はじめに
毎週1本様々な技術に関する記事を投稿しています。
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@7_inai_
IoTとM2Mの違いについて、私自身明確な違いがわからなかったので記事にしました。
M2MはIoTの技術の一部なのですが、この記事ではその違いを明確にしていきます。
定義による違い
■IoTの特徴
IoTの定義:Internet of Thingsの略で、家電、スマホ、機械など様々なモノをインターネットに接続することで、データのやり取りを行う技術
のこと。
① サーバーを通して通信 を行うため、M2Mよりは遅い
②基本的にセンサー、ゲートウェイ、サーバーの3つで構成
③ 無線通信 が多く使用される
④ インターネットに接続 することが前提
■M2Mの特徴
M2Mの定義:Machine to Machineの略で、機械同士が通信を行うことで、機器の制御やデータ交換等を自動で行う技術
のこと。
① 機器同士 でやり取りを行うため、正確かつ高速
②センサーと動作のフィードバックを行うアクチュエーターの2つで構成
③ 携帯電話網 による通信が多く使用される
④インターネットに必ず接続する必要はない
事例による違い
IoTの事例
・機械から収集したデータを分析し、稼働状況を求める。
・様々な部門が所有するデータを一元的に集めることで、素早い意思決定に役立てる。
M2Mの事例
・無数のセンサーが明るさを検知して、自動で調光を行う
・センサーが人を検知して、自動停止する自動車
終わりに
IoTとM2Mの違いについて、定義と事例の2つの観点からまとめました。IoTとM2Mの最大の違いは、機器をインターネットに接続しているかどうか です。また、IoTはどの分野でも使用されていますが、M2Mは機器同士の接続により成り立っているシステムであるため、産業分野で使用されることが比較的多いです。IoTはインターネットに接続するため、セキュリティ面での不安がありますが、M2Mではネットワークに接続しないため、セキュリティ的にも問題ありません。どちらかのシステムを導入する際は、こういった点も考慮する必要があります。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。