はじめに
この記事ではOculus使いません
音の紹介と、Unityで足音を使った場合の実例です。
また、音の管理、呼び分けにADX2LEを使っています。
あらかじめご了承ください。
実例デモ (Unityパッケージ)
Unity_FootstepsADX2LE_160114.unitypackage 1/14更新
UnityChanFootsteps_ADX2LE.zip ADX2LEのAtomCraftTool用データ
AudioPackに含まれているデータを用いて、ユニティちゃんの足音を作ってみたものです。
Unity5 PersonalとADX2LE(どちらも無料)を使っています。
上記パッケージをインポートして自由に使っていただいて構いません。
Unityをお持ちでない方は以下の動画を参考にどうぞ。
使用例:ユニティちゃんに足音をつけた その1【UnityとADX2で作って遊ぶ】
ADX2についてはこちら → 勝手にADX2情報まとめ
Unityへの導入の仕方はこちら → Unity 5のサウンド機能をADX2 LEで強化する
こんな素材をフリー提供とか頭がおかしい
仕事を奪われる人が出てくる事を心配するくらいの、高品位かつ結構なボリュームの素材集が先日、12/10に公開されました。
Oculus Audio Pack 01 - download
だってサンプリングレート48kHzで、約500種、400MBですよ?
単価5000円とざっくり仮定してまともに発注したら250万円が、タダなんですよ?
作るのが結構難しい、環境音のステレオループ素材とか沢山あるよ?
自分が知っているフリーの音素材を提供しているところって、大体は22kHzで公開していて
「綺麗な音で使いたかったら有償で提供するから発注してね!」という意図があったり
同業者の仕事を奪わない配慮になっていたりするんですが、Oculusは違いました。フルパワーすぎる。
というわけで、ヤバさが伝わったでしょうか。
タダで使えるけどマナーは守ろう!
一応、クリエイティブコモンズライセンスなので、クレジットの表記のみ必須です。
改変可、営利利用可、再配布可、ライセンス継承はしなくて問題なし!
ライセンスの詳細は以下を参照
英語
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
日本語
http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
VRじゃなくても使っちゃえ。
これだけ使えるなら音の発注前に仮の音として使ってしまおう!
いい感じだったらそのままリリースしちゃおう!
どんな音が収録されているのか?
- 気味の悪い、ホラー系
- クリーチャーのボイスやら咀嚼音やら。VRはホラー系と相性良さそうなので使えそう。
- 足音、打撃音、落下音
- 一番、幅広く使えるやつ。VR以外でもガンガン使っちゃうぜ。
- 環境音
- ステレオのループ素材が多数。VRサウンドを追求すると誤魔化し方が大事になるけど、その辺はまた別の話。
- 屋内の機械動作音
- それ系のVRコンテンツで超大事なやつ。うまく空間の演出をするんだ!
- user_interface
- システム音とか言われるやつ。バリエーションも豊富。
- ボイス
- 男女の他に巨人、オーガ、トロルとか中世ファンタジーRPG向けっぽい。
- ドアの音
- やっぱり20種類くらい音があると臨場感でるよね。脱出ゲームとかで使えそう。
- 音楽系ジングル集
- 2〜6秒の色んな音楽的効果音。
- car
- 車のキー、エンジン、窓の開け閉めなど。
- interaction
- 色んな動きの音。
というわけで、これだけ素敵なデータを活かさないわけにはいきません。
使用例 (そこそこリアルな足音)
冒頭にも挙げましたが、足音が便利そうなので使ってみました。
単発の音が72種。床の材質ごとに12種類(着地音x2、走る音x5、歩く音x5)と用意されていますが、状況に応じてそれぞれを鳴らすのは面倒です。
そこでオーディオミドルウェア、ADX2(LE)を使って、『足音を鳴らす』という一つの命令だけで、床の素材に合わせた音がいい感じにランダムに鳴るもの、という非常に都合のいいものを作りました。
冒頭に挙げた動画は「走る音」しか使っていませんが、歩く音、着地音を追加したものがこちら
使用例:ユニティちゃんに足音をつけた その2【UnityとADX2で作って遊ぶ】
Unity_FootstepsADX2LE_160114.unitypackage 1/14更新
こうやってリアリティを増していくのです。
動画はたぶん、その8くらいまで続きます。
作り方の説明は別記事として書きます。後日Unityプロジェクト含めて全データを公開するので UnityPackageを公開しました!
近日中にまた更新します。お楽しみに!