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SPSS Statistics 連続量への再割り当てをBob で一括処理する(S-02)

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Last updated at Posted at 2026-06-08

SPSS Statistics 連続量への再割り当てをBob で一括処理する(S-02)

スクリーンショット 2026-06-05 12.02.16.png

この記事の目的

SPSS Statisticsには、文字列として読み込まれた値を機械的に数値に置き換え、元の文字列をそのまま値ラベルとして設定する「連続量への再割り当て」機能があります。ただし、この機能では値が読み込まれた順に数値が割り振られるため、満足度のような順序尺度データには適していません。
本記事では、IBM SPSSを用いて複数の文字列項目を意図した数値に置き換え、かつ元の文字列を値ラベルとして保持する方法を紹介します。

目次

・連続量への再割り当ての手続きと留意点
・Bobでの実行とプロンプト例
・Bobが作成したシンタックス
・シンタックスの実行

連続量への再割り当ての手続きと留意点

以下のように文字列のまま読み込まれたデータを連続量に再割り当てします。
(文字列で直接記録されているためセル左寄せになっています)

スクリーンショット 2026-06-05 12.32.29.png

メニュー>変換>連続数への再割り当て を選択します。

スクリーンショット 2026-06-05 12.33.05.png

新しい変数名を定義します。変数によって文字列と割り当てる値に不一致がでないように[すべての変数に同一の値の...]にチェックを入れて[OK]。

スクリーンショット 2026-06-05 12.33.32.png

連続数で割り当てられました。

スクリーンショット 2026-06-05 12.34.35.png

値ラベルで表示します。

スクリーンショット 2026-06-05 12.34.54.png

今回は機械的に値を割り振ったことで、本来通りの順序が崩れています。
これにより、連続量の再割り当ては、その後の集計や多変量解析の処理に適さない場合があります。

1 どちらかといえば不満
2 どちらかといえば満足
3 どちらでもない
4 大変不満
5 大変満足

Bobでの実行とプロンプト例

IBM Bobに以下のプロンプトを記述します。

プロンプト

SPSS Statisticsの変数名Q1 Q2 Q3 に文字列で
大変満足
どちらかといえば満足
どちらでもない
どちらかといえば不満
大変不満
という5つの種類の値が含まれています

これを
大変満足1
どちらかといえば満足2
どちらでもない3
どちらかといえば不満4
大変不満5
と数値に置き換えて元の値を値ラベルにするような
シンタックスを作成してください

Bobで実行します。

スクリーンショット 2026-06-05 13.06.22.png

Bobが作成したシンタックス

Bobが作成したSPSSシンタックスをコピーします。

スクリーンショット 2026-06-05 13.11.02.png

シンタックス

* ===================================================================.
* SPSS シンタックス: 満足度変数の文字列から数値への変換
* 作成日: 2026-06-05
* ===================================================================.

* Q1, Q2, Q3の文字列変数を数値変数に変換.
* 元の文字列値を値ラベルとして保持.

* 新しい数値変数を作成.
COMPUTE Q1_num = 0.
COMPUTE Q2_num = 0.
COMPUTE Q3_num = 0.
EXECUTE.

* Q1の変換.
IF (Q1 = '大変満足') Q1_num = 1.
IF (Q1 = 'どちらかといえば満足') Q1_num = 2.
IF (Q1 = 'どちらでもない') Q1_num = 3.
IF (Q1 = 'どちらかといえば不満') Q1_num = 4.
IF (Q1 = '大変不満') Q1_num = 5.

* Q2の変換.
IF (Q2 = '大変満足') Q2_num = 1.
IF (Q2 = 'どちらかといえば満足') Q2_num = 2.
IF (Q2 = 'どちらでもない') Q2_num = 3.
IF (Q2 = 'どちらかといえば不満') Q2_num = 4.
IF (Q2 = '大変不満') Q2_num = 5.

* Q3の変換.
IF (Q3 = '大変満足') Q3_num = 1.
IF (Q3 = 'どちらかといえば満足') Q3_num = 2.
IF (Q3 = 'どちらでもない') Q3_num = 3.
IF (Q3 = 'どちらかといえば不満') Q3_num = 4.
IF (Q3 = '大変不満') Q3_num = 5.

EXECUTE.

* 値ラベルの設定.
VALUE LABELS
  Q1_num Q2_num Q3_num
  1 '大変満足'
  2 'どちらかといえば満足'
  3 'どちらでもない'
  4 'どちらかといえば不満'
  5 '大変不満'.

* 変数ラベルの設定.
VARIABLE LABELS
  Q1_num 'Q1(数値)'
  Q2_num 'Q2(数値)'
  Q3_num 'Q3(数値)'.

* 欠損値の処理0を欠損値として設定.
MISSING VALUES Q1_num Q2_num Q3_num (0).

* 結果の確認.
FREQUENCIES VARIABLES=Q1_num Q2_num Q3_num
  /ORDER=ANALYSIS.

* ===================================================================.
* 注意事項:
* - 元の変数Q1, Q2, Q3は保持されます
* - 新しい変数Q1_num, Q2_num, Q3_numが作成されます
* - 元の変数を上書きしたい場合は以下のコマンドを追加してください:
*   DELETE VARIABLES Q1 Q2 Q3.
*   RENAME VARIABLES (Q1_num Q2_num Q3_num = Q1 Q2 Q3).
* ===================================================================.

シンタックスの実行

シンタックスを利用するために、まずSPSS Statisticsをワークブック・モードからクラッシック・モードに変更します。画面右下のアイコンで切り替えます。

スクリーンショット 2026-06-05 13.12.38.png

メニュー>新規作成>シンタックス で シンタックスウインドを起動します。

スクリーンショット 2026-06-05 13.13.04.png

Bobが作成したシンタックスをペーストして、選択実行します。

スクリーンショット 2026-06-05 13.13.34.png

連続数で割り当てられました。

スクリーンショット 2026-06-05 13.14.09.png

値ラベルで表示します。

スクリーンショット 2026-06-05 13.14.33.png

注意事項

順序尺度だけではなく、都道府県コードのような規格があるものについても同様の注意が必要です。

参考情報

SPSS Statistics の値ラベルを IBM Bob で一括付与する

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

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