受験経緯
仕事のシステムで冷凍機に関わることが少なくないので。
また、会社に備わる設備とその基礎を理解しておきたかった。
そういった目的から、3冷がメジャーな資格ではあるが、学識という科目がプラスされている2冷にした。
※ただ、実際に受験すると2冷だと計算が少なくもの足りない印象は持った。
※ある程度学力があり、冷凍機の学習に関して本気度が高い人は1冷がいいと思う。
テキスト
・【過去問】 6年分×2(12年分) ← 傾向が徐々に変わるので直近6年でも充分かも知れない。
・【テキスト】よくわかる冷凍2種
・【参考サイト】エコランド ← ややクセはあるが、平易な解説と重要なポイントを繰り返し出題しているのがありがたい。これだけで合格した人も多いが納得できる。
※上級冷凍テキストを購入すべきか迷ったが、使ったテキストが上級冷凍テキストの言い回しを踏襲しているとのことで、重複すると判断。
スケジュール
かなりゆるくやってみた。1日1時間程度とはいえ、おそらく過剰な学習量。
回数の少ない資格なのと、申し込みがわりと早いので逃さないことが最大の難関かも知れない。
- 7月
- 受験決意
- 学識(テキスト+過去問1周)
- 8月
- 申し込み
- 保安技術(テキスト+過去問1周)
- 9月
- 法令(テキスト+過去問1周)
- 10月
- 過去問2周目
- 11月
- 受験
- 12月
- ネット合格発表
勉強のポイント
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学識
- p-h線図計算は公式にたよらず「単位」と「効率」から都度考えれば間違えにくいし、正しい学習方向だと思う
- 論説系の内容は保安技術と被っているので、両方やることで理解が深まるので、難しく感じても両方やるまで過度に粘らない
- いじわる問題はところどころ出る。正直、他の資格試験に比べてクソ問題が多い印象
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保安技術
- 冷媒に関しては「温度」と「圧力」だけでなく「量」を考えること。圧力より量に起因する現象が多い
- シェルアンドチューブは乾式のみ例外
- 膨張弁など「制御する」という感覚が分かると、分かりやすいことが多い
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法令
- 大きな区分が「1種製造と2種製造」「不活性ガスとアンモニア」「認定設備かそれ以外」なので乙4の製造所などより区分が少ないので楽な部類と思う
- 細かい数値は過去問を繰り返すと身につくので最初は間違えても気にしない
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共通
- 過去問を2周し、2周目で間違えたものをピックアップするといい。本番前の見直しにもなる
合格後記
〇結果
まず、結果としては1発合格。
試験内容として別に記載しているが、今回合格したのは非常に自信になる。(自分の県では非講習の合格率は15%くらいのようだった)
〇R6年度試験内容
試験では過去問で見慣れぬ選択肢が多数あり困惑した。
勉強する中で本質的なことは理解できた自負があるだけに、本質と別の何かで合格率を調整するような感じで少し嫌な印象を持った。(協会の講習受講者を増やすための策としか思えない)
本番もほぼすべての人が最短の30分で退室。見直しをすると45分はかかるはずなので、多分全くお手上げだったのだろう。
※過去問12年分やっても不安、おそらくギリ合格だったので、おそらく上級冷凍テキストの隅まで読み込むしか安定合格する手段はないと結論つけておく。
〇感想
勉強になったのと、知らないことが多くとても面白い反面、ちょっと不満点の多い資格試験ではあった。
・合格発表が遅い
・試験の内容が理不尽なものも見られる
・計算問題のレパートリー少ない
人にはあまり薦めないが、不合格になっても冷凍機を知りたい人にはちょうどいいものだと思う。