VSCode で 論文を書くための環境構築 (LaTeX)

はじめに

普段 VSCode で開発していたら LaTeX も同じ環境でやりたくなりますよね．
実際に VSCode で LaTeX をするための環境構築について軽くまとめました．

手順

1．下記リンクで VSCode のインストーラをダウンロード．
指示に従ってインストール．
Visual Studio Code

2．拡張機能タブから LaTeX Workshop を検索してインストールする．

拡張機能

LaTeX Workshop
james-yu.latex-workshop
James Yu

3．LaTeX を日本語対応するため，下記を settings.json に追加．
方法：ファイル -> 基本設定 -> 設定 -> settings.json で編集 をクリック．

settings.json

{
    "latex-workshop.latex.recipes": [{
        "name": "texify",
        "tools": [
          "platex",
          "dvipdfm",
        ]
    }],
    "latex-workshop.latex.tools": [{
        "name": "platex"
        "command": "platex",
        "args": [
          "-no-guess-input-enc",
          "-kanji=utf8",
          "-synctex",
          "-pdf",
          "-interaction=nonstopmode",
          "%DOC%.tex"
        ]
      },
      {
        "name": "dvipdfm",
        "command": "dvipdfm",
        "args": [
          "%DOC%.dvi"
        ]
      }
    ]
}

赤のうねうね線がでたら適宜カンマをつけて区切ること．

4．下記リンクで abtexinst_X_XX.zipをダウンロード．( X はバージョンを示す)
指示に従い，フルインストールすること．
TeXインストーラ３

5．適当に TeX ファイルを書いて，
Build LaTeX project をクリックするとコンパイル．
View LaTeX PDF をクリックすると Webブラウザ や VSCode のタブで生成した pdf が閲覧できる．

所感

VSCode で TeX やる一番のメリットは，使い慣れたエディタでサクッと書けるところにあると思います．
個人的に TeXworks は使い勝手が悪く感じ，操作も覚えないといけないので，初心者やプログラマーなら VSCode で書くことをおすすめします．