本記事について

本記事はSalesforceのモジュール(メタデータ)をVSCodeでリリースする際の注意点を纏めたものです。
随時更新予定です。

VSCodeによるSalesforceリリース時のチェックリスト

フローが有効となっていること
salesforceのフローは組織の設定によっては無効な状態でリリースされます。
その場合、手動で有効化が必要です
レポートタイプのリリース状況が「リリース済」であること
レポートタイプのリリースの設定に「開発中」「リリース済」があります。「開発中」の設定だと一般ユーザが参照できないので本番環境には「リリース済」の設定でリリースが必要です
テストクラスのカバレッジが75%以上であること
これはsalesforceの常識ですが、Apexクラスをリリースする場合、Apexクラスのテストカバレッジが75%以上ある必要があります。リリース前にカバレッジを確認しておかないと、本番反映時にリリースが出来ないなんてことになります。
本番と開発でIDが異なる
開発環境と本番環境ではレポートなどのIDが変わります。IDを直接指定してレポートを開いていたりすると開けません。IDを直接指定するのではなくデベロッパーネームを使うのが正しいですが、そうできない場合は本番リリース時にIDを本番用に置換が必要です。環境依存の設定はカスタム設定やカスタムラベルに定義しておくのが一般的です。

変更セットおよびVSCode(メタデータAPI)によるリリースの注意点が公式サイトに纏められているので、リリース時は公式サイトの注意事項を確認することをお勧めします。

メタデータではリリース出来ないものがある
フォルダ、キューやバッチスケジュールなどメタデータではリリース出来ないものがあります。
それらは個別にGUIなどから設定が必要です。