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TATEditorAdvent Calendar 2016

Day 12

IMEを使う(Windows.UI.Text.Core編)

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はい。
Windowsだけで3つ目のIME APIです。

Windows.UI.Text.Core

Universal Windows Platform(UWP)でIMEを扱う場合のAPIです。
C++もどきでも使えるのですが、C#を使わない理由がないのでC#で使ってます。
(Visual Studio上でC++との連携がわりと楽にできるので困らない)

TSFに比べ使いやすくなっていますが、できることが減っています。
主に縦書きが指定できなくなっているのが……。

実装

非常にわかりやすいので、Visual Studioの補完機能に従っていけばほとんどの実装が完了します。
内部には最低限、テキストと選択範囲を保持します。
テキストや選択範囲を適宜変更して、ディスプレイ上のテキストのレイアウト情報を把握できればOKです。

  1. CoreTextServicesManager.GetForCurrentView()CoreTextServicesManagerのインスタンスを取得する
    • 必要ならInputLanguageChangedに登録する
  2. textServicesManager.CreateEditContext()CoreTextEditContextのインスタンスを作成する
    • イベントに登録してIMEからの要求に応える
      • テキストの取得・変更
      • 選択範囲の取得・変更
      • レイアウトの取得
      • 未確定文字列の開始・終了
      • 未確定文字列の装飾情報
    • メソッドを呼んでアプリケーション側での変更を伝える
      • フォーカス情報
      • テキストの変更
      • 選択範囲の変更
      • レイアウトの変更

おわりに

特筆することがない。
縦書きに対応されてないとはこういうことですね。

Windows.UI.Text.CoreはUWP版のTATEditorを作るときに使います。
(IME APIの挙動とオンメモリビットマップの描画までは確認済み)

明日はmacOSの闇のIME APIについてです。

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