SPSS Statistics とBob で調査データからコレスポンデンス分析を実行(S-03)
この記事の目的
SPSS StatisticsのCategoriesに搭載されているコレスポンデンス分析は、ブランド・ポジショニングマップを作成する際に有効な機能です。しかし、独特なデータ形式で実行する必要があるため、アンケートのローデータやクロス集計をGUIメニューから直接処理することはできません。本記事では、アンケートデータを必要な形式に変換し、コレスポンデンス分析の実行までをIBM Bobにサポートさせる方法を紹介します。
目次
・調査データと加工済みデータ
・Bobでの実行とプロンプト例
・Bobが作成したシンタックス
・シンタックスの実行
調査データと加工済みデータ
調査データはブランドAからFについて
・耐久性がある
・使いやすい
・価格的に求めやすい
・メンテナンスしやすい
・軽くて持ち運びやすい
・デザインが良い
そう思うかどうかを2択で質問をしています。6つのブランドに共通する6項目をたずねるため、36列のデータになります。
このデータをSPSS Statisticsのコレスポンデンス分析にかける場合には以下のようなデータ構造にする必要があります。この集計データの作り方はいくつかありますが、ひとつのメニューで簡単に変換できず複数の手続きが必要でした。
またコレスポンデンスのメニューにいく前に重み付けをする必要があります。
最後に以下のダイアログを通じてコレスポンデンス分析を実行します。
Bobでの実行とプロンプト例
IBM Bobに以下のプロンプトを記述します。
Research.csvを
以下のような集計表に変換してSPSS形式のデータとして保存してください。
ブランド名と項目は数値で保持して値ラベルをブランドAからFまでつけてください。
集計値は重みづけをオンにしてください。
その上でSPSS Statisticsでコレスポンデンス分析を行いポジショニングマップを作成してください。
SPSSシンタックスは文字化けしないように注意してください。
SPSS Statsisticsは以下のパスに格納しています
'/Applications/IBM SPSS Statistics/IBM SPSS Statistics.app'
作業フォルダを指定してからBobで実行します。
Bobが作成したシンタックス
Bobが作成したSPSSシンタックスをコピーします。
* Encoding: UTF-8.
* Correspondence Analysis Syntax for SPSS.
* Created: 2026-06-11.
* Open aggregated data file (using relative path).
GET FILE='aggregated_data.sav'.
* Check data.
FREQUENCIES VARIABLES=brand item
/ORDER=ANALYSIS.
* Turn on weighting.
WEIGHT BY count.
* Create crosstab.
CROSSTABS
/TABLES=brand BY item
/FORMAT=AVALUE TABLES
/CELLS=COUNT
/COUNT ROUND CELL.
* Run correspondence analysis.
CORRESPONDENCE TABLE=brand(1 6) BY item(1 6)
/DIMENSIONS=2
/MEASURE=EUCLID
/STANDARDIZE=RCMEAN
/NORMALIZATION=SYMMETRICAL
/PRINT=TABLE RPOINTS CPOINTS CONTRIBUTIONS
/PLOT=NDIM(1,2) BIPLOT(50).
* Export results (using relative path).
OUTPUT EXPORT
/CONTENTS EXPORT=VISIBLE LAYERS=VISIBLE MODELVIEWS=VISIBLE
/PNG IMAGEROOT='correspondence_map_spss.png'
WIDTH=1200 HEIGHT=900.
* Completion message.
ECHO 'Correspondence analysis completed.'.
ECHO 'Positioning map saved to correspondence_map_spss.png'.
シンタックスの実行
Bobが作業フォルダに作成した aggregated_data.sav を開き シンタックスファイルcorrespondence_analysis.sps を起動して赤枠ボタンで実行します。
結果が出てきました。
注意事項
今回は再現性を優先して、集計テーブルを作る方法を選びましたが、クロス集計をターゲットにしてBobでコレスポンデンスマップを作成させることもできます。
参考情報
SPSS Statistics の値ラベルを IBM Bob で一括付与する
SPSS Modeler ノードリファレンス目次
SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)









