はじめに
IT×ビジネスという視点で週1本記事を投稿しています。
もし興味のある方は下のリンクから他の記事も見ていただければ幸いです。
@7_inai_
本記事では、Web3で注目の技術②としてNFTについてまとめます。
Web3についてはこちらのリンクからご確認ください。
NFTとは
NFTとは Non-Fungible Token の略で、代替不可能なトークン
という意味があります。従来のシステムでは、例えばオンライン上にアップロードされた画像が色々な人の手により、拡散やコピーをされるとどの画像がオリジナルのものかわかりませんでした。
NFTでは、ブロックチェーンを使うことで、非常に改ざんや偽造の難しい固有の価値を、デジタルデータに付加することができます。
例えば、簡単にコピーされてしまうものの代表例として、デジタルアート(デジタルデバイスを使用した芸術作品)があります。これを解決したのがNFTです。NFTと紐づけて販売することで、デジタルアート1つ1つに、現実世界のアートと同じように固有の価値を与えることができるようになりました。
代替不可能について
ビットコインのような暗号資産もNFTもブロックチェーンを使用したデジタルトークンです。ただ、ビットコインが代替可能なトークンなのに対して、NFTは代替不可能なトークン
です。
ビットコインはAさんが持っているトークンもBさんが持っているトークンも無個性なので、全く同じトークンとして考えられます。しかし、NFTでは、それぞれのトークンが個性を持つため、全く同じものとしては考えられません。ここがNFTの大きな特徴です。
プログラマビリティについて
プログラマビリティとは、2次流通で手数料が入るなど、様々な機能をデータ自体に付加できることです。従来のアートでは、そのアートが作者の手を離れる1度だけしか作者は価値を得ることができませんでした。しかし、NFTでは、作者の手を離れた後も、購入者から別の購入者へ渡る毎に、手数料を作者に支払うというような機能 をつけることも可能です。
終わりに
NFTという技術を初めて聞いた時、結局スクショすればコピーできるのでは?と思いました。実際、同じように思われたかたもいると思います。
確かに、NFTを用いたデジタルアートでもコピーすることは可能です。ただ、NFTでコピーできなくするのは、画像本体ではなく、その画像の 所有者であることの証明 です。その証明に何十億もの価値がつくのです。それだけ大きな価値を持たせることができる技術ですので、これから様々な場面で応用されていくでしょう。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。