IBM Cloud の月次を締める日を Anniversary Billing Date(ALB)と呼びます。
クレジットカード払いの場合は、クレジットカードの登録が完了した日が基本的に ALB です(別日も指定可能です)。
IBM と契約して請求書払いの場合は、毎月 1 日です。
下記では話を単純にするために ALB が月初の 1 日として話をします。
夏時間中は Central Daylight Time:CDT (GMT-5)で管理されているようです。
キャンセル日は日本時間で月末の翌日の 14:00 と表示されるという情報がありました。
IBM Cloud の Classic 環境で月額課金のサーバーをキャンセルしようとした時の話です。
キャンセル日が、来月 1 日の 15:00 しか選べません。
IBM Cloud Classic 環境の月額課金サービスは、月初/ALBで請求が確定する前払いだったはず...ということは今月キャンセルしても、来月も課金されるの? と聞かれました。
安心してください。そんなことはありません。
IBM Cloud の月次の締め切りは、GMT-6 のタイム・ゾーンで処理
IBM Cloud はグローバルのサービスです。月次処理を行うのに、どこかのタイムゾーンで処理する必要があります。
IBM Cloud の月次の締め切りは、GMT-6 のタイム・ゾーンで処理しています。
日本時間 JST は UTC(GMT+9) です。6+9=15 で IBM Cloud の月末は日本時間の翌日の 15:00 になります。
IBM Cloud Classic 環境の月額課金サービスは、月初/ALBで請求が確定する前払い=月末まで使用権がある
先ほどの書いた通り、IBM Cloud Classic 環境の月額課金サービスは、月初/ALBで請求が確定する前払いです。
そのため、月中でキャンセルしても月末までの料金は請求されます。
月末の分まで請求されるという事は、月末まで使用する権利があります。
月中のキャンセルは月末を指定したキャンセルの予約として処理されます。
そして、表示される通り日本時間で1日の15:00までご利用いただけます。
事前キャンセルは月締めの 24 時間前まで
月中のキャンセルは、月末ギリギリでいいのかというと、そうではありません。
GMT-6 のタイム・ゾーン換算で月末の24時間前までに行ってください。
サービス記述書にも下記の記載がございます。
5.2.1 サービスの解約およびダウングレード
サービス期間が確約されていない、特定のインフラストラクチャー「クラウド・サービス」をダウングレードするか、解約するには、お客様は、サービス期間の終了(GMT-6 のタイム・ゾーン)の少なくとも24時間前までに解約しなければなりません。解約された「クラウド・サービス」は、サービス期間の終了まで引き続き利用することが可能で、未使用の部分に対する払い戻しまたはクレジットは行われません。期日までに通知が行われなかった場合は、サービス期間が自動的に更新されることになります。お客様は、サービスの解約またはダウングレードの要求が確実に実行されたことを確認する責任を負います。
即時キャンセルはできないの?
ホスト名を再利用したい、VLAN の IP を開放したい、アカウントを閉鎖したいなど、月末を待たずに即時キャンセルをご希望の場合があるかもしれません。
以前のポータルでは、月末のキャンセル予約と即時キャンセルから選択できましたが、現在は月末キャンセル予約しか選べません。
即時キャンセルをご希望の場合は、いったん月末キャンセルを実行いただき、Case でリクエストしてください。