はじめに
IT×ビジネスという視点で週1本記事を投稿しています。
もし興味のある方は下のリンクから他の記事も見ていただければ幸いです。
@7_inai_
Saasとは
SaaS(サース)とは、Software as a Serviceの略で直訳すると、サービスとしてのソフトウェア
となります。SaaSは、製造元が提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを利用してユーザーが利用できるサービスのことを指します。
また、SaaSに対して、サーバーやソフトウェアなどの情報システムをユーザーが管理する施設の構内に直接機器を設置して運用する形態のことを、オンプレミス と言います。
以前クラウドについてまとめた記事がありますので、こちらもご参考ください。↓
クラウドでビジネスがどう変わる?
SaaSでビジネスがどう変わる?
SaaSでビジネスがどう変わるのかをSaaSのメリットから見ていきましょう
■導入障壁が低い
導入障壁が低いというのは、 コスト/時間/人員(スキル) など色々な面で言えます。先ほども少し記載しましたが、SaaSでシステムを構築する場合、「サーバーの搬入・設置」「ソフトウェアやミドルウェアのインストール」等の手間がかかりません。これにより、コストと時間を削減できるだけでなく、専門的な知識を持ったエンジニアが社内にいなくても、比較的導入しやすいのが特徴です。
■ユーザーとベンダーがWin-Winの関係を築ける
SaaSの特徴の1つに、ユーザーとベンダー共に 利用開始してからが大切 ということが挙げられます。どういうことかと言うと、オンプレミスによる開発では、ベンダー側としては、リリース時に利益が発生するため、「契約→リリース」の期間に力を入れる傾向にありました。それに対してSaaSによる開発では、サブスクリプション型のビジネスモデルが一般的であるため、導入したシステムを継続して使用してもらう必要があります。そのために、ベンダー側としては、ユーザーの声に耳を傾けて社会や業務、法律などの変化に対して柔軟に対応できる環境を整えておく必要があります。このことからベンダーも「リリース後」に力を入れる
ようになります。
よって、ユーザーとベンダーの利害関係が一致するWin-Winの関係になることができます。
終わりに
多くのメリットがあり魅力的なSaaSですが、海外では「オンプレミス回帰」という言葉も聞くようになってきています。その理由の1つとしてコストが上げられます。中小企業にとってはあまり関係ない話かもしれませんが、SaaSに移行したことで逆にコストが掛かるようになることもあるからです。SaaSは導入時のコストこそ比較的安いですが、導入後は使用した量に応じて課金されるため、 大量のデータを要するようなシステムでは逆にSaaSの方がランニングコストが高くなる こともあり得ます。オンプレミスからSaaSに移行する際にはよく検討するようにしましょう。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。