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SessionBox を使ったらSaaSとかPaaSとかクラウドで開発する時のちょっとした手間が解決されたかも(ServiceNow編)

Last updated at Posted at 2020-05-23

SaaSとかPaaSとかの開発をする場合、Webブラウザを使ってクラウドで開発を行っていると思いますが、セッションのせいでちょっと手間だなと思うことはありませんか?
それが、SessionBoxを利用することで解決した気がしたので書いてみました。

この話は、異なるブラウザを利用するなど、他にもワークアラウンドはありますが、単一のブラウザで実現できる点が便利だと思います。
(手間だなーと思ってるのは私だけかもしれませんが)

SessionBox とは?

単一のブラウザで異なるブラウザプロファイルを利用できます。
chromeの拡張機能として無料で利用できる他、1つのセッションを異なるデバイスで使用できるようです。(こちらは有料かと思います)
SessionBox
Twitter や Facebookで複数アカウントを同時に利用できて便利という記事が多いですが、クラウド開発においても力を発揮すると思います。
chrome拡張機能は職場で許可がされていない場合もありますので、利用は自己責任でお願いします

解決できたこと

シークレットモードを利用したり、異なるブラウザを立ち上げる手間が省けました!!

実例

ServiceNowの開発しているときに気になった点とSessionBoxを使ったらどうなったかを説明します。
※検証はOrlandoで実施しています

ServiceNowで開発をしているときにちょっと気になっていたこと

気になってたこと

前提としてServiceNowの開発はServiceNowを使って行います。
ServiceNowはクラウド上で提供されている為、開発はWebブラウザを利用します。
その際にセッションのせいでちょっと不便だなと思っていることがありました。

例えば権限の切り替え

ServiceNowで開発する際にAdminなど開発者用の上位権限で行い、実際にユーザーが利用する動きは、そのユーザーになりかわりテストすことありませんか?
少し複雑なスクリプティングしてたりするとちょっと動くか確認するたびに開発者⇔ユーザーと入れ替わり手間だなーと思ってました。

例)とあるタイミングでユーザーの権限を表示してみる

インシデントを開いたときにitil_admin権限を持っているかどうかメッセージを出すBusiness Ruleを作った場合
開発者でBusiness Ruleを作成
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テスト
権限を持っている場合(開発者など)
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別タブで権限を持っていない適当なユーザーにImpersonateして確認
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この状態でBusiness Ruleに何か気になることがあり修正しようとすると
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こんな感じで修正できません。
修正するには開発者にImpersonateする必要があります。
image.png
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SessionBoxを使った場合

SessionBoxのインストールなどは完了している前提です
まず新しいセッションを作ります
image.png
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片方は管理者、片方はテスト用のセッションとします。
image.png
キャプチャを貼るだけではうまく伝わらないと思いますが、Impersonateしなくても1ブラウザででBusiness Ruleの開発をしながらユーザーでのテストができました。
image.png
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最後に

一例しか紹介できていませんがうまいことやればBusiness Ruleを作成しつつ、Scripts - Backgroundでちょっとした動作を確認しながら、ユーザーの動きを確認するなどが1ブラウザで実現でき開発がはかどるかもしれません。

※あくまで自己責任で

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