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AWSの基礎知識

Last updated at Posted at 2023-02-26

目次

  • AWSとは
     - オンプレミスとは
  • AWS Well-Architectedフレームワークとは
     - 運用上の優位性
     - セキュリティ
     - 信頼性
     - パフォーマンス効率
     - コスト最適化
  • リージョン/AZ/エッジロケーション
  • コスト管理
     - AWS Pricing Calculatorとは
     - AWS Cost Explorerとは

AWSとは

  • AWS(Amazon Web Servies)はAmazon Web Services, Inc.が提供しているクラウドサービス。
  • 三大クラウドサービスの1つ。
    (三大クラウド、「AWS」,「GCP(Google Cloud Platform)」,「Azure(Microsoft Azure)」)

オンプレミスとは

  • 物理的なサーバーやストレージ、ネットワーク機能などのITリソースを、自社内、データセンター等の施設内に保持し、保守/運用までを行う形態。
  • メリット:自社でITリソースを管理するため運用の柔軟性が高い。
  • デメリット:ピーク量の推定が必要。また、サーバーを導入するのに1〜2年かかることもあるため瞬時に導入できない。電源設備や空調管理・セキュリティなど維持費がかかる。

AWS Well-Architectedフレームワークとは

  • AWS Well-Architectedフレームワークとは、AWSの設計原則とベストプラクティスをまとめたもの。
    設計の基本となる5つの柱の考え方をいかにまとめる。
    ■ 運用上の優位性
      - 運用手順を自動化することで人的ミスを抑止
      - 失敗した時に備え、元に戻せるように変更を小規模に留める
      - 業務の改善に応じて、運用手順の改善と検証を計画的に実施
      - 障害をシミュレーションし、チーム内で対応手順を確認
    ■ セキュリティ
      - 利用者ごとに付与する権限は最小限に留める
      - OS、アプリケーション、コードなど全てのレイヤーにセキュリティを適用
      - 設計履歴、アクセスログをモニタリングする。
    ■ 信頼性
      - システム障害発生時の復旧を自動化
      - リソースの増減に対して柔軟に対応
      - リソースを分散させて単一障害を防ぐ
      - 復旧手順をテストする。
    ■ パフォーマンス効率
      - 最適なコンピューティングリソースを選択
      - 継続的にリソースの使用率をモニタリングし最適化する。
    ■ コスト最適化
      - 必要以上のリソースを事前に確保せず、需要に合わせて増減させる
      - コスト管理サービスを利用して、使用状況を把握する
      - 不要になったリソースを廃止
      - マネージドサービスを活用して運用コストを削除
    ※ AWS Well-Architectedフレームワークの原則は遵守しなければならないものではない。
     5つの柱を頭に置きつつ実現したいシステムに適した設計を心がけることが重要。

リージョン/AZ/エッジロケーション

リージョン

  • リージョンとは、世界中に点在しているデータセンターを集約した物理ロケーションのこと。
  • それぞれのリージョンは完全に独立して設置されているため、どのリージョンで障害発生してもサービスは継続して利用できる。
  • 世界に25のリージョンが存在しており、日本国内では『東京リージョン』、『大阪リージョン』が稼働

AZ(アベイラビリティゾーン)

  • リージョンは、複数のAZで構成されている。
  • AZ間では、冗長化された専用線で接続されており、安全で高速なデータ転送が行われる
  • 災害などで特定のAZが使用できなくなった場合もサービスを継続することができる。
  • AZの特性を活かし、複数のAZにアプリケーションを冗長化し、高い可用性を実現した構成を『マルチAZ』という。

エッジロケーション

  • エッジロケーションとは、利用者に対して高速にコンテンツを届けるCDN(Content Delivery Network)サービスを提供する拠点
  • 利用者からネットワーク的に距離が近いエッジロケーションに必要なコンテンツをコピーすることで、リテンシー(データ転送の遅延時間)を短くできる。

コスト管理

  • AWSのサービスは、使用したら使用した分だけ支払う『従量課金制』。
  • 請求対象となる基本的なリソースは以下にまとめる。
リソース 主な請求対象
コンピューティング サーバ実働時間、マシン構成(OS、CPU、メモリなど)
ストレージ ストレージ利用料、データバックアップ
ネットワーク データ転送(アウトバウンド通信)

※アウトバウンド通信:コンピュータやシステムから他の何かに向かって、データ等を送り付けること。(中から外へ向かう流れ)

AWS Pricing Calculator(料金見積もりツール)とは

  • AWS Pricing Calculatorとは、AWSサービスの利用条件を選択していくだけで簡単に精度の高い見積もり(Estimate)を作成できるツール。

AWS Cost Explorer(AWSのコストと使用量を可視化•管理)とは

  • AWS Cost Explorerとは、AWSのコスト管理サービス「Billing and Cost Managementコンソール」の機能でコストデータをグラフ化、可視化できるツール。
  • AWSAWS Cost Explorerでできることを以下にまとめる。
     - 過去13ヶ月分のコストをグラフ化する。
     - アカウントやサービスごとにフィルタリングしてデータを表示できる。
     - リソースの利用状況に無駄遣いがないかの確認。
     - 過去の利用状況から今後3ヶ月後のコストを予測できる。
  • また、取得できたコストデータから現状の状態を把握した後、コスト削減のために以下のポイントを参考に確認。
     - 利用時間外に停止できるリソースはないか
     - 削除しても良い不要なリソースはにか
     - リザーブドインスタンスやSavings Plans(長期利用、前払いの割引プラン)を利用できるリソースはないか
    ※リザーブドインスタンス:長期間の利用を予約(リザーブ)することで、大幅な割引を受けられるサービスのこと

最後に

今回AWSの基本的な知識をまとめてみました。AWSなどのクラウドはコスト管理をしつつ実現したいシステムを設計することが重要であると感じた。

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