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Houdini20 Feathersの表層を見てみる

Last updated at Posted at 2023-12-12

この記事はHoudiniアドベントカレンダー2023 13日目の記事です。

はじめに

Houdini 20が発表されましたね。
いつもSideFXからは想像のナナメ上を行く凄いツールが追加されて驚かされています。
今回も御多分に漏れず、「スゴー!!」という内容盛りだくさんでした。

新機能が気になりつつも全て試すにはとても時間がかかります。
そこで気になる機能をひとつユーザー目線で開いてみます。

この記事で紹介する内容

Houdini20 Feathersの表層を見てみる

作業環境

Houdini indie 20.0.506 Py3.9

参考記事

Splashscreen Feathers
https://www.sidefx.com/contentlibrary/splashscreen-feathers
羽毛 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E6%AF%9B

ファイルの取得

まず公式からダウンロードしたファイルを確認。
解凍後のサイズは、なぜか半分以上を.tifファイルが占めています。(なぜ)
画像をひらくと原寸大のSplash screenの美しさを堪能できます。
スクリーンショット 2023-12-10 232117.jpg

hip内部

まずジオメトリは2つありました。

  • templates
  • feathers
    ※manual updateに設定されています

スクリーンショット 2023-12-13 003617.jpg
左側のバラバラの羽がtemplates、右側がfeathersです。
スクリーンショット 2023-12-13 003226.jpg

templates

ネットワーク全景
全体で41種類(うち5種類は綿羽)
スクリーンショット 2023-12-13 003835.jpg
Viewport
スクリーンショット 2023-12-13 003849.jpg

templateの構成

次に個別の羽の構成を見てみます。

羽の構造(参考記事Wikipediaより)
スクリーンショット 2023-12-13 010903.jpg
ネットワーク内はfethershapeorgに2つのcurveが入力されています。
スクリーンショット 2023-12-13 005631.jpg
左側の第1入力はshape curvesで羽の外形を描き、
スクリーンショット 2023-12-13 005606.jpg
真ん中の第2入力はprofile curvesで羽枝の変化を示して、
スクリーンショット 2023-12-13 011427.jpg
合わせて羽のcurveを構成しています。
image.png

興味深いのはこの次で、feather template from shapeに続くと羽軸のresamapleがされます。
スクリーンショット 2023-12-13 012513.jpg
その後nameにつながり一種類の羽ができ、これらのバリエーションでひとまとまりになっています。
スクリーンショット 2023-12-13 012620.jpg
スクリーンショット 2023-12-13 012632.jpg

feathers

templatesを配置しているのがこちらのネットワークです。
上部の配置を設定するsub networkから始まり、hairと同様のclumpやdeformなどgroom processとwidthなどの調整を行っていました。
スクリーンショット 2023-12-13 014429.jpg
スクリーンショット 2023-12-13 014447.jpg
始点のsub network
スクリーンショット 2023-12-13 014946.jpg
templatesからの出力を受け取り、設定したcurveに配置してるようでした。
例のHoudini渦巻き模様から、法線を利用してカーブの作成をしていたのが印象的です。
スクリーンショット 2023-12-13 015503.jpg

レンダリング

SolarisにてKarmaを使いレンダリングされています。
LOPネットワーク
スクリーンショット 2023-12-13 020442.jpg
Houdini GL
スクリーンショット 2023-12-13 020856.jpg
Karmaに切り替えると例のイメージが見られます。
スクリーンショット 2023-12-13 022058.jpg

おわりに

本当に開いてみただけですが、どの程度のネットワーク規模か気になる位の参考にでもなれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

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