1. 名刺を渡す順番
基本ルール
- 目下から目上へ 渡すのが基本。
- 訪問者から訪問先へ 渡すのがマナー。
- ビジネスでは お金を支払う側が目上、支払われる側が目下となる。
- 営業・業務請負側はクライアントに 先に渡す。
複数人での名刺交換
- 上司より先に渡さない！
- 互いの 上司同士 が先に交換し、その後部下同士で交換する。
- 交換の順番が 相手への序列を示す ことになる。
2. 名刺交換時の基本マナー
✅ 必ず 立って 行う。
❌ 座ったまま交換するのはNG！
✅ 名刺入れ に保管し、ポケットに直入れしない。
❌ 汚れた名刺・折れ曲がった名刺を渡すのはNG！
✅ 名刺は 事前に多めに用意 する。
✅ 名刺入れは すぐに取り出せる場所に保管 しておく。
3. 名刺交換の仕方【基本編】
名刺を渡す手順
- 挨拶前に名刺入れを準備 しておく。
- 相手に近づき 名刺を両手で持つ（相手から見て正面向き）。
- 相手の目を見て
- 「●●社の△△と申します。よろしくお願いいたします。」
- 軽くお辞儀をしながら差し出す。
名刺を受け取る手順
- 「頂戴いたします」 と言いながら 両手で受け取る。
- 胸の高さよりも上で持ち 名刺の内容を確認。
- 「○○様（さん）ですね」と復唱 するのが丁寧。
- 難しい名前や珍しい苗字の場合は、その場で確認 し、会話のきっかけにする。
同時に交換する場合
- 自分の名刺は右手で渡し、相手の名刺は 左手に持った名刺入れの上で受け取る。
- 相手よりも低い位置で渡す ようにする。
- 受け取る前に渡してはいけない（相手が差し出すのを待つ）。
4. 名刺交換の仕方【応用編】
目上の人が先に差し出した場合
✅ 先に受け取るのは失礼にあたるため、「申し遅れました」 などと一言添え、 相手よりも低い位置で名刺を差し出す。
✅ ただし、すぐに受け取らない方が失礼になる場合もある ため、臨機応変に対応。
✅ 先にもらう場合は「ありがとうございます」と言って受け取り、すぐに名刺を渡す。
相手の準備が整う前に渡すのはNG！
- 相手を焦らせる原因 になるため、落ち着いて準備ができるのを待つ。
- 相手への配慮が好印象につながる。
5. 受け取った名刺の扱い方
名刺の置き方
✅ すぐにしまわず テーブルの左上に名刺入れの上に置く。
✅ 複数枚ある場合
- 役職の高い人の名刺を 名刺入れの上 に置く。
- 役職順に 一列に並べる。
-
名刺入れの上に重ねて置かない！
✅ 役職順が不明な場合 は、交換した順番に並べる。
✅ 人数が多い場合 は、席順に並べる と名前を覚えやすい。
名刺をしまうタイミング
❌ 打ち合わせ中にしまうのはマナー違反！
✅ 資料が多い場合や不都合が生じる場合のみ、一言断ってしまう。
✅ 打ち合わせ終了後、相手がしまうのを待ってからしまう。
6. まとめ：名刺は社会人の顔！
- 名刺交換は ビジネスにおける重要な自己紹介の場。
- マナーを守ること はもちろん、交換後も 丁寧に扱う ことが大切。
- 相手への敬意を示し、好印象を与えられるよう心がける。