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C++ Builder XE4 | Tokyo > IDEインサイト使用前と後の作業効率 > フォームデザイン時の作業効率の向上

Last updated at Posted at 2018-12-06
動作環境
C++ Builder XE4
RAD Studio 10.2 Tokyo Update 3

IDEインサイト使ってますか?

C++ Builder XE4やTokyoなどにある「IDEインサイト (IDE Insight search box )」という機能。

これを使う使わないで作業効率は大幅に変わります。

例: フォームデザインでプロパティ変更をする手順 (例: Name)

Note: 下記動作例は「C++ Builder XE4」での例ですが、「Tokyo」でも同様の動作になると思われます。

暗黒の時代1 (IDEインサイトに気づかなかった時代 > 全てのプロパティリストから探査) > 2016年以前

下記手順で実施する。

  1. フォームデザイナ上の任意のコンポーネントをクリック : 定数時間
  2. プロパティリストから該当プロパティを探す : 不確定時間

「スクロール」という旧時代のUIを使うことになります (例: 平安絵巻)。

暗黒の時代2 (IDEインサイトに気づかなかった時代 > カテゴリでなんとかしようとした) > 2018年4月19日以前

「オブジェクトインスペクタの「表示する項目」を指定すれば作業効率があがるかも」
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

  1. オブジェクトインスペクタにて「表示する項目」を選択 : 不確定時間
    • 「その他」にする
    • カテゴリが不明の時は「不確定時間」、記憶している時は「定数時間」
  2. フォームデザイナ上の任意のコンポーネントをクリック : 定数時間
  3. プロパティリストから該当プロパティを探す : ほぼ定数時間 (閲覧数が少ない)
  4. オブジェクトインスペクタにて「表示する項目」を元に戻す : 定数時間

Note1: Nameプロパティは「その他」に含まれるという知識はRadStudioユーザなら当然持っていますね?

下記のPythonコードに記載のように「全てのプロパティがどのカテゴリに属するか覚え続ける」のは面倒ですね。

for item in getAllProperties():
    print(item + "プロパティは「XXX」に含まれる`という知識はRadStudioユーザなら当然持っていますね?")

豊穣の時代 (IDEインサイトに気づいた後) > 2018年4月19日以降

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画像はC++ Builder XE4 > IDE > IDE Insight search box > TButtonのNameプロパティ(@オブジェクトインスペクタ)にジャンプより再掲。

  1. オブジェクトインスペクタの「プロパティ」クリック (*1) : 定数時間
    • *1) 「イベント」になっていると、別のところに飛んでいくので注意
  2. フォームデザイナ上の任意のコンポーネントをクリック : 定数時間
  3. F6 (またはCtrl + .) : 定数時間
  4. Nameと入力 : 定数時間
    • NameがIDEインサイトでNameが表示される
      • 前方一致検索のようなので、Namでもリスト表示される
  5. Enter入力 : 定数時間

こちらの操作を行うようになってから、生産性は格段に上がりました。

探すということやめましょう

セネカ「人生の短さについて」
http://www.qmss.jp/interss/03/materials/senvita.htm

しかし、われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。

探すのやめませんか?(提案)

関連

下記と組合わせると、さらに効率が上がります。

その他

Embarcadero提供のヘルプのどこかには「IDEインサイト (IDE Insight search box )」が記載しているはず。
探したところ、下記で見つけた。
操作手順:IDE を使用する

[IDE インサイト]を使用して項目を検索する

ヘルプには確かに記載はあるが、何故かその記載が目に留まってなかった。
文字だけの記載でなく画像付きの使用例があると、興味を引いていたかもしれませんね。

F6 キーまたは Ctrl+.(ピリオド)を押します。

Ctrl + .でも可能ということを記事を作成中に知りました。
(Tokyoのヘルプですが、XE4でも有効でした)。

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