能ですが、フィールドやステータスマッピング、外部連携(Webhook/API)の再設定が必要です。
- 大規模移行ではスモールパイロット→フィードバック→全社展開の段階的導入を推奨します。🧩
(続きはパート2で各ツールの詳細な UI、インテグレーション、料金、実体験・結論を述べます。)
要約(TL;DR)
- ClickUp - 機能が豊富で無料プランが手厚く、中小〜大規模チーム向けに拡張可能。
- Monday.com - 直感的なUIとカスタマイズ可能なダッシュボードが強み。学習コストが低めで可視化に優れるが、上位プランはやや高価。 🚀
Mondayのカスタムダッシュボードについて
これは私が期待していた「ホーム画面に欲しかった」ダッシュボード表示そのものです。カスタマイズ可能なダッシュボードは、私がこのレビューで発見したプロジェクト管理機能の中でも特に優れている部分の一つでした。📝
コラボレーション機能
チームメンバーをワークスペースに招待すれば、すぐにプロジェクト作業を始められます。プロジェクトチームをオンボードして共同作業を開始する第一歩は、タスクの所有者としてメンバーを追加することです。
Monday.comのチーム向けコラボレーション
プロジェクト内でディスカッションを始めたり、メンション、ファイル添付、コメントの投稿が可能です。これらは各タスク単位でも行えます。
アップデートフィード
チームコラボレーションで役立つもう一つの機能がアップデートフィードです。誰かがあなたにメンションしたりタスクを割り当てると通知が届きます。
追加コストなしで招待可能
プロジェクトをチームメンバーと共有し、アクセス権を member、admin、viewer のいずれかに設定できます。
総じて、Monday.comはチームを整理するために必要な基本的なコラボレーション機能を備えています。
自動化(Automation)
Monday.comのカスタム自動化
Monday.comではカスタムの自動化ルールを作成・管理できます。自動化機能は直感的で扱いやすいツールです。
自動化の使い方
トリガー条件と、トリガー発生時に起こすアクションを選択するだけで済みます。トリガーに応じて追加の条件を指定することもあります。💡
(運用上の注意:自動化は運用ルールの複雑化を招くことがあるため、導入前にテストを行い、権限と通知の挙動を確認してください。)
ドキュメント(Docs)
Monday.comのDocs機能
Monday.com上でドキュメントを作成・編集できます。ゼロから作るかテンプレートを使うかを選べます。
テキスト、テーブル、ウィジェット、リストなど多様なフォーマットを追加可能です。さらに、Monday.comのAIアシスタントを使って文章の作成や要約を補助できます。
私のレビューでは、社内のナレッジベース作成や会議メモの作成にちょうど良い、扱いやすい機能だと感じました。
タイムトラッキング
タイムトラッキング機能
プロジェクトに列を追加する際に「time-tracking」列を選べます。タスクに追加したら、スタートボタンを押すだけで稼働時間を記録できます。
Excelへのエクスポートも簡単で、列メニューのドロップダウンから「Export Column Data to Excel」を選べば、各タスクの作業時間を集計し報告できます。
このトラッキングは多くのユーザーにとって十分ですが、より詳細な分析や勤怠管理が必要なら専用のタイムトラッキングアプリを併用することをおすすめします。🔧
ユーザーインターフェース
ここからはClickUpとMonday.com、それぞれのUIを比較します。
ClickUpのユーザーインターフェース
ClickUpはクリーンなUIを備えています。左側のサイドバーからプロジェクト、ドキュメント、ホワイトボードに数クリックでアクセスできます。右上にはリマインダー、録音、ノートなどの補助ツールがあります。
機能が多い分、学習曲線はやや長めです。ただし検索バーがあるため、時間追跡など見つけにくい機能も簡単に探せる点は助かりました。
Monday.comのユーザーインターフェース
Monday.comは非常に直感的なUIで、主要な機能に数クリックでたどり着けます。画面が過密になっている印象はなく、シンプルにまとめられている点が魅力です。
統合(Integrations)
次に、Monday.comとClickUpの連携オプションを見ていきます。🔗
ClickUpの統合
ClickUpは統合オプションが非常に豊富です。Zapier経由で7,000以上のサードパーティアプリと接続でき、Microsoft Teams、Slack、Google Calendarなどと連携できます。
(参考リンク: ClickUp )
Monday.comの統合
Monday.comはAdobe Creative Cloud、Slack、Outlookなど200以上のツールと直接接続できます。さらにZapier統合もあり、追加で7,000以上のアプリへアクセス可能です。🔧
(参考リンク: Monday.com )
料金(Pricing)
ここでは両サービスの料金体系を比較し、どちらが適しているかを見ていきます。
ClickUpの料金
ClickUpは無料プランと3種類の有料プランを提供しています。
Free Forever Plan
無料プランでもかなり充実しています。100MBのストレージ、無制限タスク、無料プランのメンバー無制限、2段階認証、複数のプロジェクトビューが含まれます(一部の機能一覧は省略されています)。時間追跡、オートメーション、コラボレーション機能の多くも無料で使えます。ただしAIツールは除外されます。
無料プランは個人利用や小規模チームにとって非常に実用的です。
Unlimited Plan
無料プランの機能に加え、無制限ストレージ、統合、ダッシュボード、チャットメッセージなどが利用可能になります。年額請求を選ぶと月額$7、月額請求だと$10/ユーザー/月です。小規模チームにおすすめのコストパフォーマンスです。
Business Plan
年額請求で$12/ユーザー/月、月額だと$19/ユーザー/月。タイムシート、ワークロード管理、高度な時間追跡、自動化など、中規模ビジネスが必要とする高度機能が含まれます。
Enterprise Plan
大企業向けにカスタム料金のEnterpriseプランがあります。
(関連記事のリンクは省略しています。)
ClickUpを試す
Monday.comの料金
Monday.comは無料プランと4つの有料プランを提供しています。なお、単一ユーザー向けのプランはありません。
Free plan
Freeは個人ユース向けで制限があります。3ボード、8列タイプ、200以上のテンプレート、無制限のDocs、iOS/Androidアプリが利用できます。
Basic plan
Basicでは無制限のアイテム、5GBファイルストレージ、アカウントごとに月500 AIクレジット、優先サポート、1ボードに基づくダッシュボード作成、読み取り専用の無制限ビューア権限が含まれます。年額請求だと$9、月額請求だと$12/ユーザー/月。KanbanボードはFreeとBasicで利用可能です。小規模ビジネスには向いていますが、何点か重要な機能が欠ける場合があります。
Standard plan
Standardはタイムライン、ガント、カレンダー、オートメーション、統合が使え、5ボードを組み合わせたダッシュボードが作成可能、20GBのファイルストレージを提供します。年額で$12/ユーザー/月、月額で$14/ユーザー/月。機能と可視化が強化され、アクティビティログが6ヶ月間保持されます。
Pro plan
Proは年額で$19/ユーザー/月、月額だと$24/ユーザー/月。プライベートボード、チャートビュー、タイムトラッキング、数式列、より多くの自動化・統合・ダッシュボード・AIクレジットが含まれます。小〜中規模ビジネス向けの充実したプランです。🚀
Enterprise plan
大規模企業向けのカスタム価格プランで、高度なセキュリティ、レポーティング、24/7サポートなどが提供されます。
ClickUpのレビューでの私の体験
全体として、ClickUpをレビューして良い印象を持ちました。いくつかの不具合やパフォーマンスの問題に遭遇しましたが、総じて優れたプロジェクト管理アプリだと感じます。
無料プランの寛容さは魅力的で、多くのコラボレーション機能を無料で試せる点は導入のハードルを下げます。機能が多い分、最初は圧倒されるかもしれませんが、ClickUp Universityのようなチュートリアルが豊富にあり、習得を助けてくれます。
ClickUpを試す
Monday.comのレビューでの私の体験
(ビデオでの導入説明があったという記述は省略します。)
Monday.comも学習曲線はありますが、動画チュートリアルやサポート記事が用意されており機能を見つけやすくなっています。
個人的にはプロジェクトビューの幅広さが特に気に入りました。タスク管理は扱いやすく、列やパラメータのカスタマイズも簡単です。反面、繰り返しタスクを標準で作成できない点は、自動化を使う必要があり少し手間に感じました。⚠️
カスタマイズ可能なダッシュボードは非常に印象的で、ウィジェットやアプリを組み合わせてプロジェクトを追跡できます。上位プランであれば、小規模ビジネスが必要とするほとんどの機能がそろっています。
ClickUpの長所と短所
ClickUpの長所と短所をまとめます。
長所(Pros)
- 無料プランが充実している点は大きな魅力。チームを招待して多くの機能を無料で試せるのは評価できます。
- 機能が豊富で、時間管理、プロジェクトの可視化、高効率なプロジェクト運用に向いています。
- 多数のサードパーティ連携と自動化サポートにより、ワークフローの拡張が容易です。
- カスタムダッシュボードが作れるため、重要なプロジェクトやタスクを一目で追跡できます。
- ホワイトボード、共同編集ドキュメントなど、コラボレーション機能が充実している点も強みです。 🚀
短所(Cons)
- 場合によっては動作が遅くなることがあり、特にホワイトボード使用時に体感することがありました。
- モバイルアプリにバグや遅延が残っていると感じる場面があり、改善の余地があります。
- カスタマーサポートに関する不満の声を目にすることがあり、これは導入前に留意すべき点です。⚠️
Monday.comの長所と短所
続いてMonday.comのメリット・デメリットです。
長所(Pros)
- 直感的で学習コストが比較的低いUI。
- タスク管理のカスタマイズ性が高く、視覚的に分かりやすい。
- ダッシュボードの個人化が容易で、複数プロジェクトの主要情報を一画面にまとめられます。
- 多様なビュー(ガント、カレンダー、タイムラインなど)によってプロジェクトを多角的に可視化できます。
短所(Cons)
- 標準機能での繰り返しタスクがなく、自動化で補う必要がある点は不便に感じる場合があります。
- モバイルアプリに一部バグがあるとの報告がありました。
- 他の選択肢と比べると、料金がやや高めに感じられます。⚠️
ClickUpとMonday.comの代替案
まだ決めかねている場合は、以下のツールも検討してください(公式サイトリンク付き):
- Asana - 人気の高い、使いやすいプロジェクト管理ツール。
- Notion - ドキュメントとタスクを一元管理するワークスペース。
- Coda - Notionに似た多機能ドキュメント+プロジェクト管理ツール。
- Wrike - より強力なプロジェクト管理機能を提供。
- Taskade - AI機能を備えた軽量ワークフロー管理。
- Motion - AIベースのスケジューラ兼プロジェクト管理(カレンダー中心)。
- SmartSuite - チーム向けの協働ワークフロー管理。
- Hive - 小規模チーム向けのコラボレーションとAI機能。
- Teamwork.com - クライアントワークに強いプロジェクト管理ソリューション。
(上記は2025年11月時点での公式ホームページです。)
関連記事
関連記事: ClickUp 価格(2025年11月)
私のおすすめ:ClickUp vs Monday.com
総合すると、どちらのツールも現時点で非常に人気が高く、信頼に足るプロジェクト管理機能を備えています。統合性、セキュリティ、豊富な機能面を考慮すると、どちらもチーム規模を問わず有効です。
- 予算を抑えつつコラボレーション機能を重視するなら ClickUp をおすすめします。ただし、機能が多いため学習に時間がかかる点は覚悟してください。
- 直感的なUIと習得しやすさを優先するなら Monday.com が向いています。料金はやや高めですが、レポーティングやワークフローの可視化に優れています。🚀
このMonday vs ClickUpの記事は随時更新して、最新の情報を反映していきます(更新日:2025年11月)。どうぞ参考にしてください。
比較表
| ツール名 | 主な機能 | 料金 | 最適な用途 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| ClickUp | タスク管理、タイムトラッキング、ホワイトボード、カスタムダッシュボード、Zapier経由で多数の統合 | Free / Unlimited / Business / Enterprise | 機能重視でコストを抑えたい中小〜大規模チーム | 無料プランが充実、統合が豊富、柔軟なダッシュボード 🚀 | 機能が多く学習曲線あり、モバイルの安定性に課題 |
| Monday.com | カスタムダッシュボード、豊富なビュー(Gantt/Timeline/Calendar)、Automation、Docs | Free / Basic / Standard / Pro / Enterprise | 直観的なUIで速く導入したいチーム | UIが直感的、プロジェクト可視化に優れる、ダッシュボードが強力 | 繰り返しタスクは自動化が必要、上位プランが高価 ⚠️ |
(表中の価格やプラン内容は記事執筆時点の情報に基づきます。最新の詳細は公式ページでご確認ください。)
よくある質問(FAQ)
Q1. 個人やフリーランスにはどちらが向いていますか?
A1. 個人利用であれば、無料プランが手厚い ClickUp をまず試すのがおすすめです。タスク数やワークスペース機能を無料で広く使えるため、小規模なプロジェクト管理には十分です。Monday.com の Free プランも使えますが、ボード数などの制限が早めにネックになる場合があります。
Q2. 小規模チーム(〜10人)にはどちらがコスパが良いですか?
A2. コストを抑えたいなら ClickUp の Unlimited プランが有力候補です。月あたりの料金に対して、ストレージや機能が比較的豊富です。Monday.com はStandard以上で真価を発揮しますが、同人数で比較するとやや高く感じるケースが多いでしょう。
Q3. 非IT系チームやツールに不慣れなメンバーが多い場合は?
A3. 学習コストの低さと画面の分かりやすさを重視するなら Monday.com をおすすめします。ボード形式のUIが視覚的で、ステータスや担当者の把握がしやすく、導入研修の時間を短縮しやすいです。ClickUp は機能が多い分、使いこなすまで少し時間がかかります。
Q4. すでに他のツール(Asana / Trello / Jira など)を使っている場合、移行は簡単ですか?
A4. 両ツールともCSVインポートや他サービスとの連携を提供しており、基本的なタスク情報は移行可能です。ただしカスタムフィールドや自動化ルールなどは手動で再設定が必要なことが多く、完全自動移行とはいきません。大規模な移行では、パイロットチームでテストしてから全社展開するのが安全です。
Q5. セキュリティやコンプライアンスが厳しい業界でも使えますか?
A5. 医療・金融などの規制業界で使う場合は、どちらのツールでも Enterprise プランの内容(SSO、監査ログ、データ所在地、各種認証)を事前に確認してください。標準プランでも一般的なセキュリティ要件は満たしていますが、自社のポリシーに合致しているかどうかは必ず法務・情報システム部門と一緒にチェックすることをおすすめします。
Q6. 将来的にAI機能を本格活用したい場合、どちらが良いですか?
A6. 現時点では両ツールともAI機能を提供していますが、ClickUp Brain はプロジェクト・Docs・会議ノートとの連携が強く、ワークスペース全体の要約やタスク生成に力を入れている印象です。Monday.com もAIアシスタントで文章作成や要約ができますが、自社でどの場面にAIを使いたいのかを明確にしたうえで、トライアル期間中に検証するのが良いでしょう。
