はじめに
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@7_inai_
Wi-Fiとは
Wi-Fiは、ワイヤレス通信技術の一つで、コンピュータやスマートフォンなどのデバイスがインターネットやローカルネットワークに接続するための無線通信規格
です。WiFiは、IEEE 802.11という規格に基づいて動作します。以下にWiFiの基本的な仕組みを説明します。
Wi-Fiの仕組み
- 信号送信
Wi-Fiデバイスは、2.4ギガヘルツまたは5ギガヘルツの周波数帯を利用して、無線信号を送信します。この信号は、周囲の空間を電波として放射されます。 - アクセスポイント(AP)
Wi-Fiネットワークは、アクセスポイント(無線ルーター)を使用して提供されます。アクセスポイントは、有線ネットワーク(通常はブロードバンドルーター)と無線ネットワークを接続し、無線デバイスと有線ネットワークとの橋渡しを行います。アクセスポイントは、デバイスがネットワークに接続できるようにSSID(ネットワーク名)とパスワードなどのセキュリティ情報を提供します。 - デバイス接続
WiFi対応のデバイス(コンピュータ、スマートフォン、タブレットなど)は、アクセスポイントに対して無線信号を検出します。デバイスは、SSIDとパスワードを使用してアクセスポイントに接続を試みます。認証が成功すると、デバイスはアクセスポイントと通信するためにネットワークに接続されます。 - データ転送
デバイスがネットワークに接続されると、データの送受信が可能になります。デバイスはアクセスポイントを介してインターネットにアクセスしたり、他のデバイスと直接通信したりできます。 - 周波数帯
Wi-Fiは、主に2つの周波数帯(2.4ギガヘルツと5ギガヘルツ)を使用します。2.4ギガヘルツは一般的で広く利用されていますが、混雑しているため、5ギガヘルツは高速なデータ転送が可能であるという利点があります。
Wi-Fiがモバイル回線より早い理由
Wi-Fiはモバイル回線より高速で通信できますが、その理由は次のとおりです。
- 周波数帯の違い
Wi-Fiは主に2.4ギガヘルツと5ギガヘルツの周波数帯を使用しますが、モバイル回線は一般的に数百メガヘルツの周波数帯を利用しています。高い周波数帯はより広帯域でデータを送信できるため、より高速な通信が可能 です。 - 基地局の密度
Wi-Fiは、一般的に限られた範囲内で使用されるため、比較的密な基地局配置が可能です。一方、モバイル回線は広範囲に渡ってカバレッジを提供する必要があり、基地局の密度がWi-Fiよりも低くなる ことがあります。より密な基地局配置は、高速かつ安定した通信を可能にします。
終わりに
Wi-Fiだけでなく、モバイル回線も高速化が進んでおり、5Gなどの新しい規格が登場しています。今後はさらなる技術の進化と競争が期待されるため、どちらの技術も進化を続け、ユーザーにとってより高速かつ安定した通信環境が提供されることでしょう。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。