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SPSS Modeler ノードリファレンス 2-12 スペースタイムボックス(STB)

Last updated at Posted at 2022-05-29

2-12 スペース タイム ボックス[レコード設定タブ]

194-161STB.png

1.ノードの目的

緯度・経度と時間で発生した事象を“ビン”分け(グルーピング)する。

例えばタクシー車載器の座標とタイムスタンプ情報からどの時間帯にどのエリア(ジオハッシュ/geohash)にいたのかを識別できるため、タクシーと乗客アプリのマッチングに利用可能

スクリーンショット 2022-05-27 13.21.57.png

スクリーンショット 2022-05-27 13.22.16.png

2.解説動画

3.クイックスタート

SPSS Modelerに同梱されるサンプルストリーム taxi_availabity_stb.str を利用します。

スクリーンショット 2022-05-27 13.46.45.png

以下のDemos/Streamsの中にあります。
スクリーンショット 2022-05-27 13.49.06.png

乗客アプリ(スマートフォン)とタクシー車載器のふたつのデータソースのうち、後者(TaxiLocationData.csv)を[テーブル]表示します。
スクリーンショット 2022-05-27 13.52.05.png

タイムススタンプ、緯度と経度、タクシー車両IDの4つのフィールド(列)が記録されています。
スクリーンショット 2022-05-27 13.54.07.png

[スペース タイム ボックス]の設定を確認します。4つのフィールドは該当項目に割り当てられています。STB密度は空間と時間の粒度を示し、今回はGH5の範囲に15分間をグループに選んでいます。

スクリーンショット 2022-05-27 13.58.42.png

[テーブル]を接続して実行します。
スクリーンショット 2022-05-27 14.03.03.png

タクシー車両が15分ごとにどのエリアにいたかがわかります。スクリーンショット 2022-05-28 6.56.59.png

スクリーンショット 2022-05-27 14.06.03.png

4.Tips

サンプルストリームは最後の加工ノードで、実際の車両に「極端に(上位5%)タクシーに対して乗客アプリが過多なエリアと時間帯」をメッセージログとして文字列加工しています。
スクリーンショット 2022-05-27 14.11.04.png
SPSS CADSで15分ごとにバッチ化するとタクシー車載器に通知が可能になります。
スクリーンショット 2022-05-27 14.11.57.png

座標を扱った記事

5.参考情報

SPSS Modelerで位置情報の活用を解説している書籍

2022年5月に刊行された以下の書籍の第5章「位置情報データを活用する」で位置情報の活用方法を詳しく扱っています。
カバー.png

ノードのヘルプ

SPSS Modeler 逆引きストリーム集(データ加工)

SPSS Modeler ノードリファレンス目次

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