はじめに
ついにLaravelがやってくれました。
何を?
Laravelを動かすためのDocker環境の提供です。
Laravel Sail(セイル、帆、帆船)は、LaravelのデフォルトのDocker開発環境を操作するための軽量コマンドラインインターフェイスです。
今回はLaravel Sailを利用しながら、Laravel9の開発環境を構築してみます!
環境
ホスト環境(ローカル環境)
- macOS Ventura 13.2
- プロセッサ 2.8Ghz クアッドコア Intel Core i7
- メモリ 16GB
- Docker 20.10.22
- PHP 8.2.2
- Composer 2.5.2
ゲスト環境(Docker環境)
- PHP 8.2.2
- Laravel 9.51.0
手順
1. ホスト環境の準備
1.1 ホストにPHPとComposerをインストール
Laravelプロジェクトを作成するために、ホスト環境にPHPとComposerを用意する必要があります。
macOSの場合はHomebrewでインストールできます。
1.2 Dockerのインストール
SailはDockerを使用してLaravelプロジェクトを実行するようになりますのでDocker Desktopをインストールする必要があります。
Docker Desktop
2. Laravelプロジェクトの作成
curl -s "https://laravel.build/example-app" | bash
URLのexample-app
がアプリケーション名になります。
※ アプリケーション名は英数字とハイフン、アンダーバーだけが利用できます。
※ Laravel Sailは新しいLaravelアプリケーションとともに自動的にインストールされます。
※ 既存アプリケーションへのSailインストールも可能です。
PCのスペックやDocker Desktopの設定、ネットワークなどに起因しますが、かなり時間がかかります。
Building 870.5s (16/16) FINISHED
3. Sailで実行
cd example-app
./vendor/bin/sail up -d
4. 確認
5. Sailで停止
cd example-app
./vendor/bin/sail stop
さいごに
Laravel環境の構築がかなり簡単ですね!
ただ、一つネックなのは、Laravelプロジェクト作成の際にホスト環境でPHPとComposerを用意しないといけない点でしょうか。
Laravelプロジェクト内にdocker-compose.yml
がありますので、コンテナの増減は自由に調整できそうです。
ぜひ、一度使ってみてください。