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Rails・Rubyで benchmark を使って簡単にパフォーマンス計測をしてみよう!

Last updated at Posted at 2022-09-14

はじめに

先輩や上司に、「どのロジックがパフォーマンス良いか調べてみて」と言われることはありませんか?
または、先輩や上司にコードを見せる前にどのロジックがパフォーマンス良いか調べたいことがありますよね。

Rails パフォーマンス計測 で検索すると、rack-mini-profilerのGemが出てくると思います。
ただ、実務においてGemを導入するのはハードルが高いです。

そこでRubyに標準であるbenchmarkを使ってみましょう。

benchmarkとは

ベンチマークの計測ができます。そのままですね。

こちらのbmメソッドを使用していきます。

サンプルコードは以下になります。

require 'benchmark'

n = 50000
Benchmark.bm do |x|
x.report { for i in 1..n; a = "1"; end }
x.report { n.times do   ; a = "1"; end }
x.report { 1.upto(n) do ; a = "1"; end }
end

#=>
#
#     user     system      total        real
# 1.033333   0.016667   1.016667 (  0.492106)
# 1.483333   0.000000   1.483333 (  0.694605)
# 1.516667   0.000000   1.516667 (  0.711077)

計測された user systemを見てあげればOKです。
以下はこちらの記事(https://zenn.dev/publiclocaldev/articles/63e0fb1eb098ce) の引用です。

user
ユーザー CPU 時間
ユーザープログラムの実行に費やした CPU 時間。この場合、Ruby スクリプトを実行すべく Ruby 処理系が働いたぶんの CPU 時間のこと。

system
システム CPU 時間
OS はファイルの読み書きなどの基本的な機能を「システムコール」という形で提供しているが、プログラムがそれを呼び出しその実行に費やした CPU 時間をこう呼ぶらしい。

実務のコードでパフォーマンス計測をする

「ユーザーがいいねしている記事を取得する」メソッドを実装しているとします。
Userモデルにロジックを2〜3種類書いてみて、どれがパフォーマンスが良いか計測するには、
下記のようにしてあげるとOKです。

users_controller.rb
 class UsersController < ApplicationController
    require 'benchmark'

    ...

    def index
      time = Benchmark.bm do |x|
        x.report("method1") { User.method1 }
        x.report("method2") { User.method2 }
        x.report("method3") { User.method3 }
      end
      logger.debug time
    end

    ...
 end

これでログにパフォーマンス計測の結果が出力されます!
出力した結果を分析してパフォーマンスが良いメソッド及びロジックを採用すると良いでしょう!

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