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ChatGPTだけでLINEスタンプを作ってみた話:企画〜制作まで、AIの“配役”で完結!

Last updated at Posted at 2025-04-11

はじめに

「AIが仕事を奪う」といった言葉が話題になる中で、今回はその一端を体感すべく、LINEスタンプ制作の全工程をAIに任せてみるという実験をしてみました。

結果はこちら👇
作成したスタンプ一覧(LINEストア)

本記事では、以下のように役割ごとに異なるAIモデルを“配役”して制作を進めたプロセスと、活用上のポイントを紹介します。


スタンプ制作におけるAIの“配役”

AIは一つのツールではなく、「複数の役割」を演じさせることでより高い効果を発揮します。今回は次のような“役割分担”で進行しました。

👤 1. スタンプ企画者(ChatGPT o1)

  • ターゲット層の設定
    • 例:20〜40代の女性(OLや主婦層など)
  • キャラクター設計
    • 例:アメコミ風・働く女子 など
  • セリフ・シチュエーションの企画
    • 在宅勤務あるある、恋愛系、日常の感情表現など

🎨 2. クリエイティブ担当(ChatGPT o3-mini-high)

  • デザイン指示書の作成
    • 表情・ポーズ・服装・背景などを具体化
  • トーンやスタイルの整合性
    • シリーズ全体のトーン(ポップアート風、手書きセリフ etc)

🖌️ 3. イラストレーター(GPT-4o)

  • 最終的なスタンプ画像の生成
    • 指示書に基づき、イラストを生成
    • セリフ追加や画像サイズ調整も自動で対応

実際に作ったスタンプ(一部紹介)

Screenshot 2025-04-11 at 14.36.19.png

気になる方はぜひ実物をご覧ください👇
LINEスタンプ販売ページ


AIだけで制作して感じたこと

✅ メリット

  • スピードが圧倒的
    • 企画〜デザイン指示〜イラスト生成まで、1日で完結
  • シリーズとしての一貫性も保てる
    • 指示書をテンプレ化すれば、量産も容易

⚠️ 課題

  • “人間っぽさ”の微調整
    • 表情やセリフの“リアルさ”には人間の感性が必要
  • 著作権やガイドラインの確認
    • LINEスタンプの規約に準拠するためのチェックは要注意

これからの時代に必要なのは「任せ方」

AIは、すでにスタンプ企画者・クリエイティブ担当・イラストレーターの仕事を“それっぽく”こなせるレベルに達しています。

もはや「AIが仕事を奪う」というのは未来の話ではありません。
これから重要になるのは、

「AIに何を任せて、どこに人が価値を出すか」

という視点です。


おわりに

今回はLINEスタンプ制作を題材にしましたが、この手法は以下にも応用可能です:

  • ノベルイラスト制作
  • 漫画の1コマアイデア出し
  • Instagram・YouTube向けイメージ作成 など

今後もAIを使った創作や業務効率化の事例を発信していく予定です。

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