今日の話題
- Cursorが、スマートフォンからコーディングエージェントを動かせるiOSアプリを公開した。クラウド上で動くエージェントを起動したり、PC上のエージェントを遠隔で操作したりできる。
- 開発ツールの整備も相次いだ。OpenAIはCodexに権限プロファイルを追加し、AnthropicはClaude Codeのサブエージェントを既定でバックグラウンド実行にするほか、Claude Codeをクラウド経由で動かすゲートウェイを公開した。
- このほか、DeepSeekがV4正式版とAPIの時間帯別料金を予告し、Metaが脳信号から文章を解読する「Brain2Qwerty v2」を公開した。
Hot
Cursorがコーディングエージェントを操作できるiOSアプリを公開
Cursorが、iOSアプリのパブリックベータを有料プランの全ユーザー向けに公開した。App Storeから入手でき、スマートフォンからクラウド上のエージェントを起動したり、PC上で動くエージェントを遠隔で操作したりできる。エージェントが生成したデモやスクリーンショット、ログ、コードの差分を手元で確認でき、アプリ内でPull Requestをマージすることもできる。Live Activitiesとプッシュ通知に対応し、作業の状態をリアルタイムに追える。
Tool
OpenAIがCodexに権限プロファイルを追加
OpenAIが、Codexに権限プロファイル(Beta)を追加した。ローカルでコマンドを実行する際のファイルシステムとネットワークのアクセス権を、再利用・継承できる設定としてまとめる仕組みで、従来のサンドボックスモードに代わる。パス単位で読み取り・書き込み・拒否を定義でき、ドメインのallowlistやUnixソケットのアクセス制御も組み合わせられる。実際の制限はOSのサンドボックスが強制する。標準では読み取り専用・ワークスペース書き込み・フルアクセスの3つを用意し、独自プロファイルや企業向けの一元管理にも対応する。macOS・Linux・WSL・Windowsで利用できる。
Claude Codeが次期版でサブエージェントを既定でバックグラウンド実行に
Anthropicの開発者Boris Cherny氏が、Claude Codeの次期バージョンでサブエージェントを既定でバックグラウンド実行にすると明らかにした。バックグラウンドのタスクを起動した後もメインのエージェントとの対話を続けられ、指示すれば対象を前面に切り替えられる。サブエージェントからの権限リクエストはメイン画面に転送され、方向キーとEnterで特定のサブエージェントに直接メッセージを送れる。専用のターミナルタブのUIも近く提供する予定で、すでに一部のユーザーに段階的に展開しているという。
Platform
Anthropicがセルフホスト型の「Claude apps gateway」を公開
Anthropicが、セルフホスト型の「Claude apps gateway」を公開した。Claude CodeをAmazon BedrockやGoogle Cloud経由で動かすための制御基盤で、ステートレスなコンテナ1つとしてデプロイする。企業向けのSSOログイン、ポリシーの一元適用、ロールベースのアクセス制御、ユーザーごとのコスト配分、支出上限の設定に対応し、プロバイダー間のフェイルオーバーも選べる。Claude APIを使う設定にしない限り、推論トラフィックや利用データがAnthropicに送られることはないとしている。
Source: https://claude.com/blog/introducing-the-claude-apps-gateway
DeepSeekがV4正式版を7月中旬に予定、APIに時間帯別の料金を導入
DeepSeekが、ユーザー向けのメールで「DeepSeek V4」正式版を7月中旬に公開する予定だと告知した。正式版の公開後はAPIの料金体系を見直し、時間帯別の価格を導入する。毎日9時から12時と14時から18時をピーク時間帯とし、この間はdeepseek-v4-proとdeepseek-v4-flashの料金が通常の2倍になる。対象は入力(キャッシュのヒット・ミスを含む)と出力で、変更の24時間前にメールで通知し、利用者はオプトアウトや返金の申請ができるという。
Research
Metaが脳信号から文章を解読する「Brain2Qwerty v2」を公開
Meta AIが、脳磁図(MEG)の信号から文章をリアルタイムに解読する研究「Brain2Qwerty v2」を公開した。生の脳信号をエンドツーエンドの深層学習で処理し、大規模言語モデルを微調整して意味の文脈を補う。同社によれば、単語の正解率は平均61%、最も成績の良い被験者で78%に達し、従来の非侵襲的な手法の約8%から大きく伸びたという。v1とv2の学習コードを公開し、共同研究先のBCBLがv1のデータセットを公開した。ただし高価なMEG装置と磁気シールド環境が必要で、検証は健康な被験者にとどまり、脳に損傷のある患者ではまだ試していない。
Source: https://ai.meta.com/blog/brain2qwerty-brain-ai-human-communication/