僕自身が、社会人になって10年が経ったのですが、今年一つ自分のキャリアにとっていろいろと考えるきっかけとなったので、そのことについて書いてみたいと思う。
■目次
・自分のキャリアについて考えたきっかけ
・エンジニアと人生コミュニティとの出会い
・エンジニアと人生コミュニティに入ってみて
<自分のキャリアについて考えたきっかけ>
新卒から2011年IT業界に入って10年。
月~金曜まで働いていたら、何不自由なく生活できるし、土日もそれなりに楽しんでいました。
休日はぼくの好きな日本酒専門店や、自分の家の近くでおいしいお店を新しく開拓するのは楽しかったし、バトミントンやランニングなどをして運動することも好きだ。
ただそんな日々の生活をしていた中でふと感じたことがあった。
自分が家族をもったり子供ができたりすると、どんな生活になりたいのだろうか?
実家の両親がこのまま高齢になるとどうなるのだろうか?
こういったことを想像した時、ぼくは平日の半分は今のように働き、もう半分は自分で案件をとっていって、自由に動ける状態を作った方がよいと感じた。
まわりをみていても、特に子供が生まれたあと特に女性の方が大変そうな感じはしていたので、ぼくは半分くらいの負担で子育てをやりたいと思っていた。
またボクが子供だった時、父の仕事の影響で全然顔を合わせられなかったので、自分の子供には接する時間を多くしたいとも思っている。
平日の昼間に子供と一緒にあそんだりときには授業参観に参加したり、将来できるであろう奥さんと昼間共にどこか出かける像はボクにとって魅力的だ。
そういったことを想像した時、自分の中で何か変える必要があると感じた。
<エンジニアと人生コミュニティとの出会い>
こういったことを考えていた時に、「複業」という言葉を聞くようになった。
「副業」は、一つメインの仕事があって別の仕事をサブでやることだが、「複業」は複数の本業をもつ、ということだった。
今後のボクの将来像のキャリアを考えた時、「複業」することは、自分が家族を持つ上でも大切だし、また発展が著しいIT業界で働くぼくにとって、自分と直接つながっているお客様をもっておくことは大切だと感じた。
それでいろいろと情報を調べていくうち見つけたのが「エンジニアと人生コミュニティ」だ。
実際に入ってみると、実にいろいろなバッググラウンドを持っている人が所属していることに気づいた。
・モバイル(Android、iOS)、Web開発はもちろんITと全く違う業界でメインで働きつつ、個人開発をやっている人
・子育てをしながら仕事をやっている父親
・すでに年収1000万以上の人や、会社を自分で立ち上げている人
ある人は医療関係の仕事をやるかたわら、その仕事の時間の中でちょっとしたアプリをつくって職場の人の手助けになれば、と動いている人もいれば、
もともと人前でパフォーマンスを披露するエンターテイナーがどうしてこのコミュニティにはいっていたりして興味がわいてきた。
こういう条件じゃなきゃ、複業はできないという思い込みを外すにはちょうどよいコミュニティだと感じた。
<エンジニアと人生コミュニティに入ってみて>
まず、このコミュニティに入って感じたのが、
・仕事のことだけでなく、人間らしさがつたわるような日常生活の中で感じたことを発信している。
・自発的に情報を発信している。
・ITの相談ごとなどあれば、みんな親身になって答えてくれる。
ということだ。
たとえ、このやりとりがテキストべースであっても十分に人としての暖かさや親しみやすさが伝わってきたのが第一印象だ。
こういう暖かさがあるからこそ、どんどんコミュニティが発展していくし、稼ぐ人も出てくる、全然ITの経験のない人でも受け入れる体制ができているのだな、と感じました。
また、「読書会」や「交流会」、さらに直接対面で会うことができる「オフ会」まで活動が多岐にわたっており、こういう会を通じて、実際にメンバーの方と話してみたりする機会ができました。
特にびっくりしたのが、メンバー一人一人をゲストにまねいて「ラジオ」で生い立ちをインタービューするといった活動だ。
仕事に特化しているのでなくどうしてIT業界に入ろうと思ったかのきっかけや、全然IT関係のないその人の趣味を聞いているだけでおもしろいし、ボクもそのゲストの人と話してみたいと思うきっかけとなっている。
こういった活動に背中を押されて、ぼくも「朝会」(※) を主催する流れになったし、エンジニアとして技術記事をどんどん書いていこうと思うきっかけとなった。
(※) 毎朝出勤前にちょっとした雑談をして、その日1日の活気づけになればと思ってはじめた会。
ボク自身、ITの知識がまったくない状態から1年目4月にお客さんのところで一人常駐することになり、まわりに聞く人がいなくて苦労した経験がある。
いずれかはこういった「朝会」を通じて、これからIT業界に転職を考えている人もどんどん交流していってちょっとでも手助けになったり、共に高めあうような場になればよいなあと思っている。
まだまだぼく自身もこのコミュニティにはいって2か月で、このコミュニティの魅力を完全に感じとれているわけでもないし、自分の仕事に対してまだプラスの成果を出せているわけではない。
ただ少なくても精神的に不安にかんじていたことが、将来どうなるか楽しみといったワクワクに変わるきっかけになった。
来年またこの記事を書く自分自身が楽しみだ。