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【Git】新人エンジニア、git pushまでの道

Last updated at Posted at 2018-08-11

はじめてのgit push

私事ですが、8月からWebエンジニアとして企業で働いています。

先日1つの作業を終えてgit pushしようとしましたが、驚くほどgitコマンドを忘れていました。その時は先輩に一通り教えてもらい、作業自体は無事に終了することができましたが(´;ω;`)

知識はあったのに、どこで・どのように・どんな理由でgitコマンドを使用するのかが分からなかった、というのが本音です。

今回はその時に使用したgitコマンドを振り返り、コマンドそのものと言うよりも、作業の流れ自体をおさらいしようと思います。

似たような内容で以前にも記事を作成してました。今回は、内容がより実践的になるかと。

【GitHub】アプリのバージョン管理を行う

リポジトリ作成〜コミット

init

リポジトリを作成します。(初期化する?)

ここではgit_testディレクトリにリポジトリを作成しています。

$ cd git_test
$ git init
Initialized empty Git repository in /Users/yuki/workspace/git_test/.git/

add

コミットしたいファイルをステージングさせます。-Aオプションで現在のディレクトリ以下の全ファイルを選択可能です。

ファイル別にコミットしたい場合は、ファイル名を指定します。

$ git add test.html

commit

コミットします。-mオプションでコミットメッセージを添えています。

$ git commit -m "first commit"
[master (root-commit) aba6a83] first commit
 1 file changed, 9 insertions(+)
 create mode 100644 test.html

リモートリポジトリに反映

リモートリポジトリはGitHubを使用。あらかじめリポジトリを作成しておきます。

remote add

指定した名前にリモートリポジトリのアドレスを関連付けます。

リモートリポジトリはネット上に存在するため、ローカルリポジトリとのやり取りを行う時は、アドレス(パス)を指定する必要があります。

作業の都度アドレスを指定するのも大変なので、ここでoriginという名前と関連付け、以後originとして扱えるようにしています。

$ git remote add origin git@github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git

push

リモートリポジトリに変更を書き込みます。

originのmasterブランチにコミットの内容を反映させます。

$ git push origin master
Counting objects: 3, done.
Delta compression using up to 4 threads.
Compressing objects: 100% (2/2), done.
Writing objects: 100% (3/3), 308 bytes | 308.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git
 * [new branch]      master -> master

ブランチの切り出し

先ほどまで使用したブランチは、すべてmasterブランチです。今度はmasterとは別のブランチを切り出し、それをリモートリポジトリのmasterブランチに反映させるまでを追ってみます。

ブランチの切り出し方の基準はよく分からないのですが、ここではdevelopブランチを用意します。

branch(その1)

指定する名前のブランチを作成します。ブランチ作成と同時にカレントブランチとして使用したい場合は、git checkout -b ブランチ名となります。

今回作成するdevelopブランチは、masterブランチと同じ内容になります。

$ git branch develop

checkout

指定したブランチへ移動します。

$ git checkout develop
Switched to branch 'develop'

branch(その2)

現存するすべてのブランチとカレントブランチを確認できます。

ここではブランチはmasterとdevelopの2つが存在し、今はdevelopブランチにいるよ、という意味です。

$ git branch
* develop
  master

このdevelopブランチで作業を行います。

status

変更が加えられたファイルを表示します。

developブランチで新しく作業を行なったため、その対象であるtest.htmlが表示されています。

$ git status
On branch develop
Changes not staged for commit:
  (use "git add <file>..." to update what will be committed)
  (use "git checkout -- <file>..." to discard changes in working directory)

	modified:   test.html

no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

git statusの結果の見方と、変更の基準となるタイミングがわかりにくいです。こちらの記事が参考になります。

Git の基本 - 変更内容のリポジトリへの記録

diff

前回のステージングから変更が生じた箇所を、差分として表示します。ファイル名を指定して実行することも可能です。

test.htmlのどの部分に変更があったか、上下に比較表示されています。

$ git diff
diff --git a/test.html b/test.html
index d1e9fdb..5bd36cc 100644
--- a/test.html
+++ b/test.html
@@ -6,6 +6,6 @@
   <body>
     <p>git_test</p>
     
-    
+
   </body>
 </html>

一見差分が無さそうに見えても、不可視文字が影響している場合もあります。

【Atom】git diffで判明した不可視文字(タブ・スペース)の対処方法

問題がなければ、git addで該当ファイルをステージングします。

$ git add test.html

コミットしましょう。

$ git commit -m "second commit"
[develop 9701c20] second commit
 1 file changed, 2 insertions(+)

リモートリポジトリへgit pushします。今回のプッシュ先はdevelopブランチになります。

$ git push origin develop
Counting objects: 3, done.
Delta compression using up to 4 threads.
Compressing objects: 100% (2/2), done.
Writing objects: 100% (3/3), 293 bytes | 293.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 1), reused 0 (delta 0)
remote: Resolving deltas: 100% (1/1), completed with 1 local object.
To github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git
   aba6a83..9701c20  develop -> develop

リモートリポジトリのmasterブランチに反映

次はローカルリポジトリのmasterブランチを操作します。git checkoutで移動します。

$ git checkout master
Switched to branch 'master'

pull

リモートリポジトリとローカルリポジトリの同期を行い、ローカルリポジトリのブランチに変更を取り込みます。

複数人で作業している場合、リモートリポジトリを共通で使用することになります。そのため、自分が作業している間も、他の誰かがmasterブランチを更新しているかもしれません。

そのため、最初にリモートリポジトリのmasterブランチから最新の状態を取得し、それをローカルリポジトリのmasterブランチに反映させておきます。(今回は何も変更がありませんが。)

$ git pull origin master
From github.com:ユーザー名/リポジトリ名
 * branch            master     -> FETCH_HEAD
Already up to date.

ちなみにgit pullは、git fetch(リモートリポジトリとローカルリポジトリの同期)git merge(取り込み)を合わせたコマンドなのです。

merge

他のブランチの内容を取り込みます。

ローカルリポジトリにおいて最新の状態にしたmasterブランチに、developブランチの内容を取り込みます。

これでリモートリポジトリにgit pushする準備ができました。

$ git merge develop
Updating aba6a83..9701c20
Fast-forward
 test.html | 2 ++
 1 file changed, 2 insertions(+)

masterブランチの内容をリモートリポジトリにpushします。これで作業終了です。

$ git push origin master
Total 0 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git
   aba6a83..9701c20  master -> master

基本、masterブランチで変更作業を行うことはありません。最後にdevelopブランチに戻り、作業を継続しましょう。

$ git checkout develop
Switched to branch 'develop'
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