関連 http://qiita.com/7of9/items/d3a1799928734375f34f
CG分野で使われるSpherical Harmonics。自分の数値シミュレーション計算に用いたいと思い調べると、量子化学の講義にたどり着く。
短く分かりやすそうな159本のビデオを少しずつ消化中。
Quantum Chemistry - Commutators
https://www.youtube.com/watch?v=aG_L3gym0uU&index=29&list=PLm8ZSArAXicL3jKr_0nHHs5TwfhdkMFhh
- Commutators
- オペレータの順番を変えることができるかどうか、の話
- 緑の式
- オペレータAとオペレータBが関数f(x)に作用する場合
- オペレータBが作用した後に、オペレータAが作用する
- 行列の計算と同じように「右のものから先に作用する」
- 紫の式
- もしオペレータAとオペレータBがcommuteであれば
- オペレータの作用順番を交換しても同じとなる
- commute: 可換と訳すことがある
- ピンクの式
- commutatorsという定義
- 黄色
- もしオペレータAとオペレータBがcommuteであれば
- 作用の順番を変えても同じなので、ピンクの式は0となる
- 水色
- commutators [オペレータA, オペレータB]が0でない時は「不確実性」が存在することを表す
- オレンジの式
- standard deviationの式
- こちらのビデオの右側中段紫の式 sigma_A squaredとして導出されているもののrootを取った
- 紫の式
- sigma_Aとsigma_Bの積は
- commutators: [オペレータA, オペレータB]の
- <> : average value (もしくは期待値)の
- || : 絶対値の
- 1/2倍の値である
- この式の出自は不明だったが、ビデオの人に聞いたら以下の情報を教えていただいた
- Robertson uncertainty relation と関連がある
- Ozawa uncertainty relationとも関連あり
- 小澤正直(Ozawa Masanao)さん
- この式は
- commutators: [オペレータA, オペレータB]の
- 前後にプサイ*()とプサイ()をかけたものの積分(dtau)の
- 1/2倍の値である
- 右上の緑の式
- momentumのオペレータと位置xのオペレータ
- 紫の式
- オペレータpxとオペレータxのcommutatorをf(x)に作用させたもの
- commutatorの定義は左のピンクの式にあるので
- 紫の式の右側のように展開できる
- ピンクの式
- 紫の式に、右上緑の式(オペレータpx、オペレータx)を代入した
- 黄色の式
- ピンクの式を整理
- 水色の式
- 黄色の式をiヘイチバーで整理
- 第二項と第三項がプラスマイナスで消えてオレンジとなる
- 紫の式
- 右上の紫の式と、中段のオレンジの式からf(x)を消した式
- 緑の不等式
- 左下の紫の式にオペレータpx、オペレータxを代入したもの
- ピンクの式
- 緑の式に中段の紫の式を代入
- 黄色の式
- ピンクの式で積分に関係ないiヘイチバーを出した
- プサイ*とプサイを全空間で積分すると1となる
- 全空間での粒子の存在確率 = 100%
- 1/2 |-iヘイチバー|の計算
- 複素平面において虚軸の負方向にヘイチバーとなった図
- その絶対値というのは(大きさを取るだけなので)ヘイチバーとなる
- 結果として、ヘイチバー/2が求まる
- 水色の式
- 右下緑の式がヘイチバー/2より大きい
- Heisenberg Uncertainty Principleが求まった
- このビデオの左下の水色の不等式